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公開番号
2025116592
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-08
出願番号
2024011099
出願日
2024-01-29
発明の名称
駐車装置の停止システムおよび駐車装置
出願人
日本発條株式会社
代理人
弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類
E04H
6/18 20060101AFI20250801BHJP(建築物)
要約
【課題】緊急停止した駐車装置に重大な事故が発生していない場合に、利用者が駐車装置の緊急停止を解除することができる駐車装置の停止システムを提供すること。
【解決手段】駐車装置の停止システムは、上下方向および左右方向に複数の駐車領域を含み、車両が載置されたパレットが複数の駐車領域の間を移動する駐車装置の停止システムであって、パレットに設置され、パレットの傾きに対応する情報を生成する傾きセンサと、傾きセンサによって生成された情報に基づき、駐車装置の制御盤に駐車装置の動作を停止する緊急停止信号を送信する制御装置と、を含み、制御装置は、緊急停止信号を送信した後に、情報を利用する所定の条件を満たすか否かの判定を設定時間ごとに実行し、判定の判定回数が設定判定回数以内に所定の条件を満たさないとき、駐車装置の制御盤に駐車装置の緊急停止を解除する緊急停止解除信号を送信する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
上下方向および左右方向に複数の駐車領域を含み、車両が載置されたパレットが前記複数の駐車領域の間を移動する駐車装置の停止システムであって、
前記パレットに設置され、前記パレットの傾きに対応する情報を生成する傾きセンサと、
前記傾きセンサによって生成された情報に基づき、前記駐車装置の制御盤に前記駐車装置の動作を停止する緊急停止信号を送信する制御装置と、を含み、
前記制御装置は、前記緊急停止信号を送信した後に、前記情報を利用する所定の条件を満たすか否かの判定を設定時間ごとに実行し、前記判定の判定回数が設定判定回数以内に前記所定の条件を満たさないとき、前記駐車装置の前記制御盤に前記駐車装置の緊急停止を解除する緊急停止解除信号を送信する、駐車装置の停止システム。
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【請求項2】
前記所定の条件は、前記制御装置が前記傾きセンサから前記情報を受信することである、請求項1に記載の駐車装置の停止システム。
【請求項3】
前記情報は、前記傾きセンサが前記パレットの傾きの異常を検知して生成する異常検知信号である、請求項2に記載の駐車装置の停止システム。
【請求項4】
前記所定の条件は、前記情報が閾値以上であることである、請求項1に記載の駐車装置の停止システム。
【請求項5】
前記情報は、前記傾きセンサが取得する検知値である、請求項4に記載の駐車装置の停止システム。
【請求項6】
前記設定判定回数は、前記検知値に基づき決定された段階的なレベルと対応して設定される、請求項5に記載の駐車装置の停止システム。
【請求項7】
前記設定時間は、前記検知値に基づき決定された段階的なレベルと対応して設定される、請求項5に記載の駐車装置の停止システム。
【請求項8】
前記制御装置は、前記駐車装置の前記制御盤の電源がONであるとき、前記緊急停止信号を送信する、請求項1に記載の駐車装置の停止システム。
【請求項9】
前記設定判定回数は、前記パレットの位置と対応して設定される、請求項1に記載の駐車装置の停止システム。
【請求項10】
前記設定時間は、前記パレットの位置と対応して設定される、請求項1に記載の駐車装置の停止システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の一実施形態は、自動車などの車両を駐車する駐車装置の停止システムに関する。また、本発明の一実施形態は、停止システムを備えた駐車装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
車両の駐車装置として、パレット上に車両を載置して立体的に積み重ねて駐車させる、いわゆる多段式駐車装置が知られている。多段式駐車装置では、パレットを上下方向に昇降動作させ、または左右方向に横行動作させることにより、入出庫口に移動したパレットに車両を入出庫させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-209644号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
多段式駐車装置のような駐車装置では、パレットの異常な傾きを検知した場合には、駐車装置の動作を緊急停止させる。パレットの衝突のような重大な事故が発生している可能性があるため、または重大な事故の発生を防止するため、駐車装置の緊急停止は利用者によって解除することができない。駐車装置の緊急停止を解除するためには駐車装置の製造業者または管理業者を呼ぶ必要がある。しかしながら、風または地震などによってパレットが大きく揺れ、パレットの異常な傾きが一時的に検知される場合もある。この場合においても、パレットの異常な傾きが検知されているため、駐車装置の動作は緊急停止する。そのため、パレットの揺れが収まり、駐車装置に問題がない(すなわち、パレットが異常な傾きを有しない)場合であっても、駐車装置の製造業者または管理業者を呼んで駐車装置の緊急停止を解除する必要がある。しかしながら、駐車装置に重大な事故が発生していない場合にまで駐車装置の製造業者または管理業者を呼んで駐車装置の緊急停止を解除することは、駐車装置の製造業者または管理業者の負担が増大する。また、駐車装置の緊急停止の解除に時間を要し、利用者による駐車装置の利便性が低下する。
【0005】
本発明の一実施形態は、上記問題に鑑み、緊急停止した駐車装置に重大な事故が発生していない場合に、利用者が駐車装置の緊急停止を解除することができる駐車装置の停止システムを提供することを目的の一つとする。また、本発明の一実施形態は、上記停止システムを備える駐車装置を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係る駐車装置の停止システムは、上下方向および左右方向に複数の駐車領域を含み、車両が載置されたパレットが複数の駐車領域の間を移動する駐車装置の停止システムであって、パレットに設置され、パレットの傾きに対応する情報を生成する傾きセンサと、傾きセンサによって生成された情報に基づき、駐車装置の制御盤に駐車装置の動作を停止する緊急停止信号を送信する制御装置と、を含み、制御装置は、緊急停止信号を送信した後に、情報を利用する所定の条件を満たすか否かの判定を設定時間ごとに実行し、判定の判定回数が設定判定回数以内に所定の条件を満たさないとき、駐車装置の制御盤に駐車装置の緊急停止を解除する緊急停止解除信号を送信する。
【0007】
所定の条件は、制御装置が傾きセンサから情報を受信することであってもよい。情報は、傾きセンサがパレットの傾きの異常を検知して生成する異常検知信号であってもよい。
【0008】
所定の条件は、情報が閾値以上であることであってもよい。情報は、傾きセンサが取得する検知値であってもよい。
【0009】
設定判定回数は、検知値に基づき決定された段階的なレベルと対応して設定されてもよい。
【0010】
設定時間は、検知値に基づき決定された段階的なレベルと対応して設定されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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