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公開番号
2025007141
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023108343
出願日
2023-06-30
発明の名称
ドアロック制御システム、プログラム及び工事管理方法
出願人
西松建設株式会社
,
株式会社ファイバーゲート
代理人
弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類
E05B
49/00 20060101AFI20250109BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】
集合住宅の工事現場において、膨大な戸数の玄関扉の鍵を所持せずとも、鍵の解錠・施錠の操作を行うことのできるシステム、プログラム及び工事管理方法を提供することを目的とするものである。
【解決手段】
集合住宅の各住戸玄関扉のドアロック制御システムであって、各住戸玄関扉の鍵操作部に着脱可能に装着されて、鍵操作部の施解錠を行う複数の施解錠装置と、前記複数の施解錠装置と直接的又は間接的に通信を行うルータと、前記ルータ及び電気通信回線を介して、前記複数の施解錠に関する集中管理制御を行う管理装置、を備え、前記管理装置は、前記複数の施解錠装置を集中及び/又は個別に制御することができるように構成されていることを特徴とするドアロック制御システムにより、課題を解決した。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
集合住宅の各住戸玄関扉のドアロック制御システムであって、
各住戸玄関扉の鍵操作部に着脱可能に装着されて、鍵操作部の施解錠を行う複数の施解錠装置と、
前記複数の施解錠装置と直接的又は間接的に通信を行うルータと、
前記ルータ及び電気通信回線を介して、前記複数の施解錠に関する集中管理制御を行う管理装置、を備え、
前記管理装置は、前記複数の施解錠装置を集中及び/又は個別に制御することができるように構成されている
ことを特徴とするドアロック制御システム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記ルータは、前記複数の施解錠装置に対応して設けられ、それぞれが前記複数の施解錠装置と直接的又は間接的に通信を行う
ことを特徴とする請求項1に記載のドアロック制御システム。
【請求項3】
前記ルータは、サブギガ帯を用いて、前記複数の施解錠装置の一部に跨って共通して無線通信を行う
ことを特徴とする請求項1に記載のドアロック制御システム。
【請求項4】
前記管理装置は、管理サーバであって、かつ、情報処理端末と通信を行うものであり、
前記情報処理端末が前記複数の施解錠装置を駆動するための操作を受け付ける
ことを特徴とする請求項1に記載のドアロック制御システム。
【請求項5】
前記情報処理端末は、各住戸玄関扉の施解錠の状態を報知できる
ことを特徴とする請求項4に記載のドアロック制御システム。
【請求項6】
前記集合住宅は、間仕切り工事、天井工事、床工事等が終了した後の内装工事段階のものであり、
前記施解錠装置は、内装工事中の各住戸に一時的に装着されるものである
ことを特徴とする請求項1に記載のドアロック制御システム。
【請求項7】
集合住宅の各住戸玄関扉の鍵操作部の施解錠を行う複数の施解錠装置に対して、集中管理制御を行う管理サーバとの間で通信を行う情報処理端末のコンピュータに、
複数の施解錠装置を集中及び/又は個別に施解錠する命令操作を受け付けるステップと、
前記命令操作に対応する信号を、前記管理サーバに対して、送信するステップと、
各住戸玄関扉の施解錠の状態を、前記管理サーバから、受信するステップと、
受信された施解錠の状態に応じて、当該状態を前記情報処理端末の表示装置に表示させるステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項8】
集合住宅の建設工事終盤の内装工事段階で行われる工事管理方法であって、
各住戸玄関扉の鍵操作部に、鍵操作部の施解錠を行う複数の施解錠装置を取り付ける工程、
各住戸の必要な内装工事を行う工程、
予定された所定期間の内装工事の工程が行われた後に、前記複数の施解錠装置を集中制御する管理装置から、一括して施錠を行う工程、
を少なくとも含む工事管理方法。
【請求項9】
予定された内装工事の全ての工程が完了した後に、前記施解錠装置を各住戸玄関扉の鍵操作部から取り外す工程、
をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の工事管理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、集合住宅、特に、工事段階にある集合住宅の各住戸玄関扉のドアロックの集中管理に適したドアロック制御システム、プログラム及び工事管理方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
