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公開番号2024170753
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-11
出願番号2023087447
出願日2023-05-29
発明の名称車両用衝突検知装置
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人
主分類B60R 19/48 20060101AFI20241204BHJP(車両一般)
要約【課題】歩行者衝突と小動物による衝突とを明確に区別して検知することが可能な車両用衝突検知装置を提供する。
【解決手段】車両用衝突検知装置100は、車両102のフロントバンパ104の後方に設置され加圧されることにより衝突を検知する衝突検知センサ106と、衝突検知センサ106の後側に位置し衝突検知センサ106を支持する平板状の支持板108と、衝突検知センサ106の前側に位置しフロントバンパ104を介して前方から受けた衝撃を緩衝する際に衝突検知センサ106に加圧するアブソーバ110と、アブソーバ110の前面を少なくともその上下範囲にわたって覆っている第1プレート120と、第1プレート120の前側に設置され第1プレート120よりも高い位置から第1プレート120の上下範囲までわたっている第2プレート130A、130Bとを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両のフロントバンパの後方に設置され加圧されることにより衝突を検知する衝突検知センサと、
前記衝突検知センサの後側に位置し該衝突検知センサを支持する平板状の支持板と、
前記衝突検知センサの前側に位置し前記フロントバンパを介して前方から受けた衝撃を緩衝する際に前記衝突検知センサに加圧するアブソーバと、
前記アブソーバの前面を少なくともその上下範囲にわたって覆っている第1プレートと、
前記第1プレートの前側に設置され該第1プレートよりも高い位置から該第1プレートの上下範囲までわたっている第2プレートとを備えることを特徴とする車両用衝突検知装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記第2プレートの下端は、前記第1プレートの上下範囲の中央よりも高い位置で該第1プレート上に配置されていて、
前記第2プレートの上端は自由端であり、
前記第2プレートの後方であって前記第1プレートの上方には所定の空間が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用衝突検知装置。
【請求項3】
前記アブソーバは、
前記第1プレートに覆われている本体と、
前記本体から後方に延びて前記支持板に接触する第1脚部と、
前記第1脚部よりも下方で前記本体から後方に延びて前記支持板に接触する第2脚部とを有し、
前記アブソーバの第1脚部と第2脚部との間に前記衝突検知センサが位置し、
当該車両用衝突検知装置はさらに、前記フロントバンパを補強するバンパリンフォースであって前記支持板の後側に位置するバンパリンフォースを備え、
前記バンパリンフォースには、前方に突出して前記支持板に接触する第1凸形状部と、該第1凸形状部よりも下方で前方に突出して前記支持板に接触する第2凸形状部とが形成されていて、
前記アブソーバの第1脚部と前記バンパリンフォースの第1凸形状部とは、所定の上下範囲にわたって重なっていて、
前記バンパリンフォースの第2凸形状部は、前記アブソーバの第2脚部よりも下方で前記支持板に接触していることを特徴とする請求項2に記載の車両用衝突検知装置。
【請求項4】
当該車両用衝突検知装置はさらに、前記フロントバンパの前側に配置されたライセンスプレートを備え、
前記第2プレートは、前記フロントバンパを挟んで前記ライセンスプレートの上端に固定されていることを特徴とする請求項2または3に記載の車両用衝突検知装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用衝突検知装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1の衝突検知装置は、車両が衝突した際に変形して衝撃を吸収する衝撃吸収部と、車両が衝突した際に変形することで衝突が発生したことを検知する衝突検知部と、衝突検知部の下部分の剛性を補強する補強部とを具備している。これにより、特許文献1は、衝突検知装置が、歩行者衝突と、小動物等による衝突とを明確に区別して検知することができる、としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-138184号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両に衝突した小動物は弾性体で柔軟なため、車両に接触した面からまっすぐ後方に力が伝わるのではなく、放射状に広がるように後方に向かって分散する。小動物衝突の場合の力の分散が特許文献1では考慮されていないため、歩行者衝突と、小動物衝突とで、明確に入力の違いを区別できているとは考えにくい。
【0005】
小動物による衝突の場合にも衝突検知装置が衝突の発生を検知し、車両の前部に設けられた歩行者保護用のエアバッグやポップアップフードを作動させてしまうと、運転者の視界が妨げられる安全性の問題と修理にかかる費用も生じることから、小動物の場合には衝突を検知せず検知センサを作動させないようにしたい。
【0006】
本発明はこのような課題に鑑み、歩行者衝突と小動物による衝突とを明確に区別して検知することが可能な車両用衝突検知装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明による車両用衝突検知装置の代表的な構成は、車両のフロントバンパの後方に設置され加圧されることにより衝突を検知する衝突検知センサと、衝突検知センサの後側に位置し衝突検知センサを支持する平板状の支持板と、衝突検知センサの前側に位置しフロントバンパを介して前方から受けた衝撃を緩衝する際に衝突検知センサに加圧するアブソーバと、アブソーバの前面を少なくともその上下範囲にわたって覆っている第1プレートと、第1プレートの前側に設置され第1プレートよりも高い位置から第1プレートの上下範囲までわたっている第2プレートとを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、歩行者衝突と小動物による衝突とを明確に区別して検知することが可能な車両用衝突検知装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明による車両用衝突検知装置の第1の実施例を示す正面図および平面図である。
図1(a)または図1(c)の車両用衝突検知装置のA-A断面図である。
図1の車両が衝突時に衝突対象から受ける力の伝達の様子を示す模式図である。
本発明による車両用衝突検知装置の第2の実施例を示す図2に対応した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明による車両用衝突検知装置の一実施の形態は、車両のフロントバンパの後方に設置され加圧されることにより衝突を検知する衝突検知センサと、衝突検知センサの後側に位置し衝突検知センサを支持する平板状の支持板と、衝突検知センサの前側に位置しフロントバンパを介して前方から受けた衝撃を緩衝する際に衝突検知センサに加圧するアブソーバと、アブソーバの前面を少なくともその上下範囲にわたって覆っている第1プレートと、第1プレートの前側に設置され第1プレートよりも高い位置から第1プレートの上下範囲までわたっている第2プレートとを備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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