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公開番号2025112009
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024006011
出願日2024-01-18
発明の名称テンションバランサ
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類B60M 1/26 20060101AFI20250724BHJP(車両一般)
要約【課題】軽量化されたばね式テンションバランサを提供すること。
【解決手段】テンションバランサは、第1から第nの円筒部材、第1から第(n-1)のコイルばね、第1の円筒部材に取り付けられた後方フック、第nの円筒部材に取り付けられた前方フック、第1から第(n-1)の前方ばね座金と第1から第(n-1)の後方ばね座金、および第1の円筒部材に固定されるストッパを備える。第1の円筒部材は、主成分としてアルミニウムを含む。第2の円筒部材から第nの円筒部材は、主成分として鉄を含む。これらの構成の詳細は、明細書内に記述される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1から第nの円筒部材、
前記第1から第(n-1)のコイルばね、
前記第1の円筒部材に取り付けられた後方フック、
前記第nの円筒部材に取り付けられた前方フック、
第1から第(n-1)の前方ばね座金と第1から第(n-1)の後方ばね座金、および
前記第1の円筒部材に固定されるストッパを備え、
前記第1から第nの円筒部材は、前記第1から第nの円筒部材から選択される第(m+1)の円筒部材が前記第1から第nの円筒部材から選択される第mの円筒部材内に位置するように配置され、
前記第1から第(n-1)のコイルばねは、前記第1から第(n-1)のコイルばねから選択される第mのコイルばねが前記第mの円筒部材と前記第(m+1)の円筒部材に挟まれるように配置され、
前記第1から第(n-1)の前方ばね座金と前記第1から第(n-1)の後方ばね座金は、前記第1から第(n-1)の前方ばね座金から選択される第mの前方ばね座金と前記第1から第(n-1)の後方ばね座金から選択される第mの後方ばね座金が前記第(m+1)の円筒部材を囲み、前記第mのコイルばねを前記第mのコイルばねのコイル軸に平行な方向で挟むように配置され、
前記ストッパは、前記方向において前記第1の前方ばね座金が前記第1のコイルばねと前記ストッパに挟まれるように配置され、
前記第1の円筒部材は、主成分としてアルミニウムを含み、
前記第2の円筒部材から前記第nの円筒部材は、主成分として鉄を含み、
nは、2以上5以下の自然数から選択され、
mは、1以上(n-1)の自然数から選択される変数である、テンションバランサ。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記第1の円筒部材は、アルミニウム製またはアルミニウム合金製である、請求項1に記載のテンションバランサ。
【請求項3】
前記第2の円筒部材から前記第nの円筒部材は、鉄製またはステンレス製である、請求項1に記載のテンションバランサ。
【請求項4】
前記第1から第(n-1)の後方ばね座金は、それぞれ前記第2から第nの円筒部材に固定され、
前記第2から第(n-1)の前方ばね座金は、それぞれ前記第2から第nの円筒部材に固定され、
前記第1の前方ばね座金は、前記第1の円筒部材に固定されず、前記第1のコイルばねの弾性力の非存在下では、前記第1の円筒部材と前記第2の円筒部材の間の空間で移動可能なように構成される、請求項1に記載のテンションバランサ。
【請求項5】
前記ストッパは、前記第1の円筒部材を貫通する複数のボルトを含む、請求項1に記載のテンションバランサ。
【請求項6】
前記ストッパは、前記コイル軸に垂直な面上の仮想正k角形の頂点に配置されるk個のボルトを含み、
kは、3以上8以下の自然数から選択される、請求項1に記載のテンションバランサ。
【請求項7】
前記第1の前方ばね座金は、前記第1のコイルばねに対して反対方向に突き出る複数の突起を有し、
隣接する二つの前記突起の間に、前記ボルトの一つが配置される、請求項5に記載のテンションバランサ。
【請求項8】
前記ストッパは、U字形状を有する部材であり、
前記U字形状の一対の脚が前記第1の円筒部材を貫通する、請求項1に記載のテンションバランサ。
【請求項9】
前記第1の前方ばね座金は、前記第1のコイルばねに対して反対の面に前記一対の脚を収容する一対の溝を有する、請求項8に記載のテンションバランサ。
【請求項10】
前記第1の円筒部材の内表面上に絶縁層をさらに備える、請求項1に記載のテンションバランサ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、架空線に用いることができるテンションバランサに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
鉄道などの架空線には、テンションバランサが取り付けられる。例えば特許文献1と2には、同軸上に配置される複数の円筒部材、および円筒部材の間に配置されるコイルばねを基本構成とするばね式テンションバランサが開示されている。ばね式テンションバランサの一端は支柱に固定され、他端は架空線に接続される。コイルばねは圧縮された状態でテンションバランサ内に内蔵されており、ばねが元の長さに戻ろうとする弾性力を利用することで適正な張力で架空線を引っ張ることができ、温度変化による膨張・収縮が生じても架空線を常にほぼ水平方向に配置することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-117748号公報