マンション等の集合住宅の建設工事は、杭工事、土留め工事、掘削、捨てコン打設、基礎コンクリート打設といった基礎工事の後、鉄筋工事、型枠工事、コンクリート打設といった躯体工事を経て、内装及び外装工事という工程を辿ることになる。ここで、基礎工事、躯体工事、また、内装工事であっても、電気配線工事、空調・配管工事、ユニットバス設置、断熱材充填、間仕切り工事といった工程迄であれば、各住戸の厳重管理というものは然程必要とはされない。しかし、天井・壁・床の仕上げ後の内装工事後半の建具とクロス張り、フローリング貼りといった仕上げ工事については、各住戸の厳重管理が必要とされる。建築資材の高騰による資材の盗難といった事態や、悪戯、毀損や破壊といった悪意を伴った行為が行われる事態が生じる可能性も考えられるからである。
このため、集合住宅の工事現場では、玄関扉が取り付けられた後、現場作業者は毎日、膨大な戸数の玄関扉の鍵を所持した上で、各戸の鍵の解錠・施錠を行っている。しかし、合鍵を不正に作成されることが懸念される。また、管理を徹底させたとしても、各戸の鍵の施解錠は、膨大な時間を要するだけでなく、鍵の閉め忘れといったリスクを抱える等、多くの問題を有している。
このことに関して、内装工事中の鍵の管理という観点で、特許文献1には、マンション等の建設工事で使用される初期の合鍵を簡単な操作で施解錠操作ができなくすることが可能な可変ピンシリンダ錠が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-111962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、結局のところ、物理的な鍵で一戸ずつ施解錠を行うものであるから、膨大な時間を要するといった問題を抜本的に解決できるものではなかった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、主に、集合住宅の工事現場において、膨大な戸数の玄関扉の鍵を所持せずとも、鍵の解錠・施錠の操作を行うことのできるシステム、プログラム及び工事管理方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、集合住宅の各住戸玄関扉のドアロック制御システムであって、各住戸玄関扉の鍵操作部に着脱可能に装着されて、鍵操作部の施解錠を行う複数の施解錠装置と、前記複数の施解錠装置と直接的又は間接的に通信を行うルータと、前記ルータ及び電気通信回線を介して、前記複数の施解錠に関する集中管理制御を行う管理装置、を備え、前記管理装置は、前記複数の施解錠装置を集中及び/又は個別に制御することができるように構成されていることを特徴とするドアロック制御システムによって、前述の課題を解決するものである。
【0007】
また、本発明は、集合住宅の各住戸玄関扉の鍵操作部の施解錠を行う複数の施解錠装置に対して、集中管理制御を行う管理サーバとの間で通信を行う情報処理端末のコンピュータに、複数の施解錠装置を集中及び/又は個別に施解錠する命令操作を受け付けるステップと、前記命令操作に対応する信号を、前記管理サーバに対して、送信するステップと、各住戸玄関扉の施解錠の状態を、前記管理サーバから、受信するステップと、受信された施解錠の状態に応じて、当該状態を前記情報処理端末の表示装置に表示させるステップと、を実行させることを特徴とするプログラムによっても、前述の課題を解決するものである。
【0008】
さらに、本発明は、集合住宅の建設工事終盤の内装工事段階で行われる工事管理方法であって、各住戸玄関扉の鍵操作部に、鍵操作部の施解錠を行う複数の施解錠装置を取り付ける工程、各住戸の必要な内装工事を行う工程、予定された所定期間の内装工事の工程が行われた後に、前記複数の施解錠装置を集中制御する管理装置から、一括して施錠を行う工程、を少なくとも含む工事管理方法によっても、前述の課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0009】
前述した特徴を有する本発明によれば、主に、集合住宅の工事現場において、膨大な戸数の玄関扉の鍵を所持せずとも、鍵の解錠・施錠の操作を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第一実施形態に係るドアロック制御システムの全体構成を示す説明図である。
本発明の第一実施形態に係るドアロック制御システムにおける施解錠装置の構造を示す説明図であり、図2(a)が正面図、図2(b)が右側面図、図2(c)が背面図である。
本発明の第一実施形態に係るドアロック制御システムにおける管理装置を示す説明図である。
本発明の第一実施形態に係るドアロック制御システムにおける情報処理端末の表示画面を示す説明図である。
本発明の第二実施形態に係るドアロック制御システムの全体構成を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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