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公開番号
2025006396
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023107169
出願日
2023-06-29
発明の名称
積層体およびその用途
出願人
三井化学株式会社
代理人
弁理士法人エスエス国際特許事務所
主分類
B32B
17/10 20060101AFI20250109BHJP(積層体)
要約
【課題】本発明の課題は、ガラスや従来のガラス樹脂積層体よりも軽量で、かつ酸素透過性が低い積層体を提供することにある。
【解決手段】密度が1.00g/cm
3
以下の樹脂を含有する樹脂層と、ガラスシートからなるガラス層と、前記樹脂層と前記ガラス層とを接着する接着層とを含む、積層体、ならびにその用途。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
密度が1.00g/cm
3
以下の樹脂を含有する樹脂層と、
ガラスシートからなるガラス層と、
前記樹脂層と前記ガラス層とを接着する接着層と
を含む、積層体。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
酸素透過度が0.1cm
3
/(m
2
・24hr・atm)未満である、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記樹脂が、4-メチル-1-ペンテンの単独重合体および4-メチル-1-ペンテンとエチレンまたはα-オレフィン(ただし4-メチル-1-ペンテンを除く)の共重合体からなる群から選択される少なくとも1つを含む、請求項1に記載の積層体。
【請求項4】
前記樹脂が、4-メチル-1-ペンテンとα-オレフィン(ただし4-メチル-1-ペンテンを除く)の共重合体を含み、
前記α-オレフィンが炭素数3~20のα-オレフィンである、請求項3に記載の積層体。
【請求項5】
前記樹脂が、4-メチル-1-ペンテンとエチレンまたはα-オレフィン(ただし4-メチル-1-ペンテンを除く)の共重合体を含み、
前記樹脂中の4-メチル-1-ペンテン由来の構成単位の含有量が70.0~99.0質量%であり、前記樹脂中のエチレン由来の構成単位の含有量またはα-オレフィン由来の構成単位の含有量が1.0~30.0質量%である(ただし、4-メチル-1-ペンテン由来の構成単位の含有量およびエチレン由来の構成単位の含有量またはα-オレフィン由来の構成単位の含有量の合計を100.0質量%とする)、請求項3に記載の積層体。
【請求項6】
前記樹脂のMFR(260℃、5kg)が0.1~500g/10分である、請求項1に記載の積層体。
【請求項7】
前記ガラスシートの厚みが300μm以下である、請求項1に記載の積層体。
【請求項8】
前記ガラスシートの少なくとも一方の面の表面粗さRaが0.4nm以下である、請求項1に記載の積層体。
【請求項9】
請求項1~8のいずれかに記載の積層体を備える電子機器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂層とガラス層と含む積層体、および、当該積層体を備える各種用途に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ガラス板は、耐候性、耐薬品性、耐擦傷性に優れ、かつ透明性に優れることから、建築材、窓材、照明器具、レンズなどの光学材料、電子デバイスの基板やカバーガラスなどに広く使用されている。
しかしながら、ガラスは脆性材料であり、物理的衝撃に弱く、飛来物などが衝突すると容易に破損するという問題がある。また、熱衝撃でも容易に破損することや、後述する樹脂材料よりも質量が大きいことも知られている。
【0003】
これらの問題を解決するために、ガラス板に樹脂材料を積層した積層体について、多数提案されている。樹脂材料は、ガラスよりも物理衝撃に強く軽量であるという利点を持つ反面、ガラスよりも耐薬品性、耐候性、耐擦傷性および透明性に劣るという欠点も持つ。
下記特許文献1には、樹脂材料に起因する黄色の呈色を防止することを目的として、ガラスと樹脂を接着する接着層の厚みと分光透過率を所定の範囲内としたガラス樹脂積層体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-12373号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来ガラスが用いられてきた用途、特に電子デバイスの基板やカバーガラス、タッチパネルなどの分野では今まで以上の軽量化が強く求められ、特許文献1に記載のガラス樹脂積層体よりも更に軽量な材料を求める声が上がっている。
【0006】
一方、従来の樹脂材料よりも耐薬品性、耐擦傷性および透明性に優れる樹脂材料として、4-メチル1-ペンテン系重合体が知られている。
そこで本発明者らは、4-メチル1-ペンテン系重合体からなる単層を用いることを検討したが、4-メチル1-ペンテン系重合体は酸素透過性が高いことから電子デバイス内部の電子部品が酸化損傷することが懸念されることが分かった。
【0007】
本発明は上記課題を解決するために完成したものであり、本発明の課題は、ガラスや従来のガラス樹脂積層体よりも軽量で、かつ酸素透過性が低い積層体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、たとえば以下の〔1〕~〔9〕に関する。
〔1〕
密度が1.00g/cm
3
以下の樹脂を含有する樹脂層と、
ガラスシートからなるガラス層と、
前記樹脂層と前記ガラス層とを接着する接着層と
を含む、積層体。
【0009】
〔2〕
酸素透過度が0.1cm
3
/(m
2
・24hr・atm)未満である、〔1〕に記載の積層体。
〔3〕
前記樹脂が、4-メチル-1-ペンテンの単独重合体および4-メチル-1-ペンテンとエチレンまたはα-オレフィン(ただし4-メチル-1-ペンテンを除く)の共重合体からなる群から選択される少なくとも1つを含む、〔1〕または〔2〕に記載の積層体。
【0010】
〔4〕
前記樹脂が、4-メチル-1-ペンテンとα-オレフィン(ただし4-メチル-1-ペンテンを除く)の共重合体を含み、
前記α-オレフィンが炭素数3~20のα-オレフィンである、〔3〕に記載の積層体。
(【0011】以降は省略されています)
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