TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025100109
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217227
出願日2023-12-22
発明の名称車両用シート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/90 20180101AFI20250626BHJP(車両一般)
要約【課題】複数のシート表皮片が繋ぎ合わされかつシート表面側から見て曲線状に配置された繋ぎ合せ部を有するシートバックにおいて、繋ぎ合せ部の皺の発生を抑制して、外観意匠性を向上することができる車両用シートを得る。
【解決手段】車両用シート10は、シートバック正面側のシート幅方向中央部に配置されたセンタ表皮片30と、シートバック正面側の下端部に配置された下側表皮片34と、シートバック正面側においてシート幅方向一方側の端部に配置されたサイド表皮片32と、を含んで構成されたシート表皮26と、センタ表皮片30の端部と、下側表皮片34の端部と、サイド表皮片32の端部と、が互いに繋ぎ合わされると共に、シートバック正面側から見て曲線状に配置された繋ぎ合せ部36と、シートバック14の骨格を構成するシートバックフレームと、繋ぎ合せ部36と、を接続する帯状部材38と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シートバックの骨格を構成するシートバックフレームと、
前記シートバックフレームに装着されたシートパッドを覆い、シートバック正面側のシート幅方向中央部に配置されたセンタ表皮片と、シートバック正面側の下端部に配置された下側表皮片と、シートバック正面側においてシート幅方向一方側の端部に配置されたサイド表皮片と、を含んで構成されたシート表皮と、
前記センタ表皮片と、前記下側表皮片と、前記サイド表皮片と、が互いに繋ぎ合わされると共に、シートバック正面側から見て曲線状に配置された繋ぎ合せ部と、
前記シートバックフレームと前記繋ぎ合せ部とを接続する帯状部材と、
を有する車両用シート。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記シートパッドには、前記繋ぎ合せ部のシートバック後方側において厚さ方向に貫通するスリットが形成されており、前記帯状部材は、当該スリットに挿通されている、
請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記センタ表皮片と、前記下側表皮片と、前記サイド表皮片と、は、前記繋ぎ合せ部において互いに縫製されており、前記帯状部材は、前記繋ぎ合せ部に縫製されている、
請求項1に記載の車両用シート。
【請求項4】
前記帯状部材の前記シートバックフレーム側の端部には、補強板が固定されており、前記帯状部材は、当該補強板と共に前記シートバックフレームに締結されている、
請求項1に記載の車両用シート。
【請求項5】
前記補強板は、前記帯状部材が前記補強板を挟み込んだ状態で前記帯状部材に縫製されている、
請求項4に記載の車両用シート。
【請求項6】
前記シートバックは、シートバック前後方向に移動可能に構成され着座者の腰部をシートバック後方側から支持可能に構成されたランバサポートを備えている、
請求項1に記載の車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、車両用シートのシート表皮材(シート表皮)の吊り込み構造が開示されている。この技術では、シートパッドに、シート表皮の端部を吊り込むための吊り込み溝が形成されている。シート表皮の端部は、当該吊り込み溝に、クリップを介して吊り込まれる。当該吊り込み溝は、シート表面側から見て直線状に形成されている。クリップは、その長手方向が溝部に沿うように配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-145180号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、シート表皮が、シートバックの正面側に、シート幅方向中央部に配置されたセンタ表皮片と、下端部に配置された下側表皮片と、シート幅方向一方側の端部に配置されたサイド表皮片と、を含んで構成されており、シートバックの正面側の下端部かつシート幅方向端部に曲線状の繋ぎ合せ部を有する場合がある。このように、繋ぎ合せ部がシートバック正面側から見て曲線状に配置されている場合、上記特許文献1のようなクリップを、曲線状に形成された溝部に設けることは難しい。よって、シートバック正面側から見て曲線状に配置された繋ぎ合せ部をクリップで吊り込むことができないため、当該繋ぎ合せ部に皺が発生しやすくなってしまう。このように、シートバック正面側から見て曲線状に配置された繋ぎ合せ部に皺が発生することで、シートバックの外観意匠性を損なう恐れがある。
