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公開番号
2025043604
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-01
出願番号
2023150988
出願日
2023-09-19
発明の名称
車両用シート
出願人
日本発條株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60N
2/22 20060101AFI20250325BHJP(車両一般)
要約
【課題】簡単な構成でコストの上昇を抑え、着座者の背ずれを抑制することが可能な車両用シートを得る。
【解決手段】車両用シート10は、シートクッションフレーム16、シートバックフレーム26及びヒンジ機構としての連結部34を備えている。連結部34ではシートクッションフレーム16とシートバックフレーム26が連結され、当該連結部34によってシートバック14のリクライニング動作に追従して着座乗員の回転中心とシートバックフレーム26の回転中心との間に生じるシート上下方向の相対的な位置ずれが吸収可能とされ、背ずれが抑制可能とされる。このため、例えば、シートクッションフレームと車体の間に前側連結機構及び後側連結機構を設ける場合と比較して、部品点数を削減することができ、その分、作業工数も低減され、コストの上昇を抑制することが可能となる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
乗員が着座するシートクッションの骨格部材を成すシートクッションフレームと、
前記シートクッションフレームに対して連結部を介して連結され前記シートクッションに着座した着座乗員の上体を支持するシートバックの骨格部材を成し、前記シートクッションフレームに対してシート幅方向に沿って設けられた軸部を中心にリクライニング可能に支持されたシートバックフレームと、
前記連結部に設けられ、前記シートバックのリクライニング時に前記着座乗員と当該シートバックとの間に生じるシート上下方向の相対的な位置ずれを吸収可能なヒンジ機構と、
を備えている車両用シート。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記ヒンジ機構は、
前記シートバックフレームの側部を構成するバックサイドフレームにおけるシート上下方向の下端部において、前記シートバックが起立した状態で前記着座乗員のヒップポイントに相当する仮想上のHP位置を回転中心として円弧状に設けられた長孔部の形状に沿って形成されたセクターギヤと、
前記軸部を成し、前記セクターギヤに対して噛合され前記シートバックのリクライニング動作に伴って回転するピニオンギヤと、
を含んで構成されている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記ヒンジ機構は、
前記バックサイドフレームにおける前記セクターギヤのシート上下方向の上方側に設けられ、前記HP位置を回転中心として当該セクターギヤよりも離間した位置で円弧状に形成されたガイド孔と、
前記シートクッションフレームの側部を構成するクッションサイドフレームに設けられ、前記ガイド孔に係合されるガイドピンと、
をさらに含んで構成されている請求項2に記載の車両用シート。
【請求項4】
前記セクターギヤのシート幅方向の外側には、当該セクターギヤと前記ピニオンギヤの噛合状態を維持するカバープレートが設けられている請求項2に記載の車両用シート。
【請求項5】
前記バックサイドフレームは、シート上下方向の上部フレームと下部フレームに分割され、前記セクターギヤ及び前記ガイド孔は前記下部フレームに形成されている請求項3に記載の車両用シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載された車両用シートには、シートバックのリクライニング動作に伴う着座者とシートバックとの間で生じるシート上下方向の相対的な位置のズレ(いわゆる背ずれ)を低減させる技術が開示されている。
【0003】
この先行技術では、シートクッションフレームが前側連結機構及び後側連結機構を介して車体へ取り付けられている。前側連結機構は、フロントブラケットのフロントガイドギヤに沿ってフロントリンクが移動可能な構成とされ、フロントリンクはシートクッションの車両上方に設定された仮想中心点を中心とした円弧上を移動する。一方、後側連結機構は、リヤギヤブラケットのリヤガイドギヤに沿ってリヤリンクが移動可能な構成とされ、リヤリンクは当該仮想中心点を中心とした円弧上を移動する。
【0004】
この先行技術では、シートバックをリクライニングさせると、仮想中心点を中心とした円弧に沿ってフロントリンク及びリヤリンクが車両前側へ移動し、シートクッションフレームは車両後方側へ向かうにつれて車両下側へ傾斜するように変位し、シートクッションフレームの後端部に結合されたシートバックフレームは車両後方側へ傾けられる。このとき、乗員は車両用シートと同様に仮想中心点を中心にリクライニングするため、リクライニング時の車両用シートの回転中心と乗員の回転中心とが一致し、着座者の背中とシートバックの間で生じる背ずれが抑制されるというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-19441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1では、シートクッションフレームと車体の間に前側連結機構及び後側連結機構が設けられるため、部品点数が多く、その分、作業工数も増大し、コストが上昇してしまう。
【0007】
本発明は上記事実を考慮し、簡単な構成でコストの上昇を抑え、着座者の背ずれを抑制することが可能な車両用シートを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の態様に係る車両用シートは、乗員が着座するシートクッションの骨格部材を成すシートクッションフレームと、前記シートクッションフレームに対して連結部を介して連結され前記シートクッションに着座した着座乗員の上体を支持するシートバックの骨格部材を成し、前記シートクッションフレームに対してシート幅方向に沿って設けられた軸部を中心にリクライニング可能に支持されたシートバックフレームと、前記連結部に設けられ、前記シートバックのリクライニング時に前記着座乗員と当該シートバックとの間に生じるシート上下方向の相対的な位置ずれを吸収可能なヒンジ機構と、を備えている。
【0009】
第1の態様に係る車両用シートでは、シートクッションフレーム、シートバックフレーム及びヒンジ機構を備えている。シートクッションフレームは、シートクッションの骨格部材を成しており、シートバックフレームは、当該シートクッションフレームに対して連結部を介して連結され、シートバックの骨格部材を成している。また、シートバックフレームは、シートクッションフレームに対してシート幅方向に沿って設けられた軸部を中心にリクライニング可能に支持されている。
【0010】
一方、ヒンジ機構は連結部に設けられており、当該連結部によりシートバックのリクライニング時に着座乗員と当該シートバックとの間に生じるシート上下方向の相対的な位置ずれを吸収可能としている。これにより、本態様では、いわゆる背ずれが抑制可能とされる。
(【0011】以降は省略されています)
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