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公開番号2025130375
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027503
出願日2024-02-27
発明の名称情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B68G 7/052 20060101AFI20250901BHJP(馬具;詰め物,かわ張りされた物品)
要約【課題】吊り込み溝内でシート表皮側とパッド材側とが吊り込み溝の深さ方向に沿う方向に変位可能に結合される結合構造を簡易かつ良好に模擬することが可能な情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを得る。
【解決手段】モデル化部は、シート表皮の吊り込み用としてシートのパッド材に形成された吊り込み溝内でシート表皮側とパッド材側とが吊り込み溝の深さ方向に変位可能に結合される結合構造を、パッド材側に設けられて吊り込み溝の深さ方向に沿う方向を長手方向として配置されたビーム要素24と、シート表皮側に設けられてビーム要素24に対してその長手方向に沿って所定範囲内で相対摺動可能に構成される相対摺動部材28と、を用いて模擬することを含むモデル化処理を行う。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
シート表皮の吊り込み用としてシートのパッド材に形成された吊り込み溝内で前記シート表皮側と前記パッド材側とが前記吊り込み溝の深さ方向に沿う方向に変位可能に結合される結合構造を、前記パッド材側及び前記シート表皮側のうちの一方に設けられて前記吊り込み溝の深さ方向に沿う方向を長手方向として配置されたビーム要素と、前記パッド材側及び前記シート表皮側のうちの他方に設けられて前記ビーム要素に対してその長手方向に沿って所定範囲内で相対摺動可能に構成される相対摺動部材と、を用いて模擬することを含むモデル化処理を行うモデル化部を含む情報処理装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記モデル化部は、前記相対摺動部材の相対摺動方向両端に対応する節点に、円筒部材の軸方向の端とする情報をそれぞれ設定することで、前記相対摺動部材を前記円筒部材とすることを実現し、前記円筒部材である前記相対摺動部材に前記ビーム要素を相対摺動可能に挿通させる請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記モデル化部は、前記ビーム要素に一端が接続されると共に前記相対摺動部材に他端が接続されかつ一定以上変位するとそれ以上変位しないように過大な反力を発生させる非線形ばね要素によって、前記ビーム要素に対する前記相対摺動部材の相対摺動可能な範囲を制限する請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記結合構造は、前記シート表皮側の端部に設けられるサスペンダと、前記パッド材側に設けられて前記サスペンダが前記吊り込み溝の深さ方向に沿う方向に変位可能に係合されるクリップと、を含む請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記結合構造は、前記シート表皮側の端部に設けられて前記吊り込み溝の延在方向に沿って延在する第一ワイヤと、前記パッド材側に設けられて前記吊り込み溝の延在方向に沿って延在する第二ワイヤと、前記第一ワイヤと前記第二ワイヤとを連結するホグリングと、を含む請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記モデル化部による前記モデル化処理によって得られた前記シートのモデルに基づいて、前記シートの外観を予測するシミュレーションを行うシミュレーション部をさらに含む請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記シートは車両用シートである請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
シート表皮の吊り込み用としてシートのパッド材に形成された吊り込み溝内で前記シート表皮側と前記パッド材側とが前記吊り込み溝の深さ方向に沿う方向に変位可能に結合される結合構造を、前記パッド材側及び前記シート表皮側のうちの一方に設けられて前記吊り込み溝の深さ方向に沿う方向を長手方向として配置されたビーム要素と、前記パッド材側及び前記シート表皮側のうちの他方に設けられて前記ビーム要素に対してその長手方向に沿って所定範囲内で相対摺動可能に構成される相対摺動部材と、を用いて模擬することを含むモデル化処理をコンピュータに実行させる情報処理方法。
【請求項9】
コンピュータに、
シート表皮の吊り込み用としてシートのパッド材に形成された吊り込み溝内で前記シート表皮側と前記パッド材側とが前記吊り込み溝の深さ方向に沿う方向に変位可能に結合される結合構造を、前記パッド材側及び前記シート表皮側のうちの一方に設けられて前記吊り込み溝の深さ方向に沿う方向を長手方向として配置されたビーム要素と、前記パッド材側及び前記シート表皮側のうちの他方に設けられて前記ビーム要素に対してその長手方向に沿って所定範囲内で相対摺動可能に構成される相対摺動部材と、を用いて模擬することを含むモデル化処理を行わせるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
シートのパッド材に形成された吊り込み溝にシート表皮が吊り込まれる構造が知られている(例えば、下記特許文献1の図2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-145180号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、吊り込み溝にシート表皮が吊り込まれる構造には種々のものがあり、また、このような構造では、吊り込み溝内でシート表皮側とパッド材側とが吊り込み溝の深さ方向に沿う方向に変位可能に結合される(がたつき得る)構造になっているが、このような構造を情報処理装置で簡易かつ良好に模擬する技術は、例えば上記特許文献1には開示されていない。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、吊り込み溝内でシート表皮側とパッド材側とが吊り込み溝の深さ方向に沿う方向に変位可能に結合される結合構造を簡易かつ良好に模擬することが可能な情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様に係る情報処理装置は、シート表皮の吊り込み用としてシートのパッド材に形成された吊り込み溝内で前記シート表皮側と前記パッド材側とが前記吊り込み溝の深さ方向に沿う方向に変位可能に結合される結合構造を、前記パッド材側及び前記シート表皮側のうちの一方に設けられて前記吊り込み溝の深さ方向に沿う方向を長手方向として配置されたビーム要素と、前記パッド材側及び前記シート表皮側のうちの他方に設けられて前記ビーム要素に対してその長手方向に沿って所定範囲内で相対摺動可能に構成される相対摺動部材と、を用いて模擬することを含むモデル化処理を行うモデル化部を含む。
【0007】
第1の態様によれば、モデル化処理を行うモデル化部は、シート表皮の吊り込み用としてシートのパッド材に形成された吊り込み溝内でシート表皮側とパッド材側とが吊り込み溝の深さ方向に沿う方向に変位可能に結合される結合構造を、パッド材側及びシート表皮側のうちの一方に設けられて吊り込み溝の深さ方向に沿う方向を長手方向として配置されたビーム要素と、パッド材側及びシート表皮側のうちの他方に設けられてビーム要素に対してその長手方向に沿って所定範囲内で相対摺動可能に構成される相対摺動部材と、を用いて模擬する。よって、吊り込み溝内でシート表皮側とパッド材側とが吊り込み溝の深さ方向に沿う方向に変位可能に結合される結合構造を簡易かつ良好に模擬することが可能になる。
【0008】
第2の態様に係る情報処理装置は、第1の態様において、前記モデル化部は、前記相対摺動部材の相対摺動方向両端に対応する節点に、円筒部材の軸方向の端とする情報をそれぞれ設定することで、前記相対摺動部材を前記円筒部材とすることを実現し、前記円筒部材である前記相対摺動部材に前記ビーム要素を相対摺動可能に挿通させる。
【0009】
第2の態様によれば、ビーム要素に対して相対摺動部材を相対摺動可能にする設定を容易にすることができる。
【0010】
第3の態様に係る情報処理装置は、第1の態様又は第2の態様において、前記モデル化部は、前記ビーム要素に一端が接続されると共に前記相対摺動部材に他端が接続されかつ一定以上変位するとそれ以上変位しないように過大な反力を発生させる非線形ばね要素によって、前記ビーム要素に対する前記相対摺動部材の相対摺動可能な範囲を制限する。なお、「過大な反力」とは、非線形ばね要素を実質的にストッパとして機能させるような大きさの反力を指す。
(【0011】以降は省略されています)

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