TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025022248
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023126675
出願日2023-08-03
発明の名称滞留検知システム、滞留解析装置及びプログラム
出願人西松建設株式会社
代理人個人,個人
主分類B65G 43/08 20060101AFI20250206BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】監視作業員の人数が少なくても、ベルトコンベアの乗り継ぎ部での被供給物の滞留を早期発見でき、被供給物の滞留による被供給物の搬送作業の遅延や停止を防ぐ。
【解決手段】滞留検知システムが、被供給物を搬送する複数のベルトコンベアB1~B4と、複数のベルトコンベア間における乗り継ぎ部T1~T3ごとに配置された撮影手段C1~C3と、撮影手段によって撮影された映像データに基づいて乗り継ぎ部で被供給物が正常に流れているか否かを解析する第一解析手段と、乗り継ぎ部において被供給物の滞留が発生していると判定された場合にアラートを発報するアラート発報手段6と、を備え、第一解析手段は、映像データから被供給物の輪郭線を抽出して被供給物の流れを解析し、被供給物が正常に流れている場合の輪郭線と異なるベクトルの輪郭線が抽出された場合に被供給物が乗り継ぎ部で滞留していると判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上流から下流に向かって被供給物を供給するために当該被供給物を搬送する複数のベルトコンベアと、
前記複数のベルトコンベア間における乗り継ぎ部ごとに配置され、前記乗り継ぎ部で前記被供給物が流れる様子の映像を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段によって撮影された映像データを取得し、当該映像データに基づいて前記乗り継ぎ部で前記被供給物が正常に流れているか否かを解析する第一解析手段と、
前記第一解析手段によって解析された結果、前記乗り継ぎ部において前記被供給物の滞留が発生していると判定された場合にアラートを発報するアラート発報手段と、を備え、
前記第一解析手段は、前記映像データから前記被供給物の輪郭線を抽出して前記被供給物の流れを解析しており、前記被供給物が正常に流れている場合の輪郭線とは異なるベクトルの輪郭線が抽出された場合に、前記被供給物が前記乗り継ぎ部で滞留していると判定することを特徴とする滞留検知システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記映像データを入力とし、前記乗り継ぎ部での前記被供給物の滞留に関する情報を出力として機械学習させた学習済みモデルを更に備え、
前記第一解析手段は、前記学習済みモデルを用いて前記乗り継ぎ部で前記被供給物が正常に流れているか否かを解析していることを特徴とする請求項1に記載の滞留検知システム。
【請求項3】
取得した前記映像データに基づいて前記乗り継ぎ部で前記被供給物が正常に流れているか否かを解析する第二解析手段を更に備え、当該第二解析手段による解析は、前記第一解析手段とは異なる手法で行われることを特徴とする請求項1に記載の滞留検知システム。
【請求項4】
複数のベルトコンベア間における乗り継ぎ部ごとに配置された撮影手段が、前記乗り継ぎ部で被供給物が流れる様子の映像を撮影しており、
前記撮影手段によって撮影された映像データを取得する映像取得手段と、
前記映像取得手段によって取得した前記映像データに基づいて前記乗り継ぎ部で前記被供給物が正常に流れているか否かを解析する解析手段と、
前記解析手段によって解析された結果、前記乗り継ぎ部において前記被供給物の滞留が発生していると判定された場合にアラートを発報するアラート発報手段と、を備え、
前記解析手段は、前記映像データから前記被供給物の輪郭線を抽出して前記被供給物の流れを解析しており、前記被供給物が正常に流れている場合の輪郭線とは異なるベクトルの輪郭線が抽出された場合に、前記被供給物が前記乗り継ぎ部で滞留していると判定することを特徴とする滞留解析装置。
【請求項5】
複数のベルトコンベア間における乗り継ぎ部ごとに配置された撮影手段が、前記乗り継ぎ部で被供給物が流れる様子の映像を撮影しており、
滞留解析装置のコンピューターを、
前記撮影手段によって撮影された映像データを取得する映像取得手段、
前記映像取得手段によって取得した前記映像データに基づいて前記乗り継ぎ部で前記被供給物が正常に流れているか否かを解析する解析手段、
前記解析手段によって解析された結果、前記乗り継ぎ部において前記被供給物の滞留が発生していると判定された場合にアラートを発報するアラート発報手段、
として機能させるプログラムであって、
前記解析手段は、前記映像データから前記被供給物の輪郭線を抽出して前記被供給物の流れを解析しており、前記被供給物が正常に流れている場合の輪郭線とは異なるベクトルの輪郭線が抽出された場合に、前記被供給物が前記乗り継ぎ部で滞留していると判定することを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ベルトコンベアにおける滞留検知システム、滞留解析装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えばトンネル等の掘削現場において切羽から開口側に掘削土砂(ずり)を搬送するときに、搬送距離が長い場合には、複数のベルトコンベアを連続させて駆動力を確保している。ところで、複数のベルトコンベアを連続させると、上流側ベルトコンベアと下流側ベルトコンベアとの間に、土砂を乗り継ぎさせる乗り継ぎ部が設けられることになるが、このような乗り継ぎ部では土砂が滞留しやすい。そして、土砂が滞留してしまうと詰まりが発生し、土砂の搬送作業が停止してしまう場合ある。そこで、例えば特許文献1において開示されているような、ベルトコンベアによって搬送される土砂を撮影する技術を利用し、乗り継ぎ部における土砂の搬送状況を監視することが行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平08-244954号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数の乗り継ぎ部で撮影された土砂の映像は中央制御室に送信され、中央制御室に駐在する監視作業員がモニター越しに映像を監視している。