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公開番号2025174290
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2024080475
出願日2024-05-16
発明の名称車両の運転席用シート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/75 20180101AFI20251120BHJP(車両一般)
要約【課題】長距離運転時等における運転者の疲労軽減を図ることができる車両の運転席用シートを得る。
【解決手段】運転席用シート10は、着座した運転者Dの背部DAを支持可能なシートバック18を備え、シートバック18の側部18Bにシート前側に突出しかつシート後側からシート前側に向かって下り勾配とされて運転者Dの肘部DCを支持可能な支持斜面部18C1を備えた肘掛突起部18Cが設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
着座した運転者の背部を支持可能なシートバックを備え、
前記シートバックにおける少なくともシート幅方向一方側の側部にシート前側に突出しかつシート後側からシート前側に向かって下り勾配とされて前記運転者の肘部を支持可能な支持斜面部を備えた肘掛突起部が設けられている、
車両の運転席用シート。
続きを表示（約 470 文字）【請求項２】
シート幅方向から見て前記支持斜面部の中点は、前記運転者のトルソラインに沿う方向において当該運転者のヒップポイントとの距離が１３０ｍｍから１７０ｍｍとなる位置に設定されている、
請求項１に記載の車両の運転席用シート。
【請求項３】
シート幅方向から見て前記支持斜面部と当該支持斜面部のシート上側の周縁部を通りかつ前記トルソラインと平行な直線との成す角が１２度から４０度の範囲に設定されている、
請求項２に記載の車両の運転席用シート。
【請求項４】
シート幅方向から見て前記中点は、前記トルソラインのシート後側に位置すると共に、
シート幅方向から見て前記トルソラインと前記中点との距離が０ｍｍから４０ｍｍの範囲に設定されている、
請求項２に記載の車両の運転席用シート。
【請求項５】
前記支持斜面部は、シート上下方向において前記運転者が把持するステアリングホイールよりもシート下側に位置している、
請求項１に記載の車両の運転席用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両の運転席用シートに関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
下記特許文献１には、車両用シートに関する発明が開示されている。この車両用シートでは、シートバックの側部に肘掛突起が設けられており、この肘掛突起で乗員の肘を支持することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００４－７４８９６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、長距離運転時等において、運転者が常に肘を浮かせた状態で運転することは運転者の疲労軽減の観点において好ましくない。
【０００５】
この点、上記先行技術のように、シートバックに肘掛突起を設けることで運転者の疲労を軽減させることが考えられる。
【０００６】
しかしながら、上記先行技術では、肘掛突起の上面がシート前側からシート後側に向かって下り勾配となっており、運転者の前腕部が肘掛突起の上面で支持されるとき、前腕部が強制的にシート前方上側を向くことが考えられる。このため、運転者とステアリングホイールとの相対位置関係によっては、運転者がステアリングホイールを把持したまま前腕部を肘掛突起の上面に置くことが困難となることが考えられる。すなわち、上記先行技術は、長距離運転時等における運転者の疲労軽減の観点においては、改善の余地がある。
【０００７】
本発明は上記事実を考慮し、長距離運転時等における運転者の疲労軽減を図ることができる車両の運転席用シートを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
第１の態様に係る車両の運転席用シートは、着座した運転者の背部を支持可能なシートバックを備え、前記シートバックにおける少なくともシート幅方向一方側の側部にシート前側に突出しかつシート後側からシート前側に向かって下り勾配とされて前記運転者の肘部を支持可能な支持斜面部を備えた肘掛突起部が設けられている。
【０００９】
第１の態様に係る車両の運転席用シートによれば、シートバックを備えており、このシートバックで着座した運転者の背部を支持することができる。
【００１０】
ところで、長距離運転時等において、運転者が常に肘部を浮かせた状態で運転することは運転者の疲労軽減の観点において好ましくない。
（【００１１】以降は省略されています）

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