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公開番号
2025106707
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-16
出願番号
2024000216
出願日
2024-01-04
発明の名称
情報処理装置、方法およびプログラム
出願人
日本発條株式会社
,
株式会社JSOL
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
G06F
30/20 20200101AFI20250709BHJP(計算;計数)
要約
【課題】シートの表皮側とパッド側とが所定方向にスライド移動可能に係合される係合構造を含むシートのモデル化を、当該モデル化で得られるシートのモデルを用いたシミュレーションでの精度の低下および演算負荷の増大を抑制しつつ実現する。
【解決手段】モデル化部は、車両用シートの表皮側とパッド側とが所定方向にスライド移動可能に係合される車両用シートの係合構造を、表皮側とパッド側のうちの表皮側に所定方向に沿うように配置されたビーム要素64と、表皮側とパッド側のうちのパッド側に配置されビーム要素64がスライド移動可能に挿通されるガイド孔74が設けられた部材70と、で模擬することを含むモデル化処理を行う。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
シートの表皮側とパッド側とが所定方向にスライド移動可能に係合される前記シートの係合構造を、前記表皮側と前記パッド側のうちの一方に前記所定方向に沿うように配置されたビーム要素と、前記表皮側と前記パッド側のうちの他方に配置され前記ビーム要素がスライド移動可能に挿通されるガイド孔が設けられた部材と、で模擬することを含むモデル化処理を行うモデル化部を含む情報処理装置。
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【請求項2】
前記係合構造は、前記シートの表皮側の先端部に前記所定方向に沿って設けられるレール状部と、前記シートのパッド側に設けられ前記レール状部と前記所定方向にスライド可能に係合されるクリップと、を含み、
前記モデル化部は、前記レール状部を、前記所定方向に沿うように前記シートの表皮側の先端部に配置された前記ビーム要素で模擬すると共に、前記クリップを、前記パッド側に配置され前記ビーム要素がスライド可能に挿通されるガイド孔が設けられた前記部材で模擬する請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記レール状部は、前記シートの表皮となる生地と基部が縫合される引き材の先端部に設けられており、
前記モデル化部は、前記レール状部を、前記引き材を模擬する部材の先端部に前記レール状部に沿うように配置したビーム要素で模擬する請求項2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記係合構造は、前記シートの表皮側に前記所定方向に沿うように設けられた第1ワイヤと、前記シートのパッド側に前記所定方向に沿うように設けられた第2ワイヤと、前記第1ワイヤおよび前記第2ワイヤに掛け渡されたホグリングと、を含む請求項1記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記モデル化部は、前記部材に前記ガイド孔を設けることを、前記部材の先端部に対応する複数の節点に、前記ガイド孔として機能させる情報を各々設定することで実現する請求項1記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記モデル化部による前記モデル化処理によって得られた前記シートのモデルに基づいて、前記シートの外観を予測するシミュレーションを行うシミュレーション部をさらに含む請求項1記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記シートは車両用のシートである請求項1記載の情報処理装置。
【請求項8】
シートの表皮側とパッド側とが所定方向にスライド移動可能に係合される前記シートの係合構造を、前記表皮側と前記パッド側のうちの一方に前記所定方向に沿うように配置されたビーム要素と、前記表皮側と前記パッド側のうちの他方に配置され前記ビーム要素がスライド移動可能に挿通されるガイド孔が設けられた部材と、で模擬することを含むモデル化処理をコンピュータに実行させる情報処理方法。
【請求項9】
コンピュータに、
シートの表皮側とパッド側とが所定方向にスライド移動可能に係合される前記シートの係合構造を、前記表皮側と前記パッド側のうちの一方に前記所定方向に沿うように配置されたビーム要素と、前記表皮側と前記パッド側のうちの他方に配置され前記ビーム要素がスライド移動可能に挿通されるガイド孔が設けられた部材と、で模擬することを含むモデル化処理を行わせるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
パッドと表皮とを含むシートをモデル化してシミュレーションを行う場合に適用可能な技術として、特許文献1には、平面型紙外形に基づいて縫製プロセスのシミュレーションを行う縫製解析システムが記載されている。特許文献1に記載の技術では、第1生地および第2生地に作成した仮縫製ライン上に、縫製ラインを形成するビーム要素を作成し、第1生地のビーム要素と第2生地のビーム要素とをばね要素で結合している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-156265号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
シートの表皮とパッドとの結合には、例えば、図8に示す第1の係合構造80、或いは、図9に示す第2の係合構造100などが採用される。
【0005】
図8に示す第1の係合構造80では、クリップ82がシートのパッド側に埋め込まれている。クリップ82は樹脂製で、基部84から一対の立設部86A、86Bが立設されている。立設部86A、86Bは断面が各々およそL字状で、L字状の先端部が間隔を空けて対向するように設けられている。一方、シートの表皮となる生地88には引き材90の基部が縫い込まれており、引き材90の先端部には樹脂製のレール状部92が形成されている。レール状部92は断面がおよそ矢印形状とされ、この形状が生地88と引き材90との縫い線におよそ平行な方向(図8矢印B方向)に連続している(図示省略)。
【0006】
第1の係合構造80では、パッドと表皮との結合時に、レール状部92の先端が立設部86A、86BのL字状の先端部の間隙に入り込んだ状態で、レール状部92とクリップ82とが接近する方向に押圧されると、レール状部92によって立設部86A、86BのL字状の先端部の間隙が押し広げられることで、レール状部92が立設部86A、86Bの間の空間に入り込み、図8に示すように、クリップ82とレール状部92とが結合した状態になる。第1の係合構造80では、この結合状態において、クリップ82と引き材90(レール状部92)とが図8矢印B方向にスライド移動可能とされている。
【0007】
また、図9に示す第2の係合構造100では、シートの表皮となる生地88に引き材90の基部が縫い込まれており、引き材90の先端部には、金属製で生地88と引き材90との縫い線におよそ平行な方向(図9(B)の矢印C方向)が長手方向とされた第1ワイヤ102が設けられている。一方、シートのパッド側には、シートのパッドと表皮との結合時に生地88と引き材90との縫い線におよそ平行となる方向(図9(B)の矢印C方向)が長手方向とされた第2ワイヤ104が埋め込まれている。そして、第1ワイヤ102および第2ワイヤ104には、金属製でリング状に屈曲されたホグリング106が掛け渡されている。
【0008】
第2の係合構造100では、シートの表皮とパッドとが結合された状態で、シートの表皮側とホグリング106とが図9(B)の矢印C方向にスライド移動可能とされ、またシートのパッド側とホグリング106も図9(B)の矢印C方向にスライド移動可能とされる。従って、第2の係合構造100においても、シートの表皮とパッドとが結合された状態で、シートの表皮側とシートのパッド側とが図9(B)の矢印C方向にスライド移動可能とされている。
【0009】
シートをモデル化してシミュレーションを行う場合、第1の係合構造80や第2の係合構造100などの係合構造は、何れも部品点数が多く構造が複雑であるので、係合構造を忠実に模擬したモデルを用いたとすると、シミュレーションにおける演算負荷が増大するという課題がある。この課題に対し、例えば、特許文献1に記載されているようなばね要素で係合構造を簡易的に模擬した場合には、シミュレーションの精度が低下し、例えばシートの表皮のしわなどを精度良く評価することができない。
【0010】
本開示は上記事実を考慮して成されたもので、シートの表皮側とパッド側とが所定方向にスライド移動可能に係合される係合構造を含むシートのモデル化を、当該モデル化で得られるシートのモデルを用いたシミュレーションでの精度の低下および演算負荷の増大を抑制しつつ実現できる情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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