TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025060207
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170789
出願日2023-09-29
発明の名称ベースプレート及びその製造方法、ヘッドサスペンション、並びに記録装置
出願人日本発條株式会社
代理人個人,個人
主分類G11B 5/48 20060101AFI20250403BHJP(情報記憶)
要約【課題】ロードビームを取り付けるために凹状にしながら剛性低下を抑制することが可能なベースプレートを提供する。
【解決手段】ロードビーム9が取り付けられる板材Wからなるベースプレート17であって、基部17a及びこの基部17aに対する前後方向の前方に位置するロードビーム19の取付部17bと、基部17aに対して取付部17cが板厚方向の一側で凸状となり同他側でロードビーム19を入れ込む凹状となるように相互にずれて配置されることで板厚方向の両側に区画された段差H1及びH2とを備え、両側の段差H1及びH2は、板材Wの板厚を下回る寸法に設定され、ロードビーム19が取り付けられる面に沿った前後方向で相互に重ならない。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ロードビームが取り付けられる板材からなるベースプレートであって、
基部及び前記基部に対して前記板材の前後方向の前方に位置する前記ロードビームの取付部と、
前記基部に対して前記取付部が板厚方向の一側で凸状となり同他側で前記ロードビームを入れ込む凹状となるように相互にずれて配置されることで前記板厚方向の両側に区画された段差と、を備え、
前記両側の前記段差は、前記板材の板厚を下回る寸法に設定され、前記前後方向で相互に重ならない、
ベースプレート。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1のベースプレートであって、
前記両側の段差は、前記板厚方向で前記基部及び前記取付部間で立ち上がった段差面が前記前後方向で同一位置に設定され又は前記前後方向にずれて設定された、
ベースプレート。
【請求項3】
請求項2のベースプレートであって、
前記段差面は、前記前後方向に対し直交し又は前記前後方向に対し傾斜した、
ベースプレート。
【請求項4】
請求項1のベースプレートであって、
前記板厚方向の他側の前記段差の寸法は、前記取付部に対する前記ロードビームの取付部分が有する前記板厚方向での寸法に応じて設定された、
ベースプレート。
【請求項5】
請求項1のベースプレートであって、
前記取付部を前記板厚方向で貫通した前記前後方向の凹部と、
前記凹部内に配置され前記ロードビームを前記基部に対して動作させるアクチュエーターと、を備えた、
ベースプレート。
【請求項6】
請求項1~5のベースプレートの製造方法であって、
前記段差を前記板材の板厚方向の半抜き加工により形成する、
ベースプレートの製造方法。
【請求項7】
請求項6のベースプレートの製造方法であって、
前記取付部は、前記板材の板厚方向の潰し加工を伴う半抜き加工により形成した、
ベースプレートの製造方法。
【請求項8】
請求項1~5の何れか1項のベースプレートを含むヘッドサスペンションであって、
前記取付部の前記板厚方向の他側に前記板厚方向で前記段差に入れ込みつつ取り付けられたロードビームと、
前記ロードビームに重ねて配置された配線部材と、
前記配線部材を介して前記ロードビームに支持されたヘッドと、
を備えたヘッドサスペンション。
【請求項9】
請求項8のヘッドサスペンションを含む記録装置であって、
ケースと、
前記ケースに対し回転駆動可能に支持されたディスク状の記録媒体と、
前記ベースプレートを介して前記ヘッドサスペンションを駆動可能に支持するキャリッジアームと、
を備える記録装置。
【請求項10】
請求項9の記録装置であって、
前記ベースプレートの前記取付部は、前記キャリッジアームの先端に前記前後方向で対向する、
記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報の読み書きを行うヘッドを保持するヘッドサスペンションのベースプレート及びその製造方法、ヘッドサスペンション、並びに記録装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1のように、ヘッドサスペンションでは、ベースプレートの取付部にロードビームが取り付けられ、このロードビームに重ねて配線部材であるフレキシャーが配置されている。フレキシャーには、ヘッドが支持されている。この支持により、ヘッドは、ロードビームの先端に配置され、記録媒体であるディスクに対向して情報の読み書きを可能とする。
