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公開番号2025007021
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023108148
出願日2023-06-30
発明の名称読取装置および記録装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類H04N 1/10 20060101AFI20250109BHJP(電気通信技術)
要約【課題】読み取り精度を向上させる読取装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置において、原稿が対向する第1面を有する原稿台と、原稿台を介して原稿を読み取る読取手段である読取ユニット207は、読取手段を収容するセンサフレーム240部を備えるイメージセンサ206と、フレーム部を原稿台に向けて付勢する付勢手段によりフレーム部を原稿台の第2面に接触させてイメージセンサ206を保持するセンサホルダ217と、イメージセンサ206の走査方向に延び、センサホルダ217が移動可能に取り付けられるガイド部材を有し、ホルダは、イメージセンサ206に対して走査方向の上流側に、フレーム部と接触する接触部411を有し、イメージセンサは、フレーム部が接触部411から受ける力によって走査方向に移動ながら原稿を読み取る、読取装置を用いる。
【選択図】図20
特許請求の範囲【請求項1】
原稿の被読取面が対向する第1面を有する原稿台と、
前記原稿台を介して前記被読取面を読み取る読取手段と、前記読取手段を収容するフレーム部と、を備えるイメージセンサと、
前記フレーム部を前記原稿台の第2面に向けて付勢する付勢手段を有し、前記フレーム部を前記第2面に接触させるように前記イメージセンサを保持するホルダと、
前記イメージセンサの走査方向に延び、前記ホルダが移動可能に取り付けられるガイド部材と、
を有し、
前記ホルダは、前記イメージセンサに対して前記走査方向の上流側に、前記フレーム部と接触する接触部を有し、
前記イメージセンサは、前記フレーム部が前記接触部から受ける力によって前記走査方向に移動することで、前記読取手段により前記被読取面を読み取ることを特徴とする読取装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記接触部は、前記フレーム部に対する接触位置を前記原稿台の第2面と交差する方向に変位可能に、前記フレーム部に接触している
ことを特徴とする請求項1に記載の読取装置。
【請求項3】
前記接触部は、前記走査方向と交差する面であり、
前記フレーム部は、前記走査方向とは逆方向に突出し、その先端に前記面が接触する突起部を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の読取装置。
【請求項4】
前記接触部は、前記走査方向に突出する突起部であり、
前記フレーム部は、前記走査方向と交差する面であって、前記突起部の先端が接触する面を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の読取装置。
【請求項5】
前記フレーム部は、前記走査方向の上流側の前記走査方向と交差する側面に、前記走査方向に凹む凹部を有し、
前記面は、前記凹部の底面であり、
前記凹部の、少なくとも、前記原稿台の第2面と交差する方向における幅は、前記イメージセンサと前記ホルダとの間の前記原稿台の第2面と交差する方向における相対移動に伴う、前記底面に対する前記突起部の接触位置の変位を許容する幅である
ことを特徴とする請求項4に記載の読取装置。
【請求項6】
前記接触部は、前記フレーム部に対して、前記走査方向と交差する長手方向における位置が異なる複数の接触位置を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の読取装置。
【請求項7】
前記接触部を第1接触部とし、前記フレーム部のうち前記第1接触部と接触する部分を第1被接触部とし、
前記第1接触部と前記第1被接触部は、前記走査方向と交差する長手方向における第1の側に配置され、
前記ホルダは、前記イメージセンサに対して前記走査方向の上流側に、前記フレーム部に対して前記走査方向に接触する第2接触部を有し、
前記フレーム部は、前記走査方向の上流側に、前記第2接触部が接触する第2被接触部を有し、
前記第2接触部と前記第2被接触部は、前記長手方向における前記第1の側とは反対の第2の側に配置され、
前記イメージセンサは、前記第1被接触部が前記第1接触部から受ける力と、前記第2被接触部が前記第2接触部から受ける力と、によって、前記原稿台の第2面に対して摺動しながら前記走査方向に移動することを特徴とする請求項1に記載の読取装置。
【請求項8】
前記読取手段は、発光素子と、結像レンズと、受光素子と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の読取装置。
【請求項9】
前記接触部、前記発光素子、前記結像レンズは、この順番で、前記走査方向の上流から下流に向って並ぶことを特徴とする請求項8に記載の読取装置。
【請求項10】
