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公開番号2025040211
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-24
出願番号2023146987
出願日2023-09-11
発明の名称空気圧管理装置および空気圧管理方法
出願人横浜ゴム株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60C 23/04 20060101AFI20250314BHJP(車両一般)
要約【課題】タイヤの空気圧の異常の有無および異常種別を精度良く判定できる空気圧管理装置および空気圧管理方法を提供すること。
【解決手段】本実施形態に係るクラウドサーバ30は、基準空気圧と温度換算空気圧との比較結果に基づいて、タイヤ2の異常の有無および該異常の種別を判定する異常判定部36とを備え、異常判定部36は、基準空気圧と温度換算空気圧との差分値が第1閾値K1以上の場合に、タイヤ2に異常有りと判定し、かつ、差分値が第1閾値よりも大きい第2閾値K2以上の場合に、異常の種別をタイヤ2のパンクと判定する第1異常判定部36Aと、差分値が第1閾値K1以上で第2閾値K2より小さい場合に、異常の種別がタイヤ2のスローリークであるか自然漏洩であるかを判定する第2異常判定部36Bと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に装着されたタイヤの空気圧および温度を含むセンサ情報を所定のタイミングで取得する情報取得部と、
前記タイヤの基準空気圧および基準温度を含む基準情報を設定する基準情報設定部と、
前記センサ情報および前記基準情報に基づいて、前記基準温度における前記タイヤの温度換算空気圧を算出する温度換算空気圧算出部と、
前記基準空気圧と前記温度換算空気圧との比較結果に基づいて、前記タイヤの異常の有無および該異常の種別を判定する異常判定部と、を備え、
前記異常判定部は、前記基準空気圧と前記温度換算空気圧との差分値が第1閾値以上の場合に、前記タイヤに異常有りと判定し、かつ、前記差分値が前記第1閾値よりも大きい第2閾値以上の場合に、前記異常の種別を前記タイヤのパンクと判定する第1異常判定部と、前記差分値が前記第1閾値以上で前記第2閾値より小さい場合に、前記異常の種別が前記タイヤのスローリークであるか自然漏洩であるかを判定する第2異常判定部と、を備える空気圧管理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
所定の単位期間における前記タイヤの自然漏洩空気圧を推定する自然漏洩空気圧推定部と、前記自然漏洩空気圧に対応する自然漏洩閾値を設定する自然漏洩閾値設定部と、を備え、
前記第2異常判定部は、前記差分値が前記第1閾値以上で前記第2閾値より小さい場合に、前記差分値と前記自然漏洩閾値とを比較し、前記差分値が前記自然漏洩閾値以下の場合には、前記異常の種別を前記自然漏洩と判定し、前記差分値が前記自然漏洩閾値よりも大きい場合には、前記異常の種別を前記スローリークと判定する、請求項1に記載の空気圧管理装置。
【請求項3】
前記自然漏洩空気圧推定部は、前記車両の稼働率に基づき、前記自然漏洩空気圧を推定する、請求項2に記載の空気圧管理装置。
【請求項4】
前記自然漏洩空気圧推定部は、前記タイヤの内表面積及び内容積の比率と自然漏洩空気圧との関係を示す関係式を用いて、前記自然漏洩空気圧を推定する、請求項2に記載の空気圧管理装置。
【請求項5】
前記第2異常判定部は、前記温度換算空気圧と前記温度との組データに基づいて、少なくとも時間的に連続する2点の前記温度換算空気圧および前記温度の変化の傾向をそれぞれ判定し、
前記温度換算空気圧の変化の傾向と前記温度の変化の傾向とが同一の場合には、前記異常の種別を前記自然漏洩と判定し、前記温度換算空気圧の変化の傾向と前記温度の変化の傾向とが異なる場合には、前記異常の種別を前記スローリークと判定する、請求項1に記載の空気圧管理装置。
【請求項6】
前記タイヤの空気圧または該空気圧と相関する物理量、前記タイヤの温度または外気温度、前記車両の稼働に関する情報、及び前記タイヤに関する情報の対応関係を示すデータ群を記憶する記憶部と、前記データ群を学習データとして用いることにより、前記タイヤの異常の種別を、前記パンク、前記スローリーク及び前記自然漏洩とに分類する第3異常判定部と、を備える、請求項1に記載の空気圧管理装置。
【請求項7】
所定期間における前記温度換算空気圧の平均値を算出する平均値算出部を備え、
前記基準情報設定部は、前記温度換算空気圧の平均値を前記基準情報として設定する請求項1に記載の空気圧管理装置。
【請求項8】
前記情報取得部、前記温度換算空気圧算出部および前記異常判定部は、前記車両が規定の駐車地に駐車され、該車両の運行が終了して所定時間が経過した後に、動作を実行する請求項1に記載の空気圧管理装置。
【請求項9】
前記車両は、不特定のユーザに共用される共用車両である請求項8に記載の空気圧管理装置。
【請求項10】
車両に装着されたタイヤの空気圧および温度を含むセンサ情報を所定のタイミングで取得する情報取得部と、
前記タイヤの基準空気圧および基準温度を含む基準情報を設定する基準情報設定部と、
前記センサ情報および前記基準情報に基づいて、前記基準温度における前記タイヤの温度換算空気圧を算出する温度換算空気圧算出部と、
前記基準空気圧と前記温度換算空気圧との比較結果に基づいて、前記タイヤの異常の有無および該異常の種別を判定する異常判定部と、を備え、
