特許ウォッチ

公開番号2025007314
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023108615
出願日2023-06-30
発明の名称撮像装置、撮像装置の制御方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04N 23/60 20230101AFI20250109BHJP(電気通信技術)
要約【課題】カメラの使用者が適切なカメラワークで動画撮影を行うことを支援する撮像装置およびその方法を提供する。
【解決手段】撮像部106を有するデジタルカメラ100であって、撮像部106で撮影されたライブビュー画像500が表示部105に表示されている。動画の撮影方法を表す複数のカメラワークの中から、動画の撮影に用いるカメラワークが選択された場合に、選択されたカメラワークのカメラワーク情報に基づいて、選択されたカメラワークに沿った動きを使用者に対し指示するガイド(ガイド枠502、メッセージ503、矢印504)を、表示部105に表示するよう制御する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
撮像手段を有する撮像装置であって、
前記撮像手段で撮影されたライブビュー画像が表示部に表示されており、
動画の撮影方法を表す複数のカメラワークの中から、動画の撮影に用いるカメラワークが選択された場合に、選択されたカメラワークの属性情報に基づいて、選択されたカメラワークに沿った動きを使用者に対し指示するガイドを、前記表示部に表示するよう制御する制御手段、
を有することを特徴とする撮像装置。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
動画の撮影中に前記撮像手段で撮影された画像から被写体の情報を取得する取得手段、
を更に有し、
前記制御手段は、選択されたカメラワークの属性情報と、前記取得手段で取得された被写体の情報とに基づいて、前記ガイドの表示を更新することを特徴とする請求項１に記載の撮像装置。
【請求項３】
動画の撮影中に前記撮像手段で撮影された画像から被写体の情報を取得する取得手段、
を更に有し、
前記制御手段は、選択されたカメラワークの属性情報と、前記取得手段で取得された被写体の情報とに基づいて、前記選択されたカメラワークに沿った動きからのずれを検出した場合に、使用者に対して動きの修正を指示する修正情報を、前記表示部に表示するよう制御することを特徴とする請求項１に記載の撮像装置。
【請求項４】
動画の撮影中に前記撮像手段で撮影された画像から被写体の情報を取得する取得手段、
を更に有し、
前記制御手段は、選択されたカメラワークの属性情報と、前記取得手段で取得された被写体の情報とに基づいて、前記選択されたカメラワークに沿った動きからのずれを検出した場合に、装置本体又はレンズの動作を制御することを特徴とする請求項１に記載の撮像装置。
【請求項５】
動画の撮影中に前記撮像手段で撮影された画像から認識される被写体の情報に基づいて、動画の撮影方法を表す複数のカメラワークの中から、推奨するカメラワークを決定する決定手段と、
前記決定手段により決定されたカメラワークを通知する通知手段と、
を更に有することを特徴とする請求項１に記載の撮像装置。
【請求項６】
前記通知手段により通知されたカメラワークの中から、動画の撮影に用いるカメラワークが選択されることを特徴とする請求項５に記載の撮像装置。
【請求項７】
前記決定手段は、動画の撮影中に前記撮像手段で撮影された画像から認識されるシーンに基づいて、前記複数のカメラワークの中から、推奨するカメラワークを決定することを特徴とする請求項５に記載の撮像装置。
【請求項８】
前記属性情報は、動画の撮影中の、構図と、撮像装置の移動方向及び移動速度とを含むことを特徴とする請求項１に記載の撮像装置。
【請求項９】
動画の撮影中に前記撮像手段で撮影された画像から被写体の情報を取得する取得手段、
を更に有し、
前記制御手段は、選択されたカメラワークの属性情報と、前記取得手段で取得された被写体の情報とに基づいて、選択されたカメラワークの属性情報と、前記取得手段で取得された被写体の情報とに基づいて、前記選択されたカメラワークに沿った動きからのずれを検出した場合に、前記選択されたカメラワークに沿って動画の撮影を行うための、装置本体又はレンズの補正量を算出することを特徴とする請求項１に記載の撮像装置。
【請求項１０】
前記制御手段は、前記補正量に基づいて、前記ライブビュー画像における被写体の位置を修正するように、装置本体の位置姿勢を変化させることを特徴とする請求項９に記載の撮像装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、撮像装置、撮像装置の制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等のカメラを用いた動画撮影が盛んに行われている。動画撮影において、自分の意図する映像表現を実現するために、適切なカメラワークで撮影することは、多くの経験と技術が必要である。特許文献１には、カメラの使用者がより良い静止画像を撮影するために、使用者に対してカメラの設定値等のアドバイスを提供する撮像装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１３－１２８２５１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
例えば、カメラを購入したばかりの初心者は、どのような映像表現の技法があるか理解しておらず、また仮に意図する映像表現があったとしても、どのようにカメラを用いて撮影すればよいのかわからない。そのため、適切なカメラワークで動画撮影を行うことは困難である。特許文献１では、静止画撮影時のアドバイスを提供できても、カメラ及びカメラの使用者と被写体との関係を随時変化させる必要のある動画撮影時のカメラワークに関して、カメラの使用者、特に初心者に適切な情報を提供することはできない。
【０００５】
そこで本発明は、カメラの使用者が適切なカメラワークで動画撮影を行うことを支援する撮像装置およびその方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、撮像手段を有する撮像装置であって、前記撮像手段で撮影されたライブビュー画像が表示部に表示されており、動画の撮影方法を表す複数のカメラワークの中から、動画の撮影に用いるカメラワークが選択された場合に、選択されたカメラワークの属性情報に基づいて、選択されたカメラワークに沿った動きを使用者に対し指示するガイドを、前記表示部に表示するよう制御する制御手段、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、カメラの使用者が適切なカメラワークで動画撮影を行うことを支援する撮像装置およびその方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
デジタルカメラのハードウェア構成例を示す図である。
デジタルカメラの機能構成例を示す図である。
カメラワーク情報保持部の保持するデータの構成例を示す図である。
カメラワーク情報の構成例を示す図である。
推奨カメラワーク通知画面の例を示す図である。
推奨カメラワーク詳細画面の例を示す図である。
動画撮影中の表示画面の例を示す図である。
動画撮影のメイン処理を示すフローチャートである。
撮影アシストモードで実行される処理を示すフローチャートである。
撮影中アシストの処理の詳細を示すフローチャートである。
動画撮影中の表示画面の例を示す図である。
動画撮影中の表示画面の例を示す図である。
デジタルカメラの機能構成例を示す図である。
カメラワーク情報保持部の保持するデータの構成例を示す図である。
撮影アシストモードで実行される処理を示すフローチャートである。
撮影中アシストの処理の詳細を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、添付図面を参照して実施形態について説明する。以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。なお、本願明細書中において「画像」とは、「静止画」のみならず「動画」も含む概念である。
【００１０】
＜実施形態１＞
図１は、デジタルカメラのハードウェア構成を示す。図１に示すデジタルカメラ１００は、撮像装置の例である。以下、デジタルカメラ１００のことを単にカメラと表記することがある。デジタルカメラ１００は、ＣＰＵ１０１と、一次記憶部１０２と、通信制御部１０３と、入力部１０４と、表示部１０５と、撮像部１０６と、二次記憶部１０７と、カメラ制御部１０８と、レンズ制御部１０９とを有して構成されている。ＣＰＵ１０１はこれら各構成部とバス１１０を介して接続されている。なお、デジタルカメラ１００は、カメラ機能付スマートフォンやタブレット等のモバイル機器により構成されてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許