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公開番号2025008464
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110662
出願日2023-07-05
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社,スズキ株式会社,ダイハツ工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類B62D 25/20 20060101AFI20250109BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】シート固定箇所の強度を向上させるための技術を提供する。
【解決手段】車両は、フロアパネルと、フロアパネルに沿って車両左右方向に延在する第1クロスメンバと、フロアパネルに沿って車両左右方向に延在するとともに、第1クロスメンバよりも車両前後方向の後方に位置する第2クロスメンバと、フロアパネルに沿って車両前後方向に延在するとともに、第1クロスメンバと第2クロスメンバとを互いに連結する連結部材と、連結部材に設けられているとともに、ユーザの着座するシートが固定されたシートブラケットと、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
フロアパネルと、
前記フロアパネルに沿って車両左右方向に延在する第1クロスメンバと、
前記フロアパネルに沿って前記車両左右方向に延在するとともに、前記第1クロスメンバよりも車両前後方向の後方に位置する第2クロスメンバと、
前記フロアパネルに沿って前記車両前後方向に延在するとともに、前記第1クロスメンバと前記第2クロスメンバとを互いに連結する連結部材と、
前記連結部材に設けられているとともに、ユーザの着座するシートが固定されたシートブラケットと、
を備える、車両。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記フロアパネルの車両上下方向の下方に位置する電池パックをさらに備え、
前記第1クロスメンバ及び前記第2クロスメンバは、前記電池パックよりも前記車両前後方向の後方に位置するとともに、前記フロアパネルの下面に沿って設けられている、請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記第1クロスメンバの内部で前記車両左右方向に沿って配置されており、前記第1クロスメンバに接合されたリンフォースプレートをさらに備える、請求項2に記載の車両。
【請求項4】
前記電池パックの前記車両上下方向の上方において、前記フロアパネルの上面に沿って前記車両左右方向に延在する第3クロスメンバと、
前記第3クロスメンバに設けられているとともに、前記シートが固定された第2のシートブラケットと、
をさらに備える、請求項2又は3に記載の車両。
【請求項5】
前記フロアパネルの前記車両左右方向における両側縁に沿って前記車両前後方向に延びる一対のロッカを備え、
前記第1クロスメンバは、前記一対のロッカの後端の間を延在している、請求項1から3のいずれか一項に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、車両に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、車両が記載されている。この車両では、シートベルトのタングプレートが係止されるインナベルトアンカが、フロアパネルに固定されている。フロアパネルには、クロスメンバとリンフォースメントとが設けられており、インナベルトアンカの固定箇所が、リンフォースメントを介してクロスメンバに連結されている。このような構成によると、シートベルトに大きな荷重が負荷されたときでも、フロアパネルに生じる変形が抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-328569号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年の車両では、シートベルトの一端又は両端が、シートに対して固定されることも多い。このような構成では、シートベルトへ大きな荷重が負荷されたときに、フロアパネルに対するシートの固定箇所(以下、シート固定箇所と称する)に大きな荷重が作用して、フロアパネルに変形が生じるおそれがある。本明細書では、シート固定箇所の強度を向上させるための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する技術は、車両に具現化される。第1の態様では、車両は、フロアパネルと、前記フロアパネルに沿って車両左右方向に延在する第1クロスメンバと、前記フロアパネルに沿って前記車両左右方向に延在するとともに、前記第1クロスメンバよりも車両前後方向の後方に位置する第2クロスメンバと、前記フロアパネルに沿って前記車両前後方向に延在するとともに、前記第1クロスメンバと前記第2クロスメンバとを互いに連結する連結部材と、前記連結部材に設けられているとともに、ユーザの着座するシートが固定されたシートブラケットと、を備える。ここで、シートブラケットには、シートが直接的に固定されてもよいし、シートがシートレール等を介して間接的に固定されてもよい。
【0006】
上記した車両では、シートが固定されるシートブラケットが、第1クロスメンバと第2クロスメンバとを互いに連結する連結部材に設けられている。このような構成によると、フロアパネルにおけるシート固定箇所が、連結部材と二つのクロスメンバによって補強されるため、フロアパネル等に生じる変形を抑制することができる。また、車両に側面衝突が発生して、二つのクロスメンバの一方に対して車両左右方向から荷重が負荷されると、当該荷重は、連結部材を介して他方のクロスメンバにも伝達される。そのため、車両の側面衝突に対する強度を向上することができる。
【0007】
第2の態様では、前記第1の態様において、車両は、フロアパネルの車両上下方向の下方に位置する電池パックをさらに備えてもよい。この場合、第1クロスメンバ及び第2クロスメンバは、電池パックよりも車両前後方向の後方に位置するとともに、フロアパネルの下面に沿って設けられていてもよい。このような構成によると、フロアパネルの上方に設けられる車室のスペースを比較的に広くすることができる。
【0008】
第3の態様では、前記第1又は前記第2の態様において、車両は、第1クロスメンバの内部で車両左右方向に沿って配置されており、第1クロスメンバに接合されたリンフォースプレートをさらに備えてもよい。このような構成によると、第1クロスメンバの剛性及び強度を向上することができる。そのため、シートをより安定的に支持することができるとともに、車両に側面衝突が発生した場合に、第1クロスメンバによる衝突エネルギーの吸収を向上することができる。
【0009】
第4の態様では、前記第1から前記第3の態様のいずれかにおいて、車両は、電池パックの車両上下方向の上方において、フロアパネルの上面に沿って車両左右方向に延在する第3クロスメンバと、第3クロスメンバに設けられているとともに、シートが固定された第2のシートブラケットと、をさらに備えてもよい。このような構成によると、シートの前端部分が、骨格部材である第3クロスメンバによって支持されることで、フロアパネルに対してシートがより強固に固定される。
【0010】
第5の態様では、前記第1から前記第4の態様のいずれかにおいて、車両は、フロアパネルの車両左右方向における両側縁に沿って車両前後方向に延びる一対のロッカを備えてもよい。この場合、第1クロスメンバは、一対のロッカの後端の間を延在していてもよい。このような構成によると、第1クロスメンバは、一対のロッカとともに、車両の骨格を形成するため、シートをより安定的に支持することができる。また、車両に側面衝突が発生した場合、第1クロスメンバは、一方のロッカから伝達された側面衝突時の荷重を左右方向に伝達する伝達経路(いわゆる、ロードパス)として機能する。第1クロスメンバに伝達される荷重は、連結部材を介して第2クロスメンバにも伝達されるため、車両の側面衝突に対する強度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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