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公開番号2025012940
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023116147
出願日2023-07-14
発明の名称ライザブラケット及び車両用シートフレーム
出願人日本発條株式会社,スズキ株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/427 20060101AFI20250117BHJP(車両一般)
要約【課題】車両衝突時のシートバックへの荷物の衝突によるライザブラケットの変形を抑制する。
【解決手段】インナライザブラケット30Lは、ライザブラケット本体40を備えている。ライザブラケット本体40は、下壁部42と縦壁部44と上壁部46とを有している。下壁部42は、後側レール固定部42Aの前方側に形成された段差部42Cの前方側でインナスライドレール14Lから上方側へ離間して配置されている。縦壁部44は、リクライナブラケット64が締結されるリクライナブラケット固定部44Aと、バックル76が連結されるバックル連結部44Bとを有している。上壁部46は、少なくとも後部が前後方向に平坦状に延在している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両の床部に取り付けられるスライドレールに固定され、リクライニング機構を介してシートバックフレームが連結されるリクライナブラケットが後端部に固定されるライザブラケット本体を備え、
前記ライザブラケット本体は、
前記スライドレールの上面に締結されるレール固定部が後部に設けられると共に、前記レール固定部のシート前方側に段差部が形成され、前記段差部のシート前方側で前記スライドレールからシート上方側へ離間して配置される下壁部と、
前記下壁部のシート幅方向外側端部からシート上方側へ延出され、前記リクライナブラケットが締結されるリクライナブラケット固定部が後端部に設けられると共に、シートベルト装置のバックルが連結されるバックル連結部が前記リクライナブラケット固定部のシート前方側に設けられた縦壁部と、
前記縦壁部の上端部からシート幅方向内側へ延出され、少なくとも後部がシート前後方向に平坦状に延在した上壁部と、
を有するライザブラケット。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記バックル連結部のシート前方側で前記縦壁部には、シート幅方向内側へ凹んだバックル用凹部が設けられている請求項1に記載のライザブラケット。
【請求項3】
前記ライザブラケット本体の後部に固定された補強パッチを備え、
前記補強パッチは、前記縦壁部における前記リクライナブラケット固定部及び前記バックル連結部を含む部位に対してシート幅方向内側から重ね合わされたパッチ本体部を有している請求項1又は請求項2に記載のライザブラケット。
【請求項4】
前記補強パッチは、前記パッチ本体部の下端部からシート幅方向内側へ延出され、前記下壁部における前記レール固定部を含む部位に対してシート上方側から重ね合わされた下フランジ部を有する請求項3に記載のライザブラケット。
【請求項5】
前記補強パッチは、前記パッチ本体部と前記下フランジ部とに跨って形成されたビード部を有する請求項4に記載のライザブラケット。
【請求項6】
前記補強パッチは、前記パッチ本体部の上端部からシート幅方向内側へ延出され、前記上壁部に対してシート下方側から接触又は近接して対向した上フランジ部を有する請求項3に記載のライザブラケット。
【請求項7】
前記補強パッチは、前記段差部よりシート前方側に延長されている請求項3に記載のライザブラケット。
【請求項8】
車両の床部に取り付けられるスライドレールと、
前記スライドレールに前記ライザブラケット本体が固定される請求項1又は請求項2に記載のライザブラケットと、
前記ライザブラケット本体の後端部に固定されるリクライナブラケットと、
リクライニング機構を介して前記リクライナブラケットに連結されるシートバックフレームと、
を備えた車両用シートフレーム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートのフレームに関し、特にライザブラケットに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に開示された貨客兼用車両の後部座席装置では、車両の床面に固定されるスライドレールの上面にロアアーム(ライザブラケット)が固定されている。ライザブラケットの後端部には、車両上方側へ突出した上方突出部が設けられており、当該上方突出部には、第1のアッパアーム(リクライナブラケット)が固定されている。このリクライナブラケットには、リクライニング機構を介して第2のアッパアームが連結されており、当該第2のアッパアームには、シートバックが固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平5-22165号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の先行技術では、シートバックの車両後方の荷室に置かれた荷物が、車両衝突時にシートバックに衝突すると、ライザブラケットにおける上方突出部の車両前方側でライザブラケットに応力が集中し、その周辺でライザブラケットが大きく変形する。その結果、シートバックの車両前方側への変位量が大きくなる。特に、リクライニング機構がシートバックの車幅方向の片側のみに搭載されている場合、シートバックの車両前方側への変位量が大きくなる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、車両衝突時のシートバックへの荷物の衝突による変形を抑制可能なライザブラケット及び該ライザブラケットを備えた車両用シートフレームを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様のライザブラケットは、車両の床部に取り付けられるスライドレールに固定され、リクライニング機構を介してシートバックフレームが連結されるリクライナブラケットが後端部に固定されるライザブラケット本体を備え、前記ライザブラケット本体は、前記スライドレールの上面に締結されるレール固定部が後部に設けられると共に、前記レール固定部のシート前方側に段差部が形成され、前記段差部のシート前方側で前記スライドレールからシート上方側へ離間して配置される下壁部と、前記下壁部のシート幅方向外側端部からシート上方側へ延出され、前記リクライナブラケットが締結されるリクライナブラケット固定部が後端部に設けられると共に、シートベルト装置のバックルが連結されるバックル連結部が前記リクライナブラケット固定部のシート前方側に設けられた縦壁部と、前記縦壁部の上端部からシート幅方向内側へ延出され、シート前後方向に平坦状に延在した上壁部と、を有する。
【0007】
第1の態様のライザブラケットでは、車両の床部に取り付けられるスライドレールにライザブラケット本体が固定される。ライザブラケット本体の後端部に固定されるリクライナブラケットには、リクライニング機構を介してシートバックフレームが連結される。
【0008】
上記のライザブラケット本体は、下壁部と縦壁部と上壁部とを有している。下壁部の後部には、スライドレールの上面に締結されるレール固定部が設けられている。このレール固定部のシート前方側で下壁部には、段差部が形成されており、当該段差部のシート前方側で下壁部がスライドレールからシート上方側へ離間して配置されている。縦壁部は、下壁部のシート幅方向外側端部から上方側へ延出されており、縦壁部の後端部には、リクライナブラケットが締結されるリクライナブラケット固定部が設けられている。リクライナブラケット固定部のシート前方側で縦壁部には、シートベルト装置のバックルが連結されるバックル連結部が設けられている。上壁部は、縦壁部の上端部からシート幅方向内側へ延出されており、少なくとも後部がシート前後方向に平坦状に延在している。
【0009】
ここで、例えばシートバックの車両後方の荷室に置かれた荷物が車両衝突時にシートバックに衝突した場合、上記の段差部によって縦壁部のシート幅方向への倒れが抑制される。さらに、ライザブラケット本体の上壁部の少なくとも後部がシート前後方向に平坦状に延在しているため、ライザブラケット本体の上部に応力集中が生じ難くなる。その結果、ライザブラケット本体の変形を抑制することができる。
【0010】
第2の態様のライザブラケットは、第1の態様において、前記バックル連結部のシート前方側で前記縦壁部には、シート幅方向内側へ凹んだバックル用凹部が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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