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公開番号
2025140183
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024039391
出願日
2024-03-13
発明の名称
車両用リアシート
出願人
日本発條株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60N
2/005 20060101AFI20250919BHJP(車両一般)
要約
【課題】積荷衝突時に、車両幅方向中央部におけるシートバックの前倒れを抑制することができる車両用リアシートを得る。
【解決手段】車両用リアシート10は、車両の荷室の車両前方で車両幅方向の少なくとも一側に配置され、シートバック14Rの骨格を構成するシートバックフレーム26と、シートバックフレーム26のシートバック下方側かつ車両幅方向内側の端部に設けられると共に、車体フロアの車両幅方向中央部に固定された係止部材(支持部材42)に係脱可能に構成され、シートバック14Rの起立位置で係止部材(支持部材42)にロックされる被係止部材(ロックピン38)を備えたインナ側ロック装置28と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の荷室の車両前方で車両幅方向の少なくとも一側に配置され、シートバックの骨格を構成するシートバックフレームと、
前記シートバックフレームのシートバック下方側かつ車両幅方向内側の端部に設けられると共に、車体フロアの車両幅方向中央部に固定された係止部材に係脱可能に構成され、前記シートバックの起立位置で前記係止部材にロックされる被係止部材を備えたインナ側ロック装置と、
を有する車両用リアシート。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記係止部材は、車体フロアに固定された下壁部と、当該下壁部から車両上方側へ立設されると共に貫通孔が形成された縦壁部と、を含んで構成されており、
前記被係止部材は、付勢部によって前記縦壁部へ向かう方向へ付勢されると共に、前記シートバックの前記起立位置で前記貫通孔に挿通されるロックピンとされており、
前記ロックピンに一端部が固定されると共に、他端部が引っ張り可能に構成されたケーブルをさらに有する、
請求項1に記載の車両用リアシート。
【請求項3】
前記シートバックフレームの車両幅方向外側の上部に配置されると共に、車体側壁に係脱可能に構成されたアウタ側ロック装置と、
前記ケーブルの前記他端部に接続されると共に、操作されることで前記係止部材の前記インナ側ロック装置の前記係止部材に対するロックと、前記アウタ側ロック装置の前記車体側壁に対するロックと、を同時に解除可能に構成された操作レバーと、をさらに有する、
請求項2に記載の車両用リアシート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用リアシートに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、車両のトランクルーム(荷室)の前方に設けられる車両用シートユニット(車両用リアシート)が開示されている。下記特許文献1に記載の技術では、荷室に積まれた積荷によって、車両の急ブレーキや前面衝突時に、横並びする二つのシートが前方に押されて観音開き状態になることを防ぐために、左右のシートバックがストライカで連結されている。左右のシートの車両幅方向外側は、それぞれ車体の側壁に固定されている。この技術では、ストライカによる連結を解除することで、各シートを別々に起倒できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-046241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記技術では、車両用リアシートの車両幅方向中央部は、ストライカによって左右のシートバックが連結されているだけで、車体には固定されていない。よって、荷室の積荷がシートバックの背面に衝突した際(積荷衝突時)の車両幅方向中央部におけるシートバックの前倒れを抑制するには改善の余地がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、積荷衝突時に、車両幅方向中央部におけるシートバックの前倒れを抑制することができる車両用リアシートを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の本発明に係る車両用リアシートは、車両の荷室の車両前方で車両幅方向の少なくとも一側に配置され、シートバックの骨格を構成するシートバックフレームと、前記シートバックフレームのシートバック下方側かつ車両幅方向内側の端部に設けられると共に、車体フロアの車両幅方向中央部に固定された係止部材に係脱可能に構成され、前記シートバックの起立位置で前記係止部材にロックされる被係止部材を備えたインナ側ロック装置と、を有している。
【0007】
請求項1に記載の本発明によれば、シートバックの起立位置において、シートバックフレームのシートバック下方側かつ車両幅方向内側の端部に設けられたインナ側ロック装置の被係止部材は、係止部材に係止される。この係止部材は、車体フロアの車両幅方向中央部に固定されている。よって、シートバックの回動が規制される。特に、シートバックの車両幅方向内側、すなわち隣接するシート側における回動が抑制されるため、荷室に積まれた積荷が急ブレーキや前面衝突等により、シートバックの背面に衝突しても、車両用リアシートの車両幅方向中央部においてシートバックが車両前方側へ倒れることが抑制される。
【0008】
請求項2に記載の本発明に係る車両用リアシートは、請求項1に記載の発明において、前記係止部材は、車体フロアに固定された下壁部と、当該下壁部から車両上方側へ立設されると共に貫通孔が形成された縦壁部と、を含んで構成されており、前記被係止部材は、付勢部によって前記縦壁部へ向かう方向へ付勢されると共に、前記シートバックの前記起立位置で前記貫通孔に挿通されるロックピンとされており、前記ロックピンに一端部が固定されると共に、他端部が引っ張り可能に構成されたケーブルをさらに有している。
【0009】
請求項2に記載の本発明によれば、ケーブルの他端部が引かれると、ケーブルの一端部に固定されたロックピンが貫通孔から抜けて、インナ側ロック装置のロックが解除される。これにより、シートバックが回動できるようになる。また、ロックピンは、付勢部によって縦壁部へ向かう方向へ付勢されているため、シートバックが起立位置に戻ると、付勢部の反発力で再びロックピンが貫通孔に挿通されてロックされる。これにより、シートバックの回動が規制される。
【0010】
請求項3に記載の本発明に係る車両用リアシートは、請求項2に記載の発明において、前記シートバックフレームの車両幅方向外側の上部に配置されると共に、車体側壁に係脱可能に構成されたアウタ側ロック装置と、前記ケーブルの前記他端部に接続されると共に、操作されることで前記係止部材の前記インナ側ロック装置の前記係止部材に対するロックと、前記アウタ側ロック装置の前記車体側壁に対するロックと、を同時に解除可能に構成された操作レバーと、をさらに有している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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