特開2021-133822号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態の課題の一つは、新規な構造を備えるテンションバランサを提供することを課題の一つとする。あるいは、本発明の実施形態の課題の一つは、軽量であり、テンションバランサを固定するための支柱に対して大きな負荷が掛からないばね式テンションバランサを提供することを課題の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態の一つは、テンションバランサである。テンションバランサは、第1から第nの円筒部材、第1から第(n-1)のコイルばね、第1の円筒部材に取り付けられた後方フック、第nの円筒部材に取り付けられた前方フック、第1から第(n-1)の前方ばね座金と第1から第(n-1)の後方ばね座金、および第1の円筒部材に固定されるストッパを備える。第1から第nの円筒部材は、第1から第nの円筒部材から選択される第(m+1)の円筒部材が第1から第nの円筒部材から選択される第mの円筒部材内に位置するように配置される。第1から第(n-1)のコイルばねは、第1から第(n-1)のコイルばねから選択される第mのコイルばねが第mの円筒部材と第(m+1)の円筒部材に挟まれるように配置される。第1から第(n-1)の前方ばね座金と第1から第(n-1)の後方ばね座金は、第1から第(n-1)の前方ばね座金から選択される第mの前方ばね座金と第1から第(n-1)の後方ばね座金から選択される第mの後方ばね座金が第(m+1)の円筒部材を囲み、第mのコイルばねを第mのコイルばねのコイル軸に平行な方向で挟むように配置される。ストッパは、上記方向において第1の前方ばね座金が第1のコイルばねとストッパに挟まれるように配置される。第1の円筒部材は、主成分としてアルミニウムを含む。第2の円筒部材から第nの円筒部材は、主成分として鉄を含む。nは、2以上5以下の自然数から選択され、mは、1以上(n-1)の自然数から選択される変数である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の実施形態に係るテンションバランサの模式的斜視図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの模式的端面図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの一部の模式的斜視図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの一部の模式的斜視図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの一部の模式的斜視図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの一部の模式的端面図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの一部の模式的正面図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの一部の模式的端面図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの模式的端面図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの一部の模式的斜視図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの一部の模式的正面図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの一部の模式的斜視図。
本発明の実施形態に係るテンションバランサの模式的端面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本出願で開示される発明の各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。ただし、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施することができ、以下に例示する実施形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
【0008】
図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して説明したものと同様の機能を備えた要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略することがある。
【0009】
本明細書および請求項において、「ある構造体が他の構造体から露出する」という表現は、ある構造体の一部が他の構造体によって覆われていない態様を意味し、この他の構造体によって覆われていない部分は、さらに別の構造体によって覆われる態様も含む。また、この表現で表される態様は、ある構造体が他の構造体と接していない態様も含む。
【0010】
以下、本発明の実施形態の一つであるテンションバランサ100について説明する。テンションバランサ100は、架空線を適切な張力で引張するために用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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