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公開番号
2025110549
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004440
出願日
2024-01-16
発明の名称
シートクッションのトリムカバーの固定構造およびこれを備えた車両用シート
出願人
株式会社タチエス
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B68G
7/05 20060101AFI20250722BHJP(馬具;詰め物,かわ張りされた物品)
要約
【課題】トリムカバーをシートクッションに取り付ける際、取付用の部材どうしを固着するための構造を簡素化し、ひいてはコスト低減にも寄与しうるようにする。
【解決手段】車両用シートにおけるトリムカバーの固定構造であって、該固定構造は、トリムカバーから突出した帯状部材20と、トリムカバーの帯状部材20とは別の部分に設けられた係合部30と、帯状部材20の端部21および係合部30の一方に設けられた差込部22と、帯状部材20の端部21および係合部30の他方に設けられた、差込部22を差し込み可能であり該差込部22が差し込まれた状態を維持する差込口32と、を備え、車両用シートにトリムカバーが被せられて固定された状態とする。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
車両用シートにおけるトリムカバーの固定構造であって、
前記トリムカバーから突出した帯状部材と、
前記トリムカバーの前記帯状部材とは別の部分に設けられた係合部と、
前記帯状部材の端部および前記係合部の一方に設けられた差込部と、
前記帯状部材の端部および前記係合部の他方に設けられた、前記差込部を差し込み可能であり該差込部が差し込まれた状態を維持する差込口と、
を備え、
前記車両用シートに前記トリムカバーが被せられて固定された状態とする、車両用シートにおけるトリムカバーの固定構造。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記差込部は、前記帯状部材または前記係合部の幅方向に突出した形状に形成されている、請求項1に記載の車両用シートにおけるトリムカバーの固定構造。
【請求項3】
前記差込部は略矩形である、請求項2に記載の車両用シートにおけるトリムカバーの固定構造。
【請求項4】
前記差込部は、少なくともその一部が折り返されて重畳した部分を含む、請求項2に記載の車両用シートにおけるトリムカバーの固定構造。
【請求項5】
前記差込部は、当該差込部の剛性を増大させる剛性材を含む、請求項2に記載の車両用シートにおけるトリムカバーの固定構造。
【請求項6】
前記剛性材は、縫製糸、溶着材、接着材、不織布のいずれかである、請求項5に記載の車両用シートにおけるトリムカバーの固定構造。
【請求項7】
前記帯状部材は、少なくともその一部が、前記差込部から離間するにつれて幅狭となるテーパー状に形成されている、請求項1から6のいずれか一項に記載の車両用シートにおけるトリムカバーの固定構造。
【請求項8】
前記帯状部材は、少なくともその一部が、前記差込部から離間するにつれて幅広となるテーパー状に形成されている、請求項1から6のいずれか一項に記載の車両用シートにおけるトリムカバーの固定構造。
【請求項9】
前記差込口はスリット状である、請求項1から6のいずれか一項に記載の車両用シートにおけるトリムカバーの固定構造。
【請求項10】
前記差込口は、当該差込口に前記差込部が差し込まれた状態の前記帯状部材の長手方向に沿って延びるように形成されている、請求項9に記載の車両用シートにおけるトリムカバーの固定構造。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートクッションのトリムカバーの固定構造およびこれを備えた車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、表皮材としてのトリムカバーをシートクッションに被せた車両用シートが利用されている。シートクッションに被せられたトリムカバーは、たとえば当該トリムカバーから突出する2つの取付部材どうしをシートクッションの裏面側で係合させることで取り付けられた状態となる(たとえば引用文献1参照)。取付部材どうしをシートクッションの裏面側で固着する際には、両者を接着したり、面ファスナーを利用したりといった手段が利用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-138555号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、取付部材どうしを接着したり、面ファスナーを利用して固着したりといった構造は、固着のための部材(接着材、面ファスナーなど)を別途設ける構造となっていたため、コストが上昇するばかりでなく、製造に手間がかかるものもあった。例えば、取付部材どうしを接着材で接着して固定しようとすれば、互いが離れようとする張力が作用する状況下、両者が完全に接着するまで何かで固定しておかなければならないといったように、手間や時間を要することがあった。
【0005】
そこで、本発明は、トリムカバーをシートクッションに取り付ける際、取付用の部材どうしを固着するための構造を簡素化し、ひいてはコスト低減にも寄与しうるようにしたシートクッションのトリムカバーの固定構造およびこれを備えた車両用シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、車両用シートにおけるトリムカバーの固定構造であって、
トリムカバーから突出した帯状部材と、
トリムカバーの帯状部材とは別の部分に設けられた係合部と、
帯状部材の端部および係合部の一方に設けられた差込部と、
帯状部材の端部および係合部の他方に設けられた、差込部を差し込み可能であり該差込部が差し込まれた状態を維持する差込口と、
を備え、
車両用シートにトリムカバーが被せられて固定された状態とする、車両用シートにおけるトリムカバーの固定構造である。
【0007】
上記のごとき固定構造によれば、帯状部材の差込部を係合部の差込口に差し込み係合させるだけで帯状部材と係合部とを固着した状態とすることができる。かかる構造は、帯状部材と係合部とを接着するといった手間を省いて作業を簡便なものとし、かつ、帯状部材と係合部とを固着するための別部材(接着材、面ファスナーなど)を省くことを可能とする。別部材を省くこととすればそのぶんコストを低減することに寄与することができ、また、構造を簡素化することにもつながる。
【0008】
上記のごとき車両用シートにおけるトリムカバーの固定構造において、差込部は、帯状部材または係合部の幅方向に突出した形状に形成されていてもよい。
【0009】
上記のごとき車両用シートにおけるトリムカバーの固定構造において、差込部は略矩形であってもよい。
【0010】
上記のごとき車両用シートにおけるトリムカバーの固定構造において、差込部は、少なくともその一部が折り返されて重畳した部分を含むものであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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