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公開番号2025006073
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106633
出願日2023-06-29
発明の名称ウィンドシールドモール構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60J 1/02 20060101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約【課題】空力性能に与える影響を低減しつつ狭帯域風騒音の発生を抑制できるウィンドシールドモール構造を提供する。
【解決手段】ウィンドシールドモール1は、車両前部に配置されるウィンドシールドガラス2の車幅方向側縁部に設置される縦成形部材10を備え、縦成形部材10は、車両前方側の表面10Aにおける少なくとも下側部分に、ウィンドシールドガラス2の車幅方向側縁に沿って凹凸が交互に形成されている凹凸部13を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両前部に配置されるウィンドシールドガラスの車幅方向側縁部に設置される成形部材を備えたウィンドシールドモール構造において、
前記成形部材は、車両前方側の表面における少なくとも下側部分に、前記ウィンドシールドガラスの車幅方向側縁に沿って凹凸が交互に形成されている凹凸部を有することを特徴とするウィンドシールドモール構造。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記凹凸部は、前記表面から車両前方側に突出する複数の突起部を有し、各突起部が前記ウィンドシールドガラスの車幅方向側縁に沿って間隔を空けて配置されており、
前記各突起部は、正面視で、車両上下方向の幅が車幅方向内側部分で最も広くなり、かつ、該幅が車幅方向外側に向かうに従って狭くなる形状を有していることを特徴とする請求項1に記載のウィンドシールドモール構造。
【請求項3】
前記各突起部は、前記表面からの高さが車幅方向内側部分で最も高くなり、かつ、該高さが車幅方向外側に向かうに従って低くなる形状を有していることを特徴とする請求項2に記載のウィンドシールドモール構造。
【請求項4】
前記成形部材は、前記表面と車幅方向内側の縦壁面とを接続する角部分が丸められたR形状部を有し、
前記各突起部は、前記R形状部よりも車幅方向外側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のウィンドシールドモール構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ウィンドシールドモール構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、自動車等の車両におけるウィンドシールドガラスの周縁部には、ウィンドシールドモールが設置されている。ウィンドシールドモールの従来構造として、例えば、特許文献1には、ウィンドシールドガラスの左、右側部に、樹脂の射出成形により形成されたウィンドシールドモールを設置した構造が開示されている。この特許文献1のウィンドシールドモールは、ウィンドシールドガラスに嵌合固着される基部と、フロントピラーの上部に配置された固定窓ガラスに設置されている固定ガラスモールに当接する内側リップおよび外側リップとを有し、基部、内側リップおよび外側リップで囲まれた空間を略閉塞するシール薄膜を一体形成することで、前記空間を通る走行風による風切り音の発生を抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-184843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ウィンドシールドガラスの周辺で発生し得る空力騒音としては、上記のようなウィンドシールドモールによって形成される空間に起因した風切り音の他にも、狭帯域風騒音などが想定される。狭帯域風騒音が発生する要因の一つとしては、ウィンドシールドモールを越え車体側面に沿って流れる走行風の境界層が剥離することで生じる渦が考えられる。境界層の剥離は、車体側面に沿う走行風の状態が層流の場合に発生しやすくなることが知られており、このような場合には狭帯域風騒音の発生確率が高まることになる。前述したウィンドシールドモールの従来構造は、上記のような狭帯域風騒音の発生に関して考慮されておらず、改善の余地があった。
【0005】
本発明は上記の点に着目してなされたもので、空力性能に与える影響を低減しつつ狭帯域風騒音の発生を抑制できるウィンドシールドモール構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため本発明の一態様は、車両前部に配置されるウィンドシールドガラスの車幅方向側縁部に設置される成形部材を備えたウィンドシールドモール構造を提供する。このウィンドシールドモール構造における前記成形部材は、車両前方側の表面における少なくとも下側部分に、前記ウィンドシールドガラスの車幅方向側縁に沿って凹凸が交互に形成されている凹凸部を有している。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るウィンドシールドモール構造によれば、空力性能に与える影響を低減しつつ狭帯域風騒音の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係るウィンドシールドモール構造を示す正面図である。
上記実施形態における凹凸部の突起部周辺を拡大して示す斜視図である。
図2におけるA-A線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るウィンドシールドモール構造を示す正面図である。なお、以下で説明する各図において、矢印F方向は車両前後方向で前方を示し、矢印O方向は車両幅方向で外方を示し、矢印U方向は車両上下方向で上方を示している。また、本実施形態の説明における「左右」は、車室内から車両前方を見たときの左右に対応している。
【0010】
図1において、本実施形態によるウィンドシールドモール1は、例えば、自動車等の車両のウィンドシールドガラス2の周縁部に設置される。ウィンドシールドガラス2は、車両前部に設けられているウィンドシールド開口縁部(図示せず)に接着剤等により固定されている。ウィンドシールド開口縁部は、例えば、左右のフロントピラー(Aピラー)、ルーフパネルおよびカウル(いずれも図示せず)により形成されている。ウィンドシールドガラス2におけるウィンドシールド開口縁部との接着面には、黒セラミック部2Aが設けられている。黒セラミック部2Aは、接着面に塗布される接着剤を紫外線から保護するとともに、接着剤を車外から見えなくする役割を有している。
(【0011】以降は省略されています)

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