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公開番号
2025002284
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023102352
出願日
2023-06-22
発明の名称
外観検査装置
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
B68G
15/00 20060101AFI20241226BHJP(馬具;詰め物,かわ張りされた物品)
要約
【課題】シートカバー単体の外観を検査できる外観検査装置を提供すること。
【解決手段】外観検査装置1は、クッションパッドに被せられるクッションカバー2の外観を検査する装置である。外観検査装置1は、クッションパッドのクッションカバー2が被せられる被覆面に対応する外周面を備え、クッションカバー2をクッションパッドに被せる形態と同じように被せることが可能なカバー被覆部10と、クッションカバー2に設けられクッションパッドへの固定によりクッションカバー2を所定の張設状態に保持する吊りワイヤ2dを、カバー被覆部10に対してクッションカバー2を所定の張設状態に保持する形態と同じように係合させることが可能なマグネット41と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
シート構造部材に被せられるシートカバーの外観を検査する外観検査装置であって、
前記シート構造部材の前記シートカバーが被せられる被覆面に対応する外周面を備え、前記シートカバーを前記シート構造部材に被せる形態と同じように被せることが可能なカバー被覆部と、
前記シートカバーに設けられ前記シート構造部材への固定により前記シートカバーを所定の張設状態に保持する固定部位を、前記カバー被覆部に対して前記シートカバーを前記所定の張設状態に保持する形態と同じように係合させることが可能なカバー係合部と、を有する外観検査装置。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の外観検査装置であって、
前記カバー係合部が、前記カバー被覆部の前記外周面に形成されるカバー吊り込み溝の内部に設けられ、前記シートカバーに設けられる前記シート構造部材の吊り込み溝に吊り込まれる金属製の吊りワイヤを貼着させるマグネットとされる外観検査装置。
【請求項3】
請求項2に記載の外観検査装置であって、
前記カバー係合部が、前記マグネットと前記カバー吊り込み溝との間の隙間を埋めるように前記カバー吊り込み溝の内部に設けられ、前記マグネットの位置を固定するガイドを更に有する外観検査装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれかに記載の外観検査装置であって、
前記シート構造部材が、シートパッドとされ、
前記カバー被覆部が、前記シートパッドよりも硬質とされ、
前記カバー被覆部の前記外周面が、前記シートパッドに前記シートカバーを被せて成るシートの外形から前記シートカバーの厚みを差し引いた形に対応する形状とされる外観検査装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、外観検査装置に関する。詳しくは、シート構造部材に被せられるシートカバーの外観を検査する外観検査装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、骨格を成すシートフレームと、クッション材を成すシートパッドと、表皮材を成すシートカバーと、を有するシートが開示されている。シートカバーは、シートパッドの天板面に形成された吊り込み溝に吊り込まれる吊りワイヤを有する。吊りワイヤが吊り込み溝に吊り込まれて固定されることで、シートカバーは、シートパッドの天板面に対して浮きを生じないように張設される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-69894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
シートは、規定の外観品質基準に基づいて外観を検査された上で出荷されている。シートの外観品質が悪化する要因には、各部品単体での外観不良や、各部品を組み付ける際の建て付け不良等が考えられる。しかし従来、シートの外観検査は各部品を組み付けた状態でしか行われていなかった。このため、いずれの不良が主な要因であるかを明確に特定できていなかった。そこで本発明は、シートカバー単体の外観を検査できる外観検査装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明の外観検査装置は次の手段をとる。
【0006】
本発明の第1の発明は、シート構造部材に被せられるシートカバーの外観を検査する外観検査装置であって、前記シート構造部材の前記シートカバーが被せられる被覆面に対応する外周面を備え、前記シートカバーを前記シート構造部材に被せる形態と同じように被せることが可能なカバー被覆部と、前記シートカバーに設けられ前記シート構造部材への固定により前記シートカバーを所定の張設状態に保持する固定部位を、前記カバー被覆部に対して前記シートカバーを前記所定の張設状態に保持する形態と同じように係合させることが可能なカバー係合部と、を有する外観検査装置である。上記構成によれば、シート構造部材にシートカバーを被せるようにカバー被覆部にシートカバーを被せて外観を検査できる。これにより、シート構造部材の不良の影響を排除してシートカバーの外観を検査できる。このようにして、シートカバー単体の外観を検査できる。
【0007】
本発明の第2の発明は、上記第1の発明において、前記カバー係合部が、前記カバー被覆部の前記外周面に形成されるカバー吊り込み溝の内部に設けられ、前記シートカバーに設けられる前記シート構造部材の吊り込み溝に吊り込まれる金属製の吊りワイヤを貼着させるマグネットとされる外観検査装置である。上記構成によれば、マグネットを用いて吊りワイヤを吊り込み溝に対して簡便に付け外しできる。
【0008】
本発明の第3の発明は、上記第2の発明において、前記カバー係合部が、前記マグネットと前記カバー吊り込み溝との間の隙間を埋めるように前記カバー吊り込み溝の内部に設けられ、前記マグネットの位置を固定するガイドを更に有する外観検査装置である。上記構成によれば、ガイドによりマグネットの位置が固定される。またガイドが、吊りワイヤのマグネットとカバー吊り込み溝との間の隙間への吊り込みを合理的に防止できる。
【0009】
本発明の第4の発明は、上記第1から第3の発明のいずれかにおいて、前記シート構造部材が、シートパッドとされ、前記カバー被覆部が、前記シートパッドよりも硬質とされ、前記カバー被覆部の前記外周面が、前記シートパッドに前記シートカバーを被せて成るシートの外形から前記シートカバーの厚みを差し引いた形に対応する形状とされる外観検査装置である。上記構成によれば、シートカバーをカバー被覆部の外周面に適切に被せることができる。カバー被覆部がシートパッドよりも硬質で変形しにくいことで、シートカバーの外観に影響しにくくなる。これにより、シートカバー単体の外観をより正確に検査できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施形態に係る外観検査装置の斜視図である。
外観検査装置の分解斜視図である。
外観検査装置の上面図である
図3のIV-IV線断面図である。
図3のV-V線断面図である。
シートクッションの斜視図である。
シートクッションの分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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