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公開番号2025121801
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2024017530
出願日2024-02-07
発明の名称車両用シート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/56 20060101AFI20250813BHJP(車両一般)
要約【課題】着座乗員に冷涼感を与えることができる車両用シートを得る。
【解決手段】車両用シート10は、着座乗員の身体を支持する着座乗員支持部を備えている。また、車両用シート10は、着座乗員支持部に設けられ、吸水性を有する吸水性シート28を備えている。さらに、車両用シート10は、水が貯留されていると共に、貯留された水を吸水性シート28へ向けて供給する貯水タンク30を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
着座乗員の身体を支持する着座乗員支持部と、
前記着座乗員支持部に設けられ、吸水性を有する吸水性部材と、
水が貯留されていると共に、貯留された水を前記吸水性部材へ向けて供給する貯留部と、
を備えた車両用シート。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記着座乗員支持部における着座乗員側の面と前記吸水性部材との間には、防水性を有すると共にフィルム状に形成された防水部材が設けられている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記着座乗員支持部は、クッション性を有するシートパッドを含んで構成され、
前記シートパッドが、通気性を有する部材を用いて形成されている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項4】
前記貯留部が前記吸水性部材に対してシート上方側に配置されている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項5】
前記貯留部と前記吸水性部材との間には、前記貯留部から前記吸水性部材へ向けて供給される水の量を自動で調節する自動水量調節部が設けられている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項6】
前記貯留部と前記吸水性部材との間には、前記貯留部から前記吸水性部材へ向けて供給される水の量を手動で調節するための手動水量調節部が設けられている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項7】
前記着座乗員支持部における着座乗員とは反対側の面が、通気性を有する部材を用いて形成されている請求項1に記載の車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、車室内空間の温度変化に追従して温度変化をさせ易くなっているシートパッドが開示されている。この文献に記載されたシートパッドは、当該シートパッドの少なくとも一部を構成する発泡樹脂体と、シートパッドの使用温度範囲で気化及び液化する液体と、発泡樹脂体及び液体が封入された袋体と、を備えている。そして、シートパッドの温度が上昇すると、液体が袋体内で気化して液体の周囲から気化熱を奪うことにより、発泡樹脂体の温度上昇が抑制される。そのため、シートパッドをエアコンなどの車室内空気で冷却すると、シートパッドの温度は、車室内空間の温度変化に対して熱伝導率の低い発泡樹脂体による熱伝導による変化しか見込めないシートパッドに比べて、車室内空間の温度変化に追従して素早く変化する。また、シートパッドの温度が低下すると、袋体内で気化した液体が液化して液体の周囲に凝縮熱を放出することにより、発泡樹脂体の温度低下が抑制される。そのため、シートパッドをエアコンなどの車室内空気で温めると、シートパッドの温度は、車室内空間の温度変化に対して熱伝導率の低い発泡樹脂体による熱伝導による変化しか見込めないシートパッドに比べて、車室内空間の温度変化に追従して素早く変化する。このように、特許文献1に記載されたシートパッドでは、車室内空間の温度変化に追従して温度変化をさせ易くすることが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-217138号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1に記載されたシートパッドは、車室内空間の温度変化に追従して温度変化をさせ易くするという観点では有用な構成ではあるが、着座乗員に冷涼感を与えるという観点では改善の余地がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、着座乗員に冷涼感を与えることができる車両用シートを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様の車両用シートは、着座乗員の身体を支持する着座乗員支持部と、前記着座乗員支持部に設けられ、吸水性を有する吸水性部材と、水が貯留されていると共に、貯留された水を前記吸水性部材へ向けて供給する貯留部と、を備えている。
【0007】
第1の態様の車両用シートでは、着座乗員の身体が着座乗員支持部によって支持される。ここで、吸水性を有する吸水性部材が、着座乗員支持部に設けられている。また、貯留部に貯留された水は、吸水性部材へ向けて供給される。そして、貯留部に貯留された水が吸水性部材へ供給されて、吸水性部材内の水が気化すると、着座乗員支持部における着座乗員側の面の熱が奪われる。これにより、着座乗員に冷涼感を与えることができる。
【0008】
第2の態様の車両用シートは、第1の態様の車両用シートにおいて、前記着座乗員支持部における着座乗員側の面と前記吸水性部材との間には、防水性を有すると共にフィルム状に形成された防水部材が設けられている。
【0009】
第2の態様の車両用シートでは、防水部材が、着座乗員支持部における着座乗員側の面と吸水性部材との間に設けられている。これにより、吸水性部材内の水が気化することによって生じた水分が着座乗員に付着することによる不快感を防止又は抑制することができる。
【0010】
第3の態様の車両用シートは、第1の態様又は第2の態様の車両用シートにおいて、前記着座乗員支持部は、クッション性を有するシートパッドを含んで構成され、前記シートパッドが、通気性を有する部材を用いて形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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