【0005】
本発明は、上記の事実を考慮し、シートバックにおいて、複数のシート表皮片が繋ぎ合わされると共にシートバック正面側から見て曲線状に配置された繋ぎ合せ部の皺の発生を抑制して、外観意匠性を向上することができる車両用シートを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の本発明に係る車両用シートは、シートバックの骨格を構成するシートバックフレームと、前記シートバックフレームに装着されたシートパッドを覆い、シートバック正面側のシート幅方向中央部に配置されたセンタ表皮片と、シートバック正面側の下端部に配置された下側表皮片と、シートバック正面側においてシート幅方向一方側の端部に配置されたサイド表皮片と、を含んで構成されたシート表皮と、前記センタ表皮片と、前記下側表皮片と、前記サイド表皮片と、が互いに繋ぎ合わされると共に、シートバック正面側から見て曲線状に配置された繋ぎ合せ部と、前記シートバックフレームと前記繋ぎ合せ部とを接続する帯状部材と、を有している。
【0007】
請求項1に記載の本発明によれば、繋ぎ合せ部は、シートバック正面側のシート幅方向端部かつシートバック下端部において、センタ表皮片と、サイド表皮片と、下側表皮片と、を繋ぎ合わせている。このように3枚の表皮片が繋ぎ合わされていることにより、シート表皮がシートパッドの立体形状に沿い易くなる。よって、シートバックの意匠性が向上する。さらに、繋ぎ合せ部とシートバックフレームとを接続する帯状部材によって、繋ぎ合せ部がシートバックフレーム側へ、すなわちシートバック内部へ引っ張られる。よって、繋ぎ合せ部のシート表面側においてシート表皮に皺が発生するのを抑制することができる。
【0008】
請求項2に記載の本発明に係る車両用シートは、請求項1に記載の発明において、前記シートパッドには、前記繋ぎ合せ部のシートバック後方側において厚さ方向に貫通するスリットが形成されており、前記帯状部材は、当該スリットに挿通されている、
【0009】
請求項2に記載の本発明によれば、繋ぎ合せ部に固定された帯状部材は、繋ぎ合せ部のシートバック後方側においてスリットに挿通されている。よって、帯状部材は、シートパッドを貫通して短い距離で繋ぎ合せ部をシートバックフレームへ向かって引き込むことができる。よって、繋ぎ合せ部が効率よくシートバック後方側へ引かれる。
【0010】
請求項3に記載の本発明に係る車両用シートは、請求項1に記載の発明において、前記センタ表皮片と、前記下側表皮片と、前記サイド表皮片と、は、前記繋ぎ合せ部において互いに縫製されており、前記帯状部材は、前記繋ぎ合せ部に縫製されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
カーテント
1か月前
個人
警告装置
2か月前
個人
車窓用防虫網戸
1か月前
個人
小型EVシステム
2か月前
個人
車輪清掃装置
1か月前
個人
ホイルのボルト締結
6日前
井関農機株式会社
作業車両
26日前
個人
キャンピングトライク
21日前
井関農機株式会社
作業車両
28日前
個人
車両用スリップ防止装置
12日前
個人
キャンピングトレーラー
21日前
個人
ワイパーゴム性能保持具
1か月前
個人
アクセルのソフトウェア
11日前
株式会社クラベ
ヒータユニット
1か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
7日前
個人
自動車ドア開度規制ベルト
2か月前
井関農機株式会社
収穫作業車両
1か月前
個人
車載小物入れ兼雨傘収納具
4日前
株式会社ニフコ
保持装置
5日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
18日前
日本精機株式会社
車両用投影装置
28日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
12日前
井関農機株式会社
作業車両
18日前
トヨタ自動車株式会社
車両
25日前
日本精機株式会社
車両用投影装置
28日前
株式会社ユーシン
照明装置
2か月前
エムケー精工株式会社
車両処理装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
運搬車両
19日前
スズキ株式会社
車両の制御装置
1か月前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
20日前
AGC株式会社
車両用窓ガラス
1か月前
株式会社東洋シート
車両用シート構造
13日前
AGC株式会社
車両用窓ガラス
14日前
続きを見る