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公開番号2025136157
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024034382
出願日2024-03-06
発明の名称車両用シート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/56 20060101AFI20250911BHJP(車両一般)
要約【課題】消費電力が高まることを抑制しつつ乗員の身体において車両用シートから離れた部位を温めることができる車両用シートを得る。
【解決手段】車両用シート10は、着座乗員の身体を支持する乗員支持部(シートバック12)と、乗員支持部に着脱可能に取付けられたヒータ部16と、を備えている。ヒータ部16は、乗員支持部から取外した状態かつ着座乗員の肩及び首の少なくとも一方に掛けられた状態で着座乗員の肩及び首の少なくとも一方を温める。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
着座乗員の身体を支持する乗員支持部と、
前記乗員支持部に着脱可能に取付けられると共に、前記乗員支持部から取外して着座乗員の肩及び首の少なくとも一方に掛けられ、着座乗員の肩及び首のうち当該掛けられた部位を温めるヒータ部と、
を備えた車両用シート。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記ヒータ部は、前記乗員支持部に機械的な固定部材を用いて固定されている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記ヒータ部は、前記乗員支持部にマグネットの磁力を用いた磁気的な固定部材を用いて固定されている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項4】
前記ヒータ部は、その一部が前記乗員支持部の一部に機械的な固定部材を用いて固定され、
前記ヒータ部の他の一部が前記乗員支持部の他の一部にマグネットの磁力を用いた磁気的な固定部材を用いて固定されている請求項1に記載の車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、乗員の身体において車両用シートから離れた部位を暖房できるようにした車両用シートが開示されている。この文献に記載された車両用シートはヒータ装置を備えており、このヒータ装置は車両用シートのうち乗員が車両用シートに着座した姿勢で乗員の身体と非接触となる部位に配置されている。そして、ヒータ装置は、車両用シートに着座した乗員の身体に向けて輻射熱を放射する輻射ヒータを備えている。これにより、乗員の身体において車両用シートから離れた部位を暖房できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-059368号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1に記載された構成は、乗員の身体において車両用シートから離れた部位を温めることができるという観点では有用な構成ではあるが、乗員の身体において車両用シートから離れた部位を温める際の消費電力が高まることが考えられる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、消費電力が高まることを抑制しつつ乗員の身体において車両用シートから離れた部位を温めることができる車両用シートを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様の車両用シートは、着座乗員の身体を支持する乗員支持部と、前記乗員支持部に着脱可能に取付けられると共に、前記乗員支持部から取外して着座乗員の肩及び首の少なくとも一方に掛けられ、着座乗員の肩及び首のうち当該掛けられた部位を温めるヒータ部と、を備えている。
【0007】
第1の態様の車両用シートでは、着座乗員の身体が乗員支持部によって支持される。この乗員支持部には、ヒータ部が着脱可能に取付けられている。このヒータ部は、乗員支持部から取外すことができると共に、着座乗員の肩及び首の少なくとも一方に掛けることができる。これにより、着座乗員においてヒータ部が掛けられた部位を当該ヒータによって温めることができる。このように、第1の態様の車両用シートでは、ヒータ部を乗員支持部から取外すことができない構成と比べて、ヒータ部と着座乗員の肩及び首の少なくとも一方との距離を近づけることができる。その結果、ヒータ部の消費電力が高まることを抑制することができる。すなわち、第1の態様の車両用シートでは、ヒータ部の消費電力が高まることを抑制しつつ乗員の身体において車両用シート(乗員支持部)から離れた部位を温めることができる。
【0008】
第2の態様の車両用シートは、第1の態様の車両用シートにおいて、前記ヒータ部は、前記乗員支持部に機械的な固定部材を用いて固定されている。
【0009】
第2の態様の車両用シートでは、ヒータ部が乗員支持部に機械的な固定部材を用いて固定されている。この構成では、ヒータ部の乗員支持部に対するズレ動きを抑制することができる。
【0010】
第3の態様の車両用シートは、第1の態様の車両用シートにおいて、前記ヒータ部は、前記乗員支持部にマグネットの磁力を用いた磁気的な固定部材を用いて固定されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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