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公開番号
2025107903
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-22
出願番号
2024001448
出願日
2024-01-09
発明の名称
車両用シートの樹脂カバー、シート調節機構の操作ノブ及び車両用シート
出願人
日本発條株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60N
2/16 20060101AFI20250714BHJP(車両一般)
要約
【課題】車両用シートの樹脂カバーとシート調節機構の操作ノブとの接触によって異音や削れ粉が発生することを防止する。
【解決手段】車両用シート10では、シートクッション12の左側部の意匠面は、樹脂製のカバー本体22を有するヒンジカバー20によって形成されている。カバー本体22には、当てリブ26が形成されている。シートクッション12に設けられたリフタ機構のリフタレバー34には、樹脂製のノブ本体32を有するリフタノブ30が取り付けられている。当てリブ26の先端部、及びノブ本体32において当てリブ26と対向する箇所には、ゴム状の材料によって構成されたゴム状部40、42が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両用シートの意匠面を形成し、前記車両用シートに設けられたシート調節機構の操作レバーに取り付けられた操作ノブと対向する箇所に当てリブが形成された樹脂製のカバー本体と、
ゴム状の材料によって構成され、前記当てリブの先端部に設けられたゴム状部と、
を備えた車両用シートの樹脂カバー。
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【請求項2】
前記ゴム状部は、前記カバー本体との二色成形によって前記当てリブの先端部に設けられている請求項1に記載の車両用シートの樹脂カバー。
【請求項3】
車両用シートに設けられたシート調節機構の操作レバーに取り付けられ、前記車両用シートの意匠面を形成する樹脂カバーに形成された当てリブと対向する樹脂製のノブ本体と、
ゴム状の材料によって構成され、前記ノブ本体において前記当てリブと対向する箇所に設けられたゴム状部と、
を備えたシート調節機構の操作ノブ。
【請求項4】
前記ゴム状部は、前記ノブ本体との二色成形によって前記箇所に設けられている請求項3に記載のシート調節装置の操作ノブ。
【請求項5】
乗員が着座するシートクッションと、
前記乗員の背部を支持するシートバックと、
樹脂製のカバー本体を有し、前記シートクッション又は前記シートバックの意匠面を形成すると共に、前記カバー本体に当てリブが形成された樹脂カバーと、
樹脂製のノブ本体を有し、前記シートクッション又は前記シートバックに設けられたシート調節機構の操作レバーに取り付けられ、前記ノブ本体が前記当てリブと対向する操作ノブと、
ゴム状の材料によって構成され、前記当てリブの先端部、及び前記ノブ本体において前記当てリブと対向する箇所の少なくとも一方に設けられたゴム状部と、
を備えた車両用シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関し、特に樹脂カバー及びシート調節機構の操作ノブに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に開示された車両用シートでは、シートクッションのフレームが樹脂製のシートクッションフレームカバー(樹脂カバー)によってシート幅方向外側から覆われている。この樹脂カバーのシート幅方向外側には、シート高さ調節機構(リフタ機構)の操作レバーに取り付けられた樹脂製の操作ノブが配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-159738号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような構成では、操作ノブと樹脂カバーが車両走行時の振動で接触し、異音が発生する場合がある。また、操作ノブが操作時に樹脂カバーと接触し、樹脂カバーが削れることにより、削れ粉がでる場合がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、車両用シートの樹脂カバーとシート調節機構の操作ノブとの接触によって異音や削れ粉が発生することを防止又は抑制可能な車両用シートの樹脂カバー、シート調節機構の操作ノブ及び車両用シートを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様の車両用シートの樹脂カバーは、車両用シートの意匠面を形成し、前記車両用シートに設けられたシート調節機構の操作レバーに取り付けられた操作ノブと対向する箇所に当てリブが形成された樹脂製のカバー本体と、ゴム状の材料によって構成され、前記当てリブの先端部に設けられたゴム状部と、を備えている。
【0007】
第1の態様の車両用シートの樹脂カバーでは、車両用シートの意匠面を形成する樹脂製のカバー本体は、車両用シートに設けられたシート調節機構の操作レバーに取り付けられた操作ノブと対向する箇所に当てリブが形成されている。この当てリブの先端部には、ゴム状の材料によって構成されたゴム状部が設けられている。これにより、本樹脂カバーと操作ノブとの接触によって異音や削れ粉が発生することを防止又は抑制できる。
【0008】
第2の態様の車両用シートの樹脂カバーは、第1の態様において、前記ゴム状部は、前記カバー本体との二色成形によって前記当てリブの先端部に設けられている。
【0009】
第2の態様の車両用シートの樹脂カバーでは、上記のように構成されているので、製造が容易になる。
【0010】
第3の態様のシート調節装置の操作ノブは、車両用シートに設けられたシート調節機構の操作レバーに取り付けられ、前記車両用シートの意匠面を形成する樹脂カバーに形成された当てリブと対向する樹脂製のノブ本体と、ゴム状の材料によって構成され、前記ノブ本体において前記当てリブと対向する箇所に設けられたゴム状部と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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