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公開番号2025119532
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-14
出願番号2024014480
出願日2024-02-01
発明の名称シートパッド及び表皮の皺取り方法
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B68G 7/05 20060101AFI20250806BHJP(馬具;詰め物,かわ張りされた物品)
要約【課題】表皮に対する皺取り効果を向上できるシートパッド及び表皮の皺取り方法を得る。
【解決手段】シートパッド本体22と、シートパッド本体22に一方向に延在するように形成された第1溝部24と、シートパッド本体22に一方向とは異なる方向に延在するように形成され、第1溝部24と連続する第2溝部26と、第1溝部24と第2溝部26との交点に形成され、蒸気棒の蒸気が噴出する先端部を差し込み可能な挿入孔30と、を備えたシートパッド20とする。このシートパッド20の裏面側から挿入孔30へ蒸気棒の蒸気が噴出する先端部を差し込み、シートパッド20に被された表皮へ蒸気を吹き付ける。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シートパッド本体と、
前記シートパッド本体に一方向に延在するように形成された第1溝部と、
前記シートパッド本体に前記一方向とは異なる方向に延在するように形成され、前記第1溝部と連続する第2溝部と、
前記第1溝部と前記第2溝部との交点に形成され、蒸気棒の蒸気が噴出する先端部を差し込み可能な挿入孔と、
を備えたシートパッド。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記挿入孔は、前記交点から前記第1溝部及び前記第2溝部に沿った所定の長さで形成されている請求項1に記載のシートパッド。
【請求項3】
シートフレームに請求項1又は請求項2に記載のシートパッドを被せるパッド被覆工程と、
前記シートパッドの少なくとも表面側を覆うように表皮を被せる表皮被覆工程と、
前記シートパッドの裏面側から前記挿入孔へ蒸気棒の蒸気が噴出する先端部を差し込み、前記表皮へ蒸気を吹き付ける吹付工程と、
を有する表皮の皺取り方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートパッド及び表皮の皺取り方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
乗員が着座する着座面を備えるシートパッドに送風用の流通経路が形成されたものは、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-51688号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、シートパッドには表皮が被せられるが、そのシートパッドに被された表皮の皺を取る方法としては、表皮に蒸気を吹き付けることが従来から知られている。ここで、通気性のある表皮の場合には、シートフレームにシートパッド及び表皮を被せた後、作業者が表皮の表面側から蒸気を吹き付ける。
【0005】
しかしながら、通気性のない表皮の場合には、シートフレームにシートパッド及び表皮を被せる前に、作業者が表皮とシートパッドとの間へ蒸気棒を挿入して蒸気を吹き付ける。そのため、表皮にテンションが掛かっておらず、蒸気による皺取り効果が不充分になっていた。また、蒸気棒が届かない箇所では、皺が取れ難かった。また、シートパッドの表面にヒーター等が設けられている場合には、蒸気棒でヒーター等を傷付けるおそれがあった。
【0006】
そこで、本発明は、通気性の有無に関わらず、表皮に対する皺取り効果を向上できるシートパッド及び表皮の皺取り方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明に係る第1の態様のシートパッドは、シートパッド本体と、前記シートパッド本体に一方向に延在するように形成された第1溝部と、前記シートパッド本体に前記一方向とは異なる方向に延在するように形成され、前記第1溝部と連続する第2溝部と、前記第1溝部と前記第2溝部との交点に形成され、蒸気棒の蒸気が噴出する先端部を差し込み可能な挿入孔と、を備えている。
【0008】
第1の態様の発明によれば、シートパッド本体に、一方向に延在する第1溝部と、その一方向とは異なる方向に延在するとともに、その第1溝部と連続する第2溝部と、が形成されている。そして、第1溝部と第2溝部との交点に、蒸気棒の蒸気が噴出する先端部を差し込み可能な挿入孔が形成されている。
【0009】
ここで、第1溝部と第2溝部との交点は、シートパッドに表皮が被されたときに、その表皮に皺が生じ易い部位である。したがって、その交点に形成された挿入孔に蒸気棒の先端部を差し込んで蒸気を吹き付けることにより、表皮の皺が効果的に取り除かれる。このように、本発明によれば、通気性の有無に関わらず、表皮に対する皺取り効果が向上される。
【0010】
また、本発明に係る第2の態様のシートパッドは、第1の態様のシートパッドであって、前記挿入孔は、前記交点から前記第1溝部及び前記第2溝部に沿った所定の長さで形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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