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公開番号2025128896
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2024025894
出願日2024-02-22
発明の名称シート用サスペンション装置
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/52 20060101AFI20250827BHJP(車両一般)
要約【課題】部材間に生じる摩擦抵抗を低減できるシート用サスペンション装置を提供する。
【解決手段】サスペンション装置10の第一リンクアーム30及び第二リンクアーム40が有する走行部50は、シャフト51と外側接触部材52と内側接触部材53Aとを備える。外側接触部材52はレール20に対して上下方向一方側から接触し、内側接触部材53Aはレール20に対して上下方向他方側から接触する。外側接触部材52は、走行部50がレール20に沿って前後方向に移動するとレール20に対して転がり運動するように構成される。走行部50は、レール20に対してシート幅方向内側から接触可能に設けられ、シャフト51のシート幅方向外側への移動を規制する規制部53Bを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
一対のレールを有する下側フレームと、
一対のレールを有する上側フレームと、
前記下側フレームに対して前記上側フレームを上下方向に移動可能に支持するリンク機構と、
を備え、
前記リンク機構は、
前記下側フレームに対してシート幅方向の軸周りに回転可能に構成された第一リンクアームと、
前記上側フレームに対してシート幅方向の軸周りに回転可能に構成された第二リンクアームと、
を有し、
前記第一リンクアームは、前記上側フレームの一対のレールに沿って走行可能な一対の第一走行部を有し、
前記第二リンクアームは、前記下側フレームの一対のレールに沿って走行可能な一対の第二走行部を有し、
前記一対の第一走行部及び前記一対の第二走行部のうち少なくとも一つの走行部は、
シャフトと、
前記シャフトに対して回転可能に取り付けられ、前記レールに対して上下方向一方側から接触する外側接触部材であって、当該走行部が前記レールに沿って前後方向に移動すると、前記レールに対して転がり運動するように構成された前記外側接触部材と、
前記シャフトにおける前記外側接触部材よりもシート幅方向内側の位置に取り付けられ、前記レールに対して上下方向他方側から接触する内側接触部材と、
前記レールに対してシート幅方向内側から接触可能に設けられることで、前記シャフトのシート幅方向外側への移動を規制するように構成された規制部と、
を備える、
シート用サスペンション装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記内側接触部材と前記規制部とは、一体化されている、
請求項1に記載のシート用サスペンション装置。
【請求項3】
前記内側接触部材は、当該走行部が前記レールに沿って前後方向に移動すると前記レールに対して転がり運動するように構成される、
請求項1に記載のシート用サスペンション装置。
【請求項4】
前記外側接触部材が前記レールに対して接触する方向である前記上下方向一方側は、前記シート用サスペンション装置の上下方向内側である、
請求項1に記載のシート用サスペンション装置。
【請求項5】
前記少なくとも一つの走行部が走行する少なくとも一つのレールは、
前記外側接触部材の上下方向他方側に配置される幅小板部と、
前記内側接触部材の上下方向一方側に配置される幅大板部と、
前記幅小板部と前記幅大板部とを上下方向で連結する縦板部と、
を備え、
前記規制部は、前記幅大板部のシート幅方向内側の端部に接触可能に設けられる、
請求項1に記載のシート用サスペンション装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート用サスペンション装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シート用サスペンション装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-206635号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のようなサスペンション装置では、部材間に生じる摩擦抵抗を低減することが望まれている。
【0005】
本発明は、部材間に生じる摩擦抵抗を低減できるシート用サスペンション装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様のシート用サスペンション装置は、一対のレールを有する下側フレームと、一対のレールを有する上側フレームと、前記下側フレームに対して前記上側フレームを上下方向に移動可能に支持するリンク機構と、を備え、前記リンク機構は、前記下側フレームに対してシート幅方向の軸周りに回転可能に構成された第一リンクアームと、前記上側フレームに対してシート幅方向の軸周りに回転可能に構成された第二リンクアームと、を有し、前記第一リンクアームは、前記上側フレームの一対のレールに沿って走行可能な一対の第一走行部を有し、前記第二リンクアームは、前記下側フレームの一対のレールに沿って走行可能な一対の第二走行部を有し、前記一対の第一走行部及び前記一対の第二走行部のうち少なくとも一つの走行部は、シャフトと、前記シャフトに対して回転可能に取り付けられ、前記レールに対して上下方向一方側から接触する外側接触部材であって、当該走行部が前記レールに沿って前後方向に移動すると、前記レールに対して転がり運動するように構成された前記外側接触部材と、前記シャフトにおける前記外側接触部材よりもシート幅方向内側の位置に取り付けられ、前記レールに対して上下方向他方側から接触する内側接触部材と、前記レールに対してシート幅方向内側から接触可能に設けられることで、前記シャフトのシート幅方向外側への移動を規制するように構成された規制部と、を備える。
【0007】
本態様では、シート用サスペンション装置は、下側フレームと、上側フレームと、リンク機構と、を備える。リンク機構は、下側フレームに対して上側フレームを上下方向に移動可能に支持する。
【0008】
また、本態様では、下側フレーム及び上側フレームの各々は、一対のレールを有する。リンク機構は、下側フレームに対してシート幅方向の軸周りに回転可能に構成された第一リンクアームと、上側フレームに対してシート幅方向の軸周りに回転可能に構成された第二リンクアームと、を有する。第一リンクアームは、上側フレームの一対のレールに沿って走行可能な一対の第一走行部を有し、第二リンクアームは、下側フレームの一対のレールに沿って走行可能な一対の第二走行部を有する。
このため、下側フレームに対して上側フレームが上下方向に移動する際、第一リンクアームは、下側フレームに対してシート幅方向の軸周りに回転すると共に、第二リンクアームは、上側フレームに対してシート幅方向の軸周りに回転する。そして、第一リンクアームの一対の第一走行部は、上側フレームの一対のレールに沿って走行すると共に、第二リンクアームの一対の第二走行部は、下側フレームの一対のレールに沿って走行する。
【0009】
また、本態様では、一対の第一走行部及び一対の第二走行部のうち少なくとも一つの走行部は、シャフトと、外側接触部材と、内側接触部材と、を備える。
外側接触部材及び内側接触部材は、共に、シャフトに取り付けられる。そして、外側接触部材は、レールに対して上下方向一方側から接触し、内側接触部材は、レールに対して上下方向他方側から接触する。
このため、レールに対して走行部が上下方向でガタつくことを抑制できる。
【0010】
また、本態様では、外側接触部材は、シャフトに対して回転可能である。これにより、外側接触部材は、走行部がレールに沿って前後方向に移動すると、レールに対して転がり運動するように構成される。
このため、走行部が走行する際の外側接触部材とレールとの間の摩擦が抑制される。
(【0011】以降は省略されています)

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