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公開番号
2025026052
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023131396
出願日
2023-08-10
発明の名称
クッション材
出願人
アキレス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B68G
5/00 20060101AFI20250214BHJP(馬具;詰め物,かわ張りされた物品)
要約
【課題】
中空室を区画する隔壁にごみや使用者の髪が巻き込まれることを防止し、また使用時における蒸れ感を良好に低減可能なクッション材を提供する。
【解決手段】
クッション材100は、芯材10と、芯材10の主面30を少なくとも被覆する被覆材20と、を有し、被覆材20は、通気性を有するシート21と、シート21の裏面であって主面30に対向する領域に設けられた隔壁22を有する隔壁領域24を備え、隔壁22は可撓性部材を用いて構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
芯材と、
前記芯材の主面を少なくとも被覆する被覆材と、を有し、
前記被覆材は、通気性を有するシートと、前記主面に対向する前記シートの裏面に設けられた隔壁を有する隔壁領域と、を備え、
前記隔壁は可撓性部材を用いて構成されていることを特徴とするクッション材。
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【請求項2】
前記隔壁領域の中央部における前記隔壁の平均高さが、2mm以上25mm以下である請求項1に記載のクッション材。
【請求項3】
前記隔壁領域の中央部における前記隔壁の高さと、前記隔壁領域の外縁部における前記隔壁の高さとが異なる請求項1または2に記載のクッション材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用感がよく、内部に熱が籠り蒸れが発生することが抑制されたクッション材に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ポリウレタンフォームなどのクッション性のある部材を用いたクッション材が知られる。このようなクッション材は、使用者の体にフィットし易く使用開始時においては良好な使用感が感じられる。しかしながら、体がクッション材に良好にフィットするため、クッション材の内部に熱が籠り蒸れ易く、使用開始から時間が経つにつれて不快感が増す場合があった。
【0003】
これに対し、特許文献1には、袋体に充填物が充填されてなる充填材と、当該充填材を覆うシート材とを備えるクッション材(以下、従来技術1ともいう)が提案されている。従来技術1を説明するため、図6を示す。図6Aおよび図6Bは、従来のクッション材300の厚み方向における概略断面図であり、図6Aは、使用前のクッション材300の断面を示し、図6Bは、使用時のクッション材300の断面を示し、クッション材300に対し上方から外圧がかかった際の隔壁322の状態を概念的に示している。
【0004】
図6Aに示すとおり、従来技術1のクッション材300は、シート材321と、当該シート材321の内部に収容された充填材310とから構成される。充填材310は、図示省略する袋体と当該袋体に収容された充填物から構成されている。シート材321の表面には、表層部330が設けられている。かかる表層部330は、熱可塑性エラストマーを材質とする構造体(隔壁322)を有し、柱状の多数の中空室323が隔壁322を介して集合している。表層部330における隔壁322は、シート材321から紙面上方に向かって立設され、これによって区画される三角柱状の中空室323が隔壁322を介して隣り合うよう連続的に設けられている。尚、中空室323が三角柱状であることの図示は省略している。
【0005】
特許文献1によれば、従来技術1は、隔壁322により区画された中空室323は柱状であり、上面が開放されているため、使用者が体の一部をクッション材300に載置したときに、隔壁322の上端面324のみが使用者の体と接触する。そのため従来のクッション材に比べて、従来技術1のクッション材300は充填材310と体とが密着する面積が少なく、蒸れ感が少なくなるため、使用者に冷感作用を生じさせることができる旨、説明されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-023453号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら従来技術1は、以下の問題点を有していた。
即ち、上述するとおり従来技術1は、熱可塑性エラストマーからなる隔壁322がシート材321の表面に設けられ、使用者の体と接触する位置に設けられている。そのため、熱可塑性エラストマーからなる隔壁322にごみが付着したり、使用者の髪が巻き込まれたりするという問題があった。また、時間の経過とともに、熱可塑性エラストマーの内部から可塑剤などがブリードアウトし、隔壁322の表面がべたつくことによって、上記問題の発生が顕著になる虞があった。
【0008】
また上述するとおり、従来技術1は、隔壁322の上端面324のみを使用者と接触させることによって、従来に比べ、クッション材300と使用者の体との密着する面積を少なくさせ、これによって蒸れ感を低減させることを意図するものである。しかしながら、熱可塑性エラストマーの構造物である隔壁322の上端面324と使用者とが線接触することによって、図6Bに示すとおり、隔壁322が、接触の圧力によって著しく傾斜し中空室323が大きく潰れてしまい、実質的に使用者と充填材310との距離が近くなる虞がある。したがって、クッション材300は、蒸れ感の低減効果は限定的であると推察された。
【0009】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、具体的には、本発明は、使用者と芯材との間に空間を設けるための隔壁にごみや使用者の髪が巻き込まれることを防止し、また使用時における蒸れ感を良好に低減可能なクッション材を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のクッション材は、芯材と、上記芯材の主面を少なくとも被覆する被覆材と、を有し、上記被覆材は、通気性を有するシートと、上記シートの裏面であって上記主面に対向する領域に設けられた隔壁を有する隔壁領域と、を備え、上記隔壁は可撓性部材を用いて構成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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