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公開番号
2024174612
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-17
出願番号
2023092525
出願日
2023-06-05
発明の名称
車両用電子制御装置
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
主分類
B60R
16/02 20060101AFI20241210BHJP(車両一般)
要約
【課題】診断の実施状況を把握しやすくする。
【解決手段】診断により検知された異常に対応する故障コードを故障コード記憶部(101)に記憶する車両用電子制御装置(100)であって、故障コードに対応させて、診断の実施の有無を示す診断情報を診断情報記憶部(102)に記憶する記憶処理部(103)と、故障コードの消去要求に応じて、前記故障コード記憶部(101)に記憶された、前記消去要求に係る故障コードを消去し、前記診断情報記憶部(102)に記憶された、当該故障コードに対応する診断情報を初期化する消去処理部(104)と、表示要求に応じて、前記診断情報記憶部(102)に記憶された診断情報を表示部に表示する表示処理部(105)とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
診断により検知された異常に対応する故障コードを故障コード記憶部に記憶する車両用電子制御装置であって、
故障コードに対応させて、診断の実施の有無を示す診断情報を診断情報記憶部に記憶する記憶処理部を備えることを特徴とする車両用電子制御装置。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
故障コードの消去要求に応じて、前記故障コード記憶部に記憶された、前記消去要求に係る故障コードを消去し、前記診断情報記憶部に記憶された、当該故障コードに対応する診断情報を初期化する消去処理部を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用電子制御装置。
【請求項3】
表示要求に応じて、前記診断情報記憶部に記憶された診断情報を表示部に表示する表示処理部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用電子制御装置。
【請求項4】
診断情報は、診断の実施に応じたカウンタ値であることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用電子制御装置。
【請求項5】
故障コード毎に診断情報が割り当てられることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用電子制御装置。
【請求項6】
複数の故障コードがグループ分けされて、グループ毎に診断情報が割り当てられることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用電子制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、診断により検知された異常に対応する故障コードを故障コード記憶部に記憶する車両用電子制御装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
車両用電子制御装置の機能として、OBD(On-board Diagnostics)と呼ばれる自己診断機能がある。OBDにより、例えばセンサやアクチュエータになんらかの異常が発生したことを検知した場合、その異常に対応する故障コード(DTC(Diagnostic Trouble Code))を記憶媒体に記憶する。近い将来には、OBDを活用した車検(自動車検査登録制度)も開始される予定である。予め自動車メーカが安全や環境に関する故障コードの情報を提出し、車検時に、この故障コードを検出すると基準不適合になり、車検は不合格になる。この故障コードは、特定故障コード(特定DTC)と呼ばれる。
特許文献1には、DTCを全て記憶し、特定DTCを消去するための要求である消去要求を受信した場合、消去条件が満たされていると判定された場合には、記憶されている特定DTCのうち、消去条件が満たされている特定DTCを消去する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-142642号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
OBDには、常に診断を実施する連続診断と、一定の条件が成立したときのみ診断を実施する非連続診断とがある。
非連続診断においては、記憶媒体に記憶されたDTCを参照したときに、異常がなくてDTCが記憶されていないのか、未診断であるためにDTCが記憶されていないのかを容易に判別できないという課題がある。診断項目の中には、詳細な診断条件(例えば所定の範囲の車速で加速及び減速を決められた回数以上繰り返すことを条件とする等)が公開されていないものがあり、ユーザ側で未診断であるか否かを把握することは難しい。
【0005】
また、整備後に、記憶媒体に記憶されたDTCを消去するようにした場合に、(A)~(D)の状態が考えられる。この場合、(A)、(B)、(D)がいずれもDTCなしになるため、診断済みの(A)と未診断の(B)及び(D)とを切り分けることができない。
(A)正しい整備が行われて、診断が実施された場合 → DTCなし
(B)正しい整備が行われて、診断が実施されていない場合 → DTCなし
(C)誤った整備が行われて、診断が実施された場合 → DTCあり
(D)誤った整備が行われて、診断が実施されていない場合 → DTCなし
【0006】
本発明はかかる実情に鑑みてなされたものであり、診断の実施状況を把握しやすくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の車両用電子制御装置は、診断により検知された異常に対応する故障コードを故障コード記憶部に記憶する車両用電子制御装置であって、故障コードに対応させて、診断の実施の有無を示す診断情報を診断情報記憶部に記憶する記憶処理部を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、診断の実施状況が把握しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例に係る自動車の概略構成、及び車両用電子制御装置の機能構成を示す図である。
実施例に係る車両用電子制御装置が実行する処理の例を示すフローチャートである。
実施例に係る車両用電子制御装置が実行する処理の例を示すフローチャートである。
実施例に係る車両用電子制御装置が実行する処理の例を示すフローチャートである。
実施例に係る診断情報記憶部が記憶する診断情報の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施形態に係る車両用電子制御装置は、診断により検知された異常に対応する故障コードを故障コード記憶部(101)に記憶する車両用電子制御装置(100)であって、故障コードに対応させて、診断の実施の有無を示す診断情報を診断情報記憶部(102)に記憶する記憶処理部(103)を備える。
これにより、診断の実施状況が把握しやすくなる。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)
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