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公開番号
2025081164
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2023194745
出願日
2023-11-15
発明の名称
ヘッドレストグロメット及び車両用シート
出願人
日本発條株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60N
2/897 20180101AFI20250520BHJP(車両一般)
要約
【課題】シートバックのフレームからの取り外し作業が容易なヘッドレストグロメットを得る。
【解決手段】ヘッドレストグロメット30は、筒状部32と頭部38とを備えている。筒状部32は、シートバックのフレームの上部に設けられたグロメット挿入部に対してシート上方側から挿入され、グロメット挿入部に対してシート上方側への変位を規制されると共に、内側にヘッドレストのステーが挿入される。頭部38は、筒状部32の上端部に取り付けられ、ステーが挿入される挿入孔46が形成され、シートバックの上面側に露出して配置され、グロメット挿入部に対してシート下方側への変位を規制されると共に、筒状部32に対して取り外し可能とされる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
シートバックのフレームの上部に設けられたグロメット挿入部に対してシート上方側から挿入され、前記グロメット挿入部に対してシート上方側への変位を規制されると共に、内側にヘッドレストのステーが挿入される筒状部と、
前記筒状部の上端部に取り付けられ、前記ステーが挿入される挿入孔が形成され、前記シートバックの上面側に露出して配置され、前記グロメット挿入部に対してシート下方側への変位を規制されると共に、前記筒状部に対して取り外し可能とされた頭部と、
を備えたヘッドレストグロメット。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記頭部は、前記筒状部内に挿入されて弾性変形する複数の係止爪を有し、
前記筒状部は、前記複数の係止爪が弾性復帰して係合する複数の係止孔を有し、
前記頭部が前記筒状部に対して軸線回りの一方へ回転されることで前記係合が解除される請求項1に記載のヘッドレストグロメット。
【請求項3】
前記頭部及び前記筒状部の一方は、前記筒状部と同軸状の雄ねじ部を有し、
前記頭部及び前記筒状部の他方は、前記筒状部と同軸状の雌ねじ部を有し、
前記雄ねじ部が前記雌ねじ部に螺合することで前記頭部が前記筒状部に取り付けられる請求項1に記載のヘッドレストグロメット。
【請求項4】
乗員の背部を支持するシートバックと、
前記乗員の頭部を支持するヘッドレストと、
前記シートバックのフレームの上部に設けられたグロメット挿入部に前記筒状部が挿入され、前記筒状部の内側及び前記頭部の前記挿入孔に前記ヘッドレストのステーが挿入された請求項1~請求項3の何れか1項に記載のヘッドレストグロメットと、
を備えた車両用シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関し、特にヘッドレストのステーが挿入されるヘッドレストグロメットに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に開示された乗物用シートは、シートバックのフレームの上部を構成するアッパプレームに、ヘッドレストのステーが挿入される左右一対のヘッドレストサポート(ヘッドレストグロメット)が取り付けられている。アッパフレームは、互いに上下方向に対面する平板状の天板部及び底板部を有しており、天板部及び底板部にはそれぞれヘッドレストグロメットが挿入される鍵孔状の貫通孔が形成されている。各貫通孔に挿入されたヘッドレストグロメットは、その軸線回り一方へ回転される。これにより、ヘッドレストグロメットの一部が各貫通孔の縁部に対して上下方向に係合し、アッパフレームからのヘッドレストグロメットの取り外しが規制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-168908号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の先行技術において、アッパフレームからヘッドレストグロメットを取り外す際には、ヘッドレストグロメットをその軸線回り他方へ回転させる必要がある。この際、アッパフレームの上記各貫通孔の縁部に対するヘッドレストグロメットの係合強度が高いと、ヘッドレストグロメットを回転させる作業が煩雑になる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、シートバックのフレームからの取り外し作業が容易なヘッドレストグロメット及び該ヘッドレストグロメットを備えた車両用シートを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様のヘッドレストグロメットは、シートバックのフレームの上部に設けられたグロメット挿入部に対してシート上方側から挿入され、前記グロメット挿入部に対してシート上方側への変位を規制されると共に、内側にヘッドレストのステーが挿入される筒状部と、前記筒状部の上端部に取り付けられ、前記ステーが挿入される挿入孔が形成され、前記シートバックの上面側に露出して配置され、前記グロメット挿入部に対してシート下方側への変位を規制されると共に、前記筒状部に対して取り外し可能とされた頭部と、を備えている。
【0007】
第1の態様のヘッドレストグロメットでは、シートバックのフレームの上部に設けられたグロメット挿入部に対して筒状部がシート上方側から挿入される。この筒状部は、グロメット挿入部に対してシート上方側への変位を規制され、内側にヘッドレストのステーが挿入される。筒状部の上端部には、ステーが挿入される挿入孔が形成された頭部が取り付けられる。この頭部は、シートバックの上面側に露出して配置され、グロメット挿入部に対してシート下方側への変位を規制される。これにより、ヘッドレストグロメットがグロメット挿入部に対するシート上下方向の変位を規制される。上記の頭部は、筒状部に対して取り外し可能とされている。この頭部が筒状部から取り外されると、筒状部がシート下方側への変位規制を解除されるので、筒状部をグロメット挿入部に対してシート下方側へ取り外し可能となる。この態様では、フレームからのヘッドレストグロメットの取り外しの際に、ヘッドレストグロメットの全体をフレームに対して回転させる必要がないため、取り外し作業が容易になる。
【0008】
第2の態様のヘッドレストグロメットは、第1の態様において、前記頭部は、前記筒状部内に挿入されて弾性変形する複数の係止爪を有し、前記筒状部は、前記複数の係止爪が弾性復帰して係合する複数の係止孔を有し、前記頭部が前記筒状部に対して軸線回りの一方へ回転されることで前記係合が解除される。
【0009】
第2の態様のヘッドレストグロメットでは、頭部が筒状部に取り付けられる際には、頭部が有する複数の係止爪が筒状部内に挿入される。この際には、複数の係止爪が弾性変形すると共に弾性復帰し、筒状部が有する複数の係止孔に係合する。頭部が筒状部から取り外される際には、頭部が筒状部に対して軸線回りの一方へ回転されることで、複数の係止孔に対する複数の係止爪の係合が解除される。このように、頭部が筒状部に対して回転されて取り外される構成であるため、通常時にヘッドレストグロメットに作用する荷重によって頭部が筒状部から不用意に取り外されてしまうことを防止できる。
【0010】
第3の態様のヘッドレストグロメットは、第1の態様において、前記頭部及び前記筒状部の一方は、前記筒状部と同軸状の雄ねじ部を有し、前記頭部及び前記筒状部の他方は、前記筒状部と同軸状の雌ねじ部を有し、前記雄ねじ部が前記雌ねじ部に螺合することで前記頭部が前記筒状部に取り付けられる。
(【0011】以降は省略されています)
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