前記異常判定部は、前記温度換算空気圧と前記温度との組データに基づいて、少なくとも時間的に連続する2点の前記温度換算空気圧および前記温度の変化の傾向をそれぞれ判定し、前記温度換算空気圧の変化の傾向と前記温度の変化の傾向とが同一の場合には、前記異常の種別を自然漏洩と判定し、前記温度換算空気圧の変化の傾向と前記温度の変化の傾向とが異なる場合には、前記異常の種別をスローリークと判定する空気圧管理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤの空気圧を管理する空気圧管理装置および空気圧管理方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
車両に装着されたタイヤの空気圧を適正に管理することにより、車両の走行安定性が確保されている。近年、タイヤにTPMS(Tire Pressure Monitoring System)センサを設け、TPMSセンサから得られた空気圧情報をクラウドで管理しようとする試みが進められている(例えば、特許文献1参照)。この種の技術では、タイヤの空気圧が任意の閾値まで低下した場合、この空気圧異常がドライバーや車両管理者に通知されるため、タイヤのメンテナンス作業を早急に行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-046160号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、この種の空気圧異常には、例えば数分~数十分の短時間で急激に空気圧が低下する、いわゆるパンク(パンクチャー)の他にも、例えば数時間~数日程度の期間でゆっくりと空気圧が低下する、いわゆるスローリーク(スローパンクチャー)や、例えば1か月~数か月の長期間で徐々に空気圧が低下する、いわゆる自然漏洩などがある。空気圧異常が発生した際のメンテナンス作業は、例えば、自然漏洩であれば空気圧補充により対処することができるが、スローリークやパンクの場合には、バルブを点検したり、タイヤを一旦リムから外して点検したりする必要がある。このように、メンテナンス作業は、空気圧異常の種別に応じて内容が変わるため、空気圧異常の原因を精度良く判定することが要求される。しかし、これらの空気圧異常の原因を精度良く判定することは困難であり、改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、タイヤの空気圧異常の原因を精度良く判定して、タイヤのメンテナンス作業の軽減化を実現できる空気圧管理装置および空気圧管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る空気圧管理装置は、車両に装着されたタイヤの空気圧および温度を含むセンサ情報を所定のタイミングで取得する情報取得部と、タイヤの基準空気圧および基準温度を含む基準情報を設定する基準情報設定部と、センサ情報および基準情報に基づいて、基準温度におけるタイヤの温度換算空気圧を算出する温度換算空気圧算出部と、基準空気圧と温度換算空気圧との比較結果に基づいて、タイヤの異常の有無および該異常の種別を判定する異常判定部と、を備え、異常判定部は、基準空気圧と温度換算空気圧との差分値が第1閾値以上の場合に、タイヤに異常有りと判定し、かつ、差分値が第1閾値よりも大きい第2閾値以上の場合に、異常の種別をタイヤのパンクと判定する第1異常判定部と、差分値が第1閾値以上で第2閾値より小さい場合に、異常の種別がタイヤのスローリークであるか自然漏洩であるかを判定する第2異常判定部と、を備える。
【0007】
本発明に係る空気圧管理方法は、車両に装着されたタイヤの空気圧および温度を含むセンサ情報を所定のタイミングで取得するステップと、タイヤの基準空気圧および基準温度を含む基準情報を設定するステップと、センサ情報および基準情報に基づいて、基準温度におけるタイヤの温度換算空気圧を算出するステップと、基準空気圧と温度換算空気圧との比較結果に基づいて、タイヤの異常の有無および該異常の種別を判定するステップと、を備え、タイヤの異常の有無および該異常の種別を判定するステップでは、基準空気圧と温度換算空気圧との差分値が第1閾値以上の場合に、タイヤに異常有りと判定し、かつ、差分値が前記第1閾値よりも大きい第2閾値以上の場合に、異常の種別をタイヤのパンクと判定し、差分値が第1閾値以上で第2閾値より小さい場合に、異常の種別がタイヤのスローリークであるか自然漏洩であるかを判定する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、タイヤの空気圧異常の原因を精度良く判定して、タイヤのメンテナンス作業の軽減化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態に係る空気圧管理装置を備えた空気圧管理システムの全体構成を示すブロック図である。
図2は、空気圧管理システムのクラウドサーバの機能構成を示すブロック図である。
図3は、タイヤの内表面積及び内容積の比率と月当たりの自然漏洩率との関係を示すグラフである。
図4は、空気圧管理システムの動作手順を示すフローチャートである。
図5は、パンク判定処理の動作手順を示すフローチャートである。
図6は、第2実施形態に係るパンク判定処理の動作手順を示すフローチャートである。
図7は、タイヤの温度換算空気圧及び温度の時間変化を示すグラフである。
図8は、第3実施形態に係るクラウドサーバの機能構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明に係る空気圧管理装置の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。また、本実施形態における構成要素には、当業者が置換可能、且つ、容易に想到できるもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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