ところが、土砂の搬送距離が長いと乗り継ぎ部の数も多くなるため、監視作業員の人数が少ないと全ての乗り継ぎ部の状況を監視できず、乗り継ぎ部での土砂の滞留の発見が遅延する場合がある。そして、このように乗り継ぎ部で土砂が滞留すると、土砂の搬送作業が停止してしまうため、監視作業員の人数が少なくても乗り継ぎ部での土砂の滞留を早期発見できる技術の開発が求められている。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、監視作業員の人数が少なくても、ベルトコンベアの乗り継ぎ部での被供給物の滞留を早期発見でき、被供給物の滞留による被供給物の搬送作業の遅延や停止を防ぐことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、滞留検知システムであって、
下流側に被供給物を供給するために当該被供給物を搬送する複数のベルトコンベアと、
前記複数のベルトコンベア間における乗り継ぎ部ごとに配置され、前記乗り継ぎ部で前記被供給物が流れる様子の映像を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段によって撮影された映像データを取得し、当該映像データに基づいて前記乗り継ぎ部で前記被供給物が正常に流れているか否かを解析する第一解析手段と、
前記第一解析手段によって解析された結果、前記乗り継ぎ部において前記被供給物の滞留が発生していると判定された場合にアラートを発報するアラート発報手段と、を備え、
前記第一解析手段は、前記映像データから前記被供給物の輪郭線を抽出して前記被供給物の流れを解析しており、前記被供給物が正常に流れている場合の輪郭線とは異なるベクトルの輪郭線が抽出された場合に、前記被供給物が前記乗り継ぎ部で滞留していると判定することを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の滞留検知システムにおいて、
前記映像データを入力とし、前記乗り継ぎ部での前記被供給物の滞留に関する情報を出力として機械学習させた学習済みモデルを更に備え、
前記第一解析手段は、前記学習済みモデルを用いて前記乗り継ぎ部で前記被供給物が正常に流れているか否かを解析していることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の滞留検知システムにおいて、
取得した前記映像データに基づいて前記乗り継ぎ部で前記被供給物が正常に流れているか否かを解析する第二解析手段を更に備え、当該第二解析手段による解析は、前記第一解析手段とは異なる手法で行われることを特徴とする。
【0009】
以上の課題を解決するため、請求項4に記載の発明は、滞留解析装置であって、
複数のベルトコンベア間における乗り継ぎ部ごとに配置された撮影手段が、前記乗り継ぎ部で被供給物が流れる様子の映像を撮影しており、
前記撮影手段によって撮影された映像データを取得する映像取得手段と、
前記映像取得手段によって取得した前記映像データに基づいて前記乗り継ぎ部で前記被供給物が正常に流れているか否かを解析する解析手段と、
前記解析手段によって解析された結果、前記乗り継ぎ部において前記被供給物の滞留が発生していると判定された場合にアラートを発報するアラート発報手段と、を備え、
前記解析手段は、前記映像データから前記被供給物の輪郭線を抽出して前記被供給物の流れを解析しており、前記被供給物が正常に流れている場合の輪郭線とは異なるベクトルの輪郭線が抽出された場合に、前記被供給物が前記乗り継ぎ部で滞留していると判定することを特徴とする。
【0010】
以上の課題を解決するため、請求項5に記載の発明は、複数のベルトコンベア間における乗り継ぎ部ごとに配置された撮影手段が、前記乗り継ぎ部で被供給物が流れる様子の映像を撮影しており、
滞留解析装置のコンピューターを、
前記撮影手段によって撮影された映像データを取得する映像取得手段、
前記映像取得手段によって取得した前記映像データに基づいて前記乗り継ぎ部で前記被供給物が正常に流れているか否かを解析する解析手段、
前記解析手段によって解析された結果、前記乗り継ぎ部において前記被供給物の滞留が発生していると判定された場合にアラートを発報するアラート発報手段、
として機能させるプログラムであって、
前記解析手段は、前記映像データから前記被供給物の輪郭線を抽出して前記被供給物の流れを解析しており、前記被供給物が正常に流れている場合の輪郭線とは異なるベクトルの輪郭線が抽出された場合に、前記被供給物が前記乗り継ぎ部で滞留していると判定することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

西松建設株式会社
制振構造
16日前
西松建設株式会社
床版の撤去方法
17日前
西松建設株式会社
床版の架設装置及びその方法
9日前
西松建設株式会社
滞留検知システム、滞留解析装置及びプログラム
9日前
西松建設株式会社
ドアロック制御システム、プログラム及び工事管理方法
1か月前
個人
4か月前
個人
包装体
4か月前
個人
ゴミ箱
4か月前
個人
収納用具
8か月前
個人
物品収納具
8か月前
個人
容器
1か月前
個人
土嚢運搬器具
10日前
個人
パウチ補助具
4か月前
個人
折り畳み水槽
4か月前
個人
コード類収納具
2日前
個人
掃除楽々ゴミ箱
9か月前
個人
開封用カッター
10か月前
個人
閉塞装置
1か月前
個人
ダンボール宝箱
5か月前
個人
圧縮収納袋
5か月前
株式会社和気
包装用箱
24日前
個人
ゴミ処理機
1か月前
積水樹脂株式会社
接着剤
9か月前
株式会社イシダ
箱詰装置
7か月前
三甲株式会社
蓋体
1か月前
積水樹脂株式会社
接着剤
4か月前
個人
塗料容器用蓋
4か月前
株式会社イシダ
包装装置
4か月前
個人
粘着テープ切断装置
6か月前
三甲株式会社
容器
6か月前
株式会社新弘
容器
4か月前
株式会社新弘
容器
4か月前
個人
チャック付き保存袋
10か月前
個人
包装箱
1か月前
個人
粘着テープ剥がし具
9か月前
三甲株式会社
容器
7か月前
続きを見る