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公開番号
2024126510
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023034916
出願日
2023-03-07
発明の名称
車両用シート
出願人
日本発條株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B68G
7/052 20060101AFI20240912BHJP(馬具;詰め物,かわ張りされた物品)
要約
【課題】シート表皮の吊り込みのためのコストを低減することが可能な車両用シートを得る。
【解決手段】シートバック表皮18には第1吊り込み部27及び第2吊り込み部51が設けられ、クリップ32はシートバックパッド16の前面16A側から背面16B側を貫通して設けられている。当該クリップ32に対して、シートバックパッド16の前面16A側において第1吊り込み部27による吊り込みによってシートバック表皮18に張力が付与された状態で第1吊り込み部27がシートバックパッド16の前面16A側から係合され、シートバックパッド16の背面16B側において第2吊り込み部51による吊り込みによってシートバック表皮18に張力が付与された状態で第2吊り込み部51がシートバックパッド16の背面16B側から係合される。これにより、シートバック表皮18を吊り込むためのワイヤが不要となりコストを低減させることが可能となる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両用シートのシートパッドの表面側から裏面側に亘って被覆し、前記シートパッドの表面側に形成され当該シートパッドの厚み方向に対して略直交する方向に沿って形成された溝部内に収容される第1吊り込み部が設けられると共に当該シートパッドの裏面側に設けられる第2吊り込み部が設けられるシート表皮と、
前記シートパッドの表面側から裏面側を貫通し、当該シートパッドの表面側において前記第1吊り込み部による吊り込みによって前記シート表皮に張力が付与された状態で当該第1吊り込み部が当該シートパッドの表面側から係合されると共に、当該シートパッドの裏面側において前記第2吊り込み部による吊り込みによって当該シート表皮に張力が付与された状態で当該第2吊り込み部が当該シートパッドの裏面側から係合されるクリップと、
を備えている車両用シート。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記クリップは、前記シートパッドと一体に成形されている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記第1吊り込み部は、前記シート表皮が取り付けられる取付部材を含むと共に、
前記第2吊り込み部は、
前記シート表皮に設けられた吊り込み部材と、
前記吊り込み部材の先端に設けられた係止部材と、
を含み、
前記クリップは、
前記取付部材が係合される係合部と、
前記係止部材が係止される被係止部と、
を含んで構成されている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項4】
前記クリップは、前記シートパッドと一体に成形されると共に、前記係合部と前記被係止部を繋ぐ連設部をさらに含んで構成され、前記連設部は前記シートパッドに埋設され、当該係合部及び当該被係止部は前記シートパッドから露出している請求項3に記載の車両用シート。
【請求項5】
前記取付部材は、
前記シート表皮が取り付けられる取付部と、
前記取付部の先端部に設けられ前記係合部が係合される係合凹部が側面に形成された被係合部と、
を含んで構成され、
前記係合部は、
前記係合凹部に係合される係合爪と、
前記係合爪が前記係合凹部に係合された状態で前記被係合部が収容される収容部と、
を含んで構成されている請求項3に記載の車両用シート。
【請求項6】
前記被係止部は、前記シート表皮に対する前記取付部材の取付方向に沿って貫通する被係止孔を含んで構成されている請求項3に記載の車両用シート。
【請求項7】
前記クリップは、前記シートパッドと一体に成形され、
前記連設部は、前記シートパッドの厚み方向に対して略直交する方向に沿って貫通する複数の貫通孔を含んで構成されている請求項4に記載の車両用シート。
【請求項8】
前記シートパッドは、シートクッションに着座した着座乗員の上体をシート後方側から支持するシートバックに用いられたシートバックパッドに適用されている請求項1に記載の車両用シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、シートバックパッド及びシートバックワイヤを備えたシートバックに関する技術が開示されている。この先行技術では、シートバックを覆うシートカバー(シート表皮)において、シートバックの前面側を覆う前面カバー部分に前面吊りワイヤが設けられると共に、シートバックの背面側を覆う背面カバー部分に背面吊りワイヤが設けられており、前面用ワイヤ部分及び背面用ワイヤ部分が連結ワイヤ部分によって連結されている。
【0003】
このように、前面吊りワイヤ及び背面吊りワイヤが共通のシートバックワイヤ(連結ワイヤ)に対して連結されることによって、当該先行技術では、前面用シートバックワイヤと背面用シートバックワイヤをシートバックに対して所定の位置にそれぞれ設けるという手間が不要になり、シートバックの製作コストの増大を抑制することができるというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-50547号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記先行技術では、作業工数を削減することによってシートバックの製作コストの増大を抑制することができても、前面吊りワイヤ及び背面吊りワイヤに加え、連結ワイヤが必要となり、部品点数は増加するため、その分のコストは上昇してしまう。このため、車両用シートにおいてコストを低減させるという観点でさらなる改善の余地がある。
【0006】
本発明は上記事実を考慮し、シート表皮の吊り込みのためのコストを低減することが可能な車両用シートを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様に係る車両用シートは、車両用シートのシートパッドの表面側から裏面側に亘って被覆し、前記シートパッドの表面側に形成され当該シートパッドの厚み方向に対して略直交する方向に沿って形成された溝部内に収容される第1吊り込み部が設けられると共に当該シートパッドの裏面側に設けられる第2吊り込み部が設けられるシート表皮と、前記シートパッドの表面側から裏面側を貫通し、当該シートパッドの表面側において前記第1吊り込み部による吊り込みによって前記シート表皮に張力が付与された状態で当該第1吊り込み部が当該シートパッドの表面側から係合されると共に、当該シートパッドの裏面側において前記第2吊り込み部による吊り込みによって当該シート表皮に張力が付与された状態で当該第2吊り込み部が当該シートパッドの裏面側から係合されるクリップと、を備えている。
【0008】
第1の態様に係る車両用シートでは、シート表皮及びクリップを備えている。シート表皮は、車両用シートのシートパッドの表面側から裏面側に亘って被覆しており、当該シート表皮には、第1吊り込み部及び第2吊り込み部が設けられている。第1吊り込み部は、シートパッドの表面側に形成され当該シートパッドの厚み方向に対して略直交する方向に沿って形成された溝部内に収容され、第2吊り込み部は、シートパッドの裏面側に設けられる。
【0009】
一方、クリップは、シートパッドの表面側から裏面側を貫通して設けられている。当該クリップに対して、シートパッドの表面側において、第1吊り込み部による吊り込みによってシート表皮に張力が付与された状態で、当該第1吊り込み部が当該シートパッドの表面側から係合される。また、当該クリップに対して、シートパッドの裏面側において第2吊り込み部による吊り込みによってシート表皮に張力が付与された状態で、当該第2吊り込み部が当該シートパッドの裏面側から係合される。
【0010】
すなわち、本態様では、第1吊り込み部及び第2吊り込み部が1つのクリップに対して係合されることによって、シートパッドの表面側においてシート表皮に張力が付与されると共にシートパッドの裏面側において当該シート表皮に張力を付与することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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