前記受光素子は、前記結像レンズに対して前記原稿台とは反対側に配置されることを特徴とする請求項9に記載の読取装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、読取装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、イメージスキャナ、複合機、複写機、あるいは、ファクシミリ装置などに搭載され、原稿上に記録されている画像を読み取るための読取装置が知られている。このような読取装置はフラットベッドスキャナとも呼ばれ、原稿を載置可能な原稿台ガラスと、この原稿台ガラスの直下に配置され、ガラス面と平行な面内を往復動可能に配置された読取ユニットとを備えている。
【0003】
読取ユニットとしては、密着型イメージセンサ(CIS:Contact Image
Sensor)等の長手方向を有するイメージセンサが保持部材に搭載されたものが知られている。特許文献1は、イメージセンサと保持部材を備える読取装置の構成の一例を示す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-077932号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の構成においては、イメージセンサの筐体側面からイメージセンサの長手方向と略平行の向きに回動用の軸部を設け、当該軸部に嵌めあう形で保持部材が設けられている。イメージセンサによる原稿の読み取り時には、モータ等の駆動部から駆動力が読取ユニットへ伝達されることで、イメージセンサの長手方向と直交する方向に設けられたガイド部に沿って保持部材が走査される。
【0006】
ここで、原稿を精度良く読み取るためには、走査の間、原稿とイメージセンサ間の距離を一定に保つことが重要である。しかし、保持部材が走査する際のガイド部は、経時変化(クリープ変形)や成形上のうねりなどにより変形しやすい。このように変形の起こったガイド部上で保持部材が走査されると、原稿読み取り中にイメージセンサと保持部材の相対位置が変化してしまう。すなわち、先述したイメージセンサの軸部において摩擦力が働くことで、イメージセンサ重心周りの力学バランスが崩れやすくなり、読み取り中にイメージセンサと原稿の距離が変動し、読み取り精度が低下するおそれがある。
【0007】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、読取装置において、読み取り精度を向上させる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下の構成を採用する。すなわち、
原稿の被読取面が対向する第1面を有する原稿台と、
前記原稿台を介して前記被読取面を読み取る読取手段と、前記読取手段を収容するフレーム部と、を備えるイメージセンサと、
前記フレーム部を前記原稿台の第2面に向けて付勢する付勢手段を有し、前記フレーム部を前記第2面に接触させるように前記イメージセンサを保持するホルダと、
前記イメージセンサの走査方向に延び、前記ホルダが移動可能に取り付けられるガイド部材と、
を有し、
前記ホルダは、前記イメージセンサに対して前記走査方向の上流側に、前記フレーム部と接触する接触部を有し、
前記イメージセンサは、前記フレーム部が前記接触部から受ける力によって前記走査方向に移動することで、前記読取手段により前記被読取面を読み取ることを特徴とする読取装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、読取装置において、読み取り精度を向上させる技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係る読取装置を備える複合機の斜視図
本実施形態に係る画像読取装置の部分断面図
本実施形態に係るスキャナ部の上視図及び断面図
本実施形態に係るガラスフレームユニットの裏面図
本実施形態に係る読取ユニットの斜視図
本実施形態に係る読取ユニットの斜視図
本実施形態に係る読取ユニットの分解図
本実施形態に係る画像読取装置内部構成を示す上視図
本実施形態に係るイメージセンサの断面図
本実施形態に係る電気回路構成を示すブロック図
本実施形態に係る読取ユニットの主要配置を示す断面図
本実施形態に係る読取ユニットの各配置を示す断面図
本実施形態に係る読取ユニットの各配置を示す断面図
本実施形態に係る電源投入時の動作シーケンス図
本実施形態に係るフラットベッド読取時の動作シーケンス図
本実施形態に係るADF読取時の動作シーケンス図
本実施形態に係る白色シートを読取った画像の明るさレベルの分布図
本実施形態に係る読取ユニットの構成を示す上面図および断面図
本実施形態に係る読取ユニットの斜視図
本実施形態に係るスキャナ部と原稿送り装置の構成を示す断面図
従来例に係る読取ユニットの構成を示す上面図および断面図
本実施形態と従来例に係る読取ユニットの構成を示す断面図
本実施形態と従来例に係るスキャナ部と原稿送り装置の構成の断面図
本実施形態に係る読取ユニットの変形例を示す図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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