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公開番号2025105131
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223455
出願日2023-12-28
発明の名称シートバック
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/58 20060101AFI20250703BHJP(車両一般)
要約【課題】背面に形成したポケットに皺が生じることを抑制したシートバックを提供すること。
【解決手段】本開示のシートバックは、シートバックフレームと、シートバックフレームに組み付けられてシートバックフレームの少なくとも前面側を覆うパッドと、パッドが組み付けられたシートバックフレームの外周囲を覆うものであって、シートバックフレームの前面側を覆う前面側表皮と、シートバックフレームの背面側を覆う背面側表皮と、を含む表皮と、を含み、背面側表皮は、背面側表皮本体と、背面側表皮本体の表面に他の表皮を重ね合わせることで形成されるポケット部と、背面側表皮本体の幅方向両端部に取り付けられ、背面側表皮本体を固定するための一対の背面側引き布であって、背面側表皮の取付状態における一対の背面側引き布と背面側表皮本体とのなす角が90度以上である、一対の背面側引き布と、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
シートバックフレームと、
前記シートバックフレームに組み付けられて前記シートバックフレームの少なくとも前面側を覆うパッドと、
前記パッドが組み付けられたシートバックフレームの外周囲を覆うものであって、前記シートバックフレームの前面側を覆う前面側表皮と、前記シートバックフレームの背面側を覆う背面側表皮と、を含む表皮と、を備え、
前記背面側表皮は、
背面側表皮本体と、
前記背面側表皮本体の表面に他の表皮を重ね合わせることで形成されるポケット部と、
前記背面側表皮本体の幅方向両端部に取り付けられ、前記背面側表皮本体を固定するための一対の背面側引き布であって、前記背面側表皮の取付状態における前記一対の背面側引き布と前記背面側表皮本体とのなす角が90度以上である、前記一対の背面側引き布と、を備える、
シートバック。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記パッドは、着座乗員の腰部を支持する中央パッドと、前記中央パッドの幅方向の両端部に配設される一対のサイドパッドとを含み、
前記前面側表皮は、前記中央パッドの表面を覆う前面側表皮本体と、前記前面側表皮本体の幅方向両端部に取り付けられ前記中央パッドの幅方向両端部から前記シートバックフレームの背面側へ延びる一対の前面側引き布と、を備え、
前記一対の背面側引き布は、前記一対の前面側引き布にそれぞれ取り付けられる、
請求項1に記載のシートバック。
【請求項3】
前記背面側表皮本体の幅方向長さは、前記前面側表皮本体の幅方向長さ以下である、
請求項2に記載のシートバック。
【請求項4】
前記パッドは、着座乗員の腰部を支持する中央パッドと、前記中央パッドの幅方向の両端部に配設される一対のサイドパッドとを含み、
前記中央パッドと前記一対のサイドパッドとが隣接する位置にはスリットが形成されている、
請求項1に記載のシートバック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、シートバックに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、車両用シートのシートバックの背面を覆う表皮の表面に他の表皮を重ね合わせることによりポケット状の収納部を形成したものが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-136906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
その背面にポケットを設けたシートバックにおいて、ポケットの開口の特に左右の端部に皺が発生することがある。このような皺の発生は、ポケットを形成する表皮に作用する幅方向の張力が低下することが発生の要因の一つと考えられる。したがって、上述した皺を予防するためには、ポケットを形成する表皮に作用する張力を適切な範囲に調整することが重要である。
【0005】
本開示は上記の点を考慮し、背面に形成したポケットに皺が生じることを抑制したシートバックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本開示の第1の態様に係るシートバックは、シートバックフレームと、前記シートバックフレームに組み付けられて前記シートバックフレームの少なくとも前面側を覆うパッドと、前記パッドが組み付けられたシートバックフレームの外周囲を覆うものであって、前記シートバックフレームの前面側を覆う前面側表皮と、前記シートバックフレームの背面側を覆う背面側表皮と、を含む表皮と、を備え、前記背面側表皮は、背面側表皮本体と、前記背面側表皮本体の表面に他の表皮を重ね合わせることで形成されるポケット部と、前記背面側表皮本体の幅方向両端部に取り付けられ、前記背面側表皮本体を固定するための一対の背面側引き布であって、前記背面側表皮の取付状態における前記一対の背面側引き布と前記背面側表皮本体とのなす角が90度以上である、前記一対の背面側引き布と、を備える。
【0007】
このようなシートバックにおいては、背面側表皮を取り付けた際、背面側引き布に沿って作用する張力に、シートバックの幅方向における中央部分に向かう成分が含まれないようにすることができる。これにより、背面側表皮の幅方向における張力が意図せず低下することを抑制でき、当該張力の低下に伴ってポケット部に皺が発生することを防止できる。
【0008】
本開示の第2の態様に係るシートバックは、上記本開示の第1の態様に係るシートバックにおいて、前記パッドは、着座乗員の腰部を支持する中央パッドと、前記中央パッドの幅方向の両端部に配設される一対のサイドパッドとを含み、前記前面側表皮は、前記中央パッドの表面を覆う前面側表皮本体と、前記前面側表皮本体の幅方向両端部に取り付けられ前記中央パッドの幅方向両端部から前記シートバックフレームの背面側へ延びる一対の前面側引き布と、を備え、前記一対の背面側引き布は、前記一対の前面側引き布にそれぞれ取り付けられる。
【0009】
このようなシートバックにおいては、パッドが組み付けられたシートバックフレームへ、背面側表皮と前面側表皮とを同時に固定することができる。
【0010】
本開示の第3の態様に係るシートバックは、上記本開示の第2の態様に係るシートバックにおいて、前記背面側表皮本体の幅方向長さは、前記前面側表皮本体の幅方向長さ以下である。
(【0011】以降は省略されています)

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