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公開番号
2024172216
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023089781
出願日
2023-05-31
発明の名称
車載カメラ設置構造
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60R
11/02 20060101AFI20241205BHJP(車両一般)
要約
【課題】車両の美観の向上が可能な車載カメラ設置構造を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかる車載カメラ設置構造100は、フロントガラス102のセラミック層106のセラミック開口部108と、カメラ104を保持するホルダ部材112と、レンズ110の周りを囲うフード部材114とを備える。ホルダ部材112は、セラミック開口部108の縁に沿ったホルダ枠状部118と、ホルダ枠状部118の内側に形成されるホルダ開口部120とを有する。フード部材114は、ホルダ部材112に沿った形状のフード前端部122と、フード前端部122の内側に形成されるフード開口部124とを有する。フード開口部124はホルダ開口部120よりも大きく開口し、フード前端部122はホルダ開口部120の外側を囲った状態になっている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
車両のフロントガラスの車室側に前方撮影用のカメラを設置する車載カメラ設置構造において、
前記フロントガラスの所定範囲に定着されるセラミック層と、
前記セラミック層の所定範囲を開口させたセラミック開口部と、
前記セラミック開口部に向けて前記カメラを保持するホルダ部材と、
前記カメラのレンズの周りを囲うフード部材とを備え、
前記ホルダ部材は、
前記セラミック開口部の縁に沿った枠状に設けられて前記フロントガラスに取り付けられるホルダ枠状部と、
前記ホルダ枠状部の内側に形成されるホルダ開口部とを有し、
前記フード部材は、
前記ホルダ枠状部に到達している該ホルダ枠状部に沿った形状のフード前端部と、
前記フード前端部の内側に形成されるフード開口部とを有し、
前記フード開口部は前記ホルダ開口部よりも大きく開口し、前記フード前端部は該ホルダ開口部の外側を囲った状態になっていることを特徴とする車載カメラ設置構造。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記フード前端部の下縁部分は、下方に凸になるよう湾曲していて、
前記フード部材の中底は、前記レンズの下方から前記ホルダ開口部の下方に向かって斜め下方に延びつつ車幅方向中央が次第に下方に凸に湾曲して前記下縁部分につながっていることを特徴とする請求項1に記載の車載カメラ設置構造。
【請求項3】
前記ホルダ枠状部は、前記セラミック開口部の縁に重なっていて、
前記ホルダ開口部は、前記セラミック開口部よりも小さく開口して該セラミック開口部の範囲内に収まっていることを特徴とする請求項1または2に記載の車載カメラ設置構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載カメラ設置構造に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年の車両は、フロントガラスの車内側に車両前方を撮影するカメラが備えられていることが多い。例えば特許文献1の図2では、フロントガラス2の車内側に接着剤によってブラケット3が取り付けられ、このブラケット3に車載カメラ1が保持された状態になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6937923号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した引用文献2の図2では、車載カメラ1の車両前側において、フロントガラス2との間に隙間が生じている。この隙間はユーザが車外からフロントガラス2を見降ろしたときに目立つことがあり、場合によっては隙間から車室内の構造物が露出して、車両の美観を低下させるおそれがある。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑み、車両の美観の向上が可能な車載カメラ設置構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明にかかる車載カメラ設置構造の代表的な構成は、車両のフロントガラスの車室側に前方撮影用のカメラを設置する車載カメラ設置構造において、フロントガラスの所定範囲に定着されるセラミック層と、セラミック層の所定範囲を開口させたセラミック開口部と、セラミック開口部に向けてカメラを保持するホルダ部材と、カメラのレンズの周りを囲うフード部材とを備え、ホルダ部材は、セラミック開口部の縁に沿った枠状に設けられてフロントガラスに取り付けられるホルダ枠状部と、ホルダ枠状部の内側に形成されるホルダ開口部とを有し、フード部材は、ホルダ枠状部に到達しているホルダ部材に沿った形状のフード前端部と、フード前端部の内側に形成されるフード開口部とを有し、フード開口部はホルダ開口部よりも大きく開口し、フード前端部はホルダ開口部の外側を囲った状態になっていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、車両の美観の向上が可能な車載カメラ設置構造を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施例に係る車載カメラ設置構造を示す図である。
図1のフロントガラスを正面から示した図である。
図2(a)の車載カメラ設置構造のA-A断面における断面斜視図である。
図2(a)の車載カメラ設置構造の各断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施の形態に係る車載カメラ設置構造は、車両のフロントガラスの車室側に前方撮影用のカメラを設置する車載カメラ設置構造において、フロントガラスの所定範囲に定着されるセラミック層と、セラミック層の所定範囲を開口させたセラミック開口部と、セラミック開口部に向けてカメラを保持するホルダ部材と、カメラのレンズの周りを囲うフード部材とを備え、ホルダ部材は、セラミック開口部の縁に沿った枠状に設けられてフロントガラスに取り付けられるホルダ枠状部と、ホルダ枠状部の内側に形成されるホルダ開口部とを有し、フード部材は、ホルダ枠状部に到達しているホルダ枠状部に沿った形状のフード前端部と、フード前端部の内側に形成されるフード開口部とを有し、フード開口部はホルダ開口部よりも大きく開口し、フード前端部はホルダ開口部の外側を囲った状態になっていることを特徴とする。
【0010】
上記構成では、フード前端部は、ホルダ枠状部に到達しつつ、ホルダ開口部の外側を囲った状態になっている。したがって、ユーザが車外からフロントガラスを覗き込んだとしても、フード前端部はホルダ枠状部に隠れて視認できない。よって、フード前端部とホルダ枠状部の間の見切り線から車室内の構造物が露出することを回避でき、車外のユーザから見て見栄えが良く、車両の美観を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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