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公開番号2025007304
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023108602
出願日2023-06-30
発明の名称吐出アタッチメント
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B05B 1/02 20060101AFI20250109BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】利用者に与える違和感を軽減でき、使い勝手のよい吐出アタッチメントを提供する。
【解決手段】ノズル筒に取り付けられる基端部を有し、ノズル筒の中心軸線に沿う軸方向に延びる周壁部と、周壁部の先端側開口部を閉塞する閉塞部と、を備えている。周壁部から閉塞部に至る部分には、ノズル筒の内外を連通させるスリット状の吐出口が、中心軸線回りに間隔をあけて複数形成されている。吐出口は、中心軸線に交差する径方向に周壁部を貫通する第1開口部と、第1開口部に連なるとともに、閉塞部を軸方向に貫通する第2開口部と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
泡体が吐出されるノズル筒に取り付けられる吐出アタッチメントであって、
前記ノズル筒に取り付けられる基端部を有し、前記ノズル筒の中心軸線に沿う軸方向に延びる周壁部と、
前記周壁部の先端側開口部を閉塞する閉塞部と、を備え、
前記周壁部から前記閉塞部に至る部分には、前記ノズル筒の内外を連通させるスリット状の吐出口が、前記中心軸線回りに間隔をあけて複数形成され、
前記吐出口は、
前記中心軸線に交差する径方向に前記周壁部を貫通する第1開口部と、
前記第1開口部に連なるとともに、前記閉塞部を前記軸方向に貫通する第2開口部と、を備えている吐出アタッチメント。
続きを表示(約 97 文字)【請求項2】
複数の前記吐出口は、前記基端部側から前記閉塞部側に向かうに従い、前記中心軸回りの一方側から他方側に延びる螺旋状に形成されている請求項1に記載の吐出アタッチメント。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吐出アタッチメントに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
吐出容器により吐出される泡体の見映えを向上させるために、吐出孔を有するノズル筒に、吐出アタッチメントが装着された構成が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。アタッチメントは、ノズル筒と同軸に配置された筒状部を備えている。筒状部には、筒状部の軸方向に延びるとともに、筒状部の周方向に間隔をあけて複数の開口が形成されている。この構成によれば、ホイップクリームを用いて形作られるような、円錐形状の外周面に上下方向に延びる凹条部が周方向に間隔をあけて複数設けられた形状に泡体を造形して吐出することができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/110331号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来技術にあっては、開口が筒状部の先端縁で開放されているため、筒状部のうち隣り合う開口同士の間に位置する部分が片持ち状の舌片部として残存する。この場合、利用者が泡体を受け取るために、筒状部に手を接近させた際、手が舌片部に接触して、利用者に違和感を与える可能性がある。
【0005】
本発明は、利用者に与える違和感を軽減でき、使い勝手のよい吐出アタッチメントを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
本発明の一態様に係る吐出ヘッドは、泡体が吐出されるノズル筒に取り付けられる吐出アタッチメントであって、前記ノズル筒に取り付けられる基端部を有し、前記ノズル筒の中心軸線に沿う軸方向に延びる周壁部と、前記周壁部の先端側開口部を閉塞する閉塞部と、を備え、前記周壁部から前記閉塞部に至る部分には、前記ノズル筒の内外を連通させるスリット状の吐出口が、前記中心軸線回りに間隔をあけて複数形成され、前記吐出口は、前記中心軸線に交差する径方向に前記周壁部を貫通する第1開口部と、前記第1開口部に連なるとともに、前記閉塞部を前記軸方向に貫通する第2開口部と、を備えている。
【0007】
本態様によれば、ノズル筒に吐出アタッチメントが取り付けられた状態で泡体を吐出させると、吐出口のうち第1開口部を通じて吐出口の側方に泡体が吐出されるとともに、第2開口部を通じて吐出口の前方に泡体が吐出される。そして、各吐出口から吐出される泡体が吐出アタッチメントの外部で合わさることで、ホイップクリームを用いて形作られるような、円錐形状の外周面に上下方向に延びる凹条部が間隔をあけて設けられた形状に、泡体を造形することができる。
その上で、本態様では、吐出口から吐出される泡体を受け取るために、吐出アタッチメントに手を接近させた場合に、仮に手が吐出アタッチメントの先端部(閉塞部)に接触したとしても、利用者に与える違和感を軽減できる。そのため、使い勝手のよい吐出容器を提供できる。
また、従来のように舌片部が片持ちで形成されている場合に比べて、吐出アタッチメントの先端部での剛性を確保できるので、吐出アタッチメントのうち吐出口周辺部分が利用者の手によって変形させられることを抑制できる。その結果、吐出アタッチメントの耐久性を向上させることができる。
【0008】
上記態様に係る吐出ヘッドにおいて、複数の前記吐出口は、それぞれの延在方向の第1側から第2側に向かうに従い、前記中心軸回りの一方側から他方側に延びる螺旋状に形成されていることが好ましい。
【0009】
本態様によれば、泡体が螺旋状に吐出されるので、凹条部を螺旋状に造形し易くなる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、利用者に与える違和感を軽減でき、使い勝手のよい吐出アタッチメントを提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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