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公開番号2025110740
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004757
出願日2024-01-16
発明の名称バックパッド及びシートバック
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/58 20060101AFI20250722BHJP(車両一般)
要約【課題】操作レバー部材とトリムカバーとの間の隙間に乗員が指を差し込むことを抑制する。
【解決手段】バックパッド24には、シートバック14Rの肩口に設けられてシートバックフレーム20に固定される操作レバー部材36が挿入配置される開口部26が形成されている。開口部26の縁部と操作レバー部材36との間には、シートバック14Rのトリムカバー28の端末部が配置されている。開口部26の縁部には、インサートワイヤ46が埋設されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両用シートのシートバックのクッション材を構成するバックパッドであって、
前記シートバックの肩口に設けられて前記シートバックのフレームに固定される操作レバー部材が挿入配置される開口部が形成され、
前記シートバックのトリムカバーの端末部が前記開口部の縁部と前記操作レバー部材との間に配置され、
前記開口部の縁部に埋設されたインサートワイヤを有するバックパッド。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記インサートワイヤは、前記トリムカバーの端末部が係止具を用いて係止されるトリム係止部を有する請求項1に記載のバックパッド。
【請求項3】
フレームと、
前記フレームに取り付けられた請求項1又は請求項2に記載のバックパッドと、
前記バックパッドに被せられたトリムカバーと、
前記バックパッドの前記開口部に挿入配置され、前記フレームに固定された操作レバー部材と、
を備えたシートバック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートのシートバック及びそのクッション材を構成するバックパッドに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に開示された表皮材の取付け構造は、車両用シートのシートバックのクッション材を構成し、開口部及びスリットが形成されたバックパッドと、バックパッドの表面を覆い、スリットに収容されるフラップが形成されたトリムカバーと、フラップがスリットに収容された状態で開口部に挿入され、シートバックのフレームに固定されてバックパッドを押圧する操作レバー部材と、を有している。これにより、部品点数が少ない簡易な構成で表皮材を固定するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-128246号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の先行技術では、例えば乗員が操作レバー部材の周辺に手をかけた際にバックパッドが凹むことで、操作レバー部材とトリムカバーとの間に隙間が発生し、当該隙間に乗員が指を差し込んでしまう虞がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、操作レバー部材とトリムカバーとの間の隙間に乗員が指を差し込むことを抑制可能なバックパッド及びシートバックを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様のバックパッドは、車両用シートのシートバックのクッション材を構成するバックパッドであって、前記シートバックの肩口に設けられて前記シートバックのフレームに固定される操作レバー部材が挿入配置される開口部が形成され、前記シートバックのトリムカバーの端末部が前記開口部の縁部と前記操作レバー部材との間に配置され、前記開口部の縁部に埋設されたインサートワイヤを有するバックパッド。
【0007】
第1の態様のバックパッドは、車両用シートのシートバックのクッション材を構成する。このバックパッドには、シートバックの肩口に設けられてシートバックのフレームに固定される操作レバー部材が挿入配置される開口部が形成されている。この開口部の縁部と操作レバー部材との間には、シートバックのトリムカバーの端末部が配置される。この開口部の縁部には、インサートワイヤが埋設されているので、乗員が操作レバー部材の周辺に手をかけた際などにバックパッドが凹み難くなる。その結果、操作レバー部材とトリムカバーとの間に隙間が発生することを抑制できるので、当該隙間に乗員が指を差し込むことを抑制可能となる。
【0008】
第2の態様のバックパッドは、第1の態様において、前記インサートワイヤは、前記トリムカバーの端末部が係止具を用いて係止されるトリム係止部を有する。
【0009】
第2の態様のバックパッドでは、開口部の縁部に埋設されたインサートワイヤが有するトリム係止部に、トリムカバーの端末部が係止具を用いて係止される。これにより、トリムカバーが乗員によって引っ張られた際に、開口部の縁部と操作レバー部材との間からトリムカバーの端末部が抜け出てしまうことを防止可能となる。
【0010】
第3の態様のシートバックは、フレームと、前記フレームに取り付けられた第1の態様又は第2の態様のバックパッドと、前記バックパッドに被せられたトリムカバーと、前記バックパッドの前記開口部に挿入配置され、前記フレームに固定された操作レバー部材と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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