【0003】
かかるヘッドサスペンションにおいて、ベースプレートには、先端側の取付部に板厚を薄くすることによる板厚方向の凹部が形成されている。この凹部にロードビームの基端部が板厚方向で入れ込まれつつ取り付けられている。
【0004】
従って、ディスクに対するヘッドの間隔を維持しながら、ディスクを挟んで対向するロードビームのディスク側への突出を小さくできる。このため、ロードビームをディスク側に近づけることができるので、ロードビームを取り付けるキャリッジアームの相互間隔を小さくできる。
【0005】
結果として、ディスク間隔を小さくすることが可能となり、大型化することなくディスクドライブの記録容量の増加や記録容量を維持しつつディスクドライブの小型化を図ることができる。
【0006】
しかしながら、従来のヘッドサスペンションでは、ベースプレートに薄肉化による凹部を形成するため、ベースプレートの剛性が凹部の部分で著しく低下するという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2023-97516号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
解決しようとする問題点は、 ロードビームを取り付けるためにベースプレートを凹状にすると、ベースプレートの剛性が低下する点である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、ロードビームが取り付けられる板材からなるベースプレートを提供する。ベースプレートは、基部及び前記基部に対して前記板材の前後方向の前方に位置する前記ロードビームの取付部と、前記基部に対して前記取付部が板厚方向の一側で凸状となり同他側で前記ロードビームを入れ込む凹状となるように相互にずれて配置されることで前記板厚方向の両側に区画された段差と、を備え、前記両側の前記段差は、前記板材の板厚を下回る寸法に設定され、前記前後方向で相互に重ならない。
【0010】
また、本発明は、前記ベースプレートの製造方法であって、前記段差を前記板材の板厚方向の半抜き加工により形成する、ベースプレートの製造方法を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日本発條株式会社
押圧構造体
13日前
日本発條株式会社
ばね構造体
20日前
日本発條株式会社
乗員支持装置
20日前
日本発條株式会社
カップホルダ
27日前
日本発條株式会社
車両用シート
12日前
日本発條株式会社
車両用シート
12日前
日本発條株式会社
ベルトガイド
12日前
日本発條株式会社
車両用シート
12日前
日本発條株式会社
車両用シート
26日前
日本発條株式会社
車両用シート
1か月前
日本発條株式会社
ゲーム提供装置
5日前
日本発條株式会社
テンションバランサ
20日前
日本発條株式会社
ステータの製造方法
1か月前
日本発條株式会社
ステータの製造方法
1か月前
日本発條株式会社
シートカバー及び車両用シート
1か月前
日本発條株式会社
トリムカバー及び車両用シート
29日前
日本発條株式会社
トリムカバー及び車両用シート
1か月前
日本発條株式会社
ディスク装置用サスペンション
28日前
日本発條株式会社
ハーネス配索構造及び車両用シート
1か月前
日本発條株式会社
付属部材調整機構及び車両用シート
1か月前
日本発條株式会社
センタアームレスト及び車両用シート
29日前
日本発條株式会社
表皮の吊り込み構造及び車両用シート
29日前
日本発條株式会社
シートスライド構造及び車両用シート
8日前
日本発條株式会社
シートバックロック装置及び車両用シート
19日前
日本発條株式会社
シートクッション、車両用シート及び踏み間違い抑制方法
4日前
日本発條株式会社
接合方法および接合体
19日前
日本発條株式会社
車両用シートフレーム構造
4日前
日本発條株式会社
ベースプレート及びその製造方法、ヘッドサスペンション、並びに記録装置
26日前
個人
光情報装置、及び光情報制御方法
1か月前
ルネサスエレクトロニクス株式会社
半導体記憶装置
1か月前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
キオクシア株式会社
記憶装置
1か月前
キオクシア株式会社
記憶装置
1か月前
キオクシア株式会社
メモリデバイス
1か月前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
1か月前
キオクシア株式会社
半導体記憶装置
1か月前
続きを見る