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公開番号2025095446
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211448
出願日2023-12-14
発明の名称車両内電力無線送信システム
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H02J 50/20 20160101AFI20250619BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】車室内に様々な電気機器が設けられる場合においても電気ケーブルの総延長距離を小さくでき、且つ、フロアの下方に設けられたバッテリの電力を各電気機器に確実に供給可能である。
【解決手段】フロア14Bに設けられた複数のフロア設置部材16、17にそれぞれ設けられ、フロアの下方に設けられたバッテリと電気ケーブルを介して接続され、バッテリの電力の無線送信が可能な複数の送信機と、車両内に位置すると共に電気機器40、46、50、56、63と電気的に接続された受信機に電気的に接続された受信側バッテリの要求電力量及び各送信機と受信機との距離に関する距離情報を含む決定用情報に基づいて、バッテリの電力を受信機へ無線送信する送信機である選択送信機を決定し、前記選択送信機へ電力の無線送信指令を出す制御装置15と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両のフロアに設けられたシートを含む複数のフロア設置部材にそれぞれ設けられ、前記フロアの下方に設けられたバッテリと電気ケーブルを介して接続され、前記バッテリの電力の無線送信が可能な複数の送信機と、
前記車両内に位置すると共に電気機器と電気的に接続された受信機に電気的に接続された受信側バッテリの要求電力量及び前記各送信機と前記受信機との距離に関する距離情報を含む決定用情報に基づいて、前記バッテリの電力を前記受信機へ無線送信する前記送信機である選択送信機を決定し、前記選択送信機へ電力の無線送信指令を出す制御装置と、
を備える車両内電力無線送信システム。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記受信機が、10kHz~300GHzの周波数帯の電磁波である特定電磁波を送信可能であり、
前記選択送信機は、前記受信機から前記特定電磁波を受信可能であり、且つ、前記特定電磁波を受信したときに前記バッテリの電力を前記受信機へ無線送信する請求項1に記載の車両内電力無線送信システム。
【請求項3】
前記受信側バッテリのSOCが第1閾値以下のとき、前記受信機が電力要求信号を無線送信可能であり、
前記電力要求信号を受信した前記選択送信機が、前記バッテリの電力を前記受信機へ無線送信する請求項1又は請求項2に記載の車両内電力無線送信システム。
【請求項4】
前記制御装置は、前記受信機との距離が最も短い前記送信機である特定送信機を前記選択送信機として決定する請求項1又は請求項2に記載の車両内電力無線送信システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両内電力無線送信システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、車体底部に設けられ、車両外部に設けられた給電設備から出力されたマイクロ波を非接触で受電する受電装置を備える車両が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-166669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両には様々な電気機器が設けられている。上記特許文献1の車両を、受電装置と各電気機器とを電気ケーブルで接続し、受電装置に蓄電された電力を電気ケーブルを介して各電気機器へ供給するように構成することが可能である。しかしながらこの場合、電気機器の数が多くなるにつれて電気ケーブルの総延長距離が大きくなる。近年の社会的な要請により、車両に設けられる電気ケーブルの総延長距離は短い方が好ましい。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、車室内に様々な電気機器が設けられる場合においても電気ケーブルの総延長距離を小さくでき、且つ、フロアの下方に設けられたバッテリの電力を各電気機器に確実に供給可能な車両内電力無線送信システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明に係る車両内電力無線送信システムは、車両のフロアに設けられたシートを含む複数のフロア設置部材にそれぞれ設けられ、前記フロアの下方に設けられたバッテリと電気ケーブルを介して接続され、前記バッテリの電力の無線送信が可能な複数の送信機と、前記車両内に位置すると共に電気機器と電気的に接続された受信機に電気的に接続された受信側バッテリの要求電力量及び前記各送信機と前記受信機との距離に関する距離情報を含む決定用情報に基づいて、前記バッテリの電力を前記受信機へ無線送信する前記送信機である選択送信機を決定し、前記選択送信機へ電力の無線送信指令を出す制御装置と、を備える。
【0007】
請求項1に記載の車両内電力無線送信システムは、車両のフロアに設けられた複数のフロア設置部材にそれぞれ設けられ、フロアの下方に設けられたバッテリと電気ケーブルを介して接続され、電力の無線送信が可能な複数の送信機を備える。バッテリと送信機が電気ケーブルを介して接続されているので、バッテリの電力を各送信機へ確実に供給できる。
【0008】
さらに所定の送信機である選択送信機がバッテリの電力を受信機へ無線送信する。車両内に位置すると共に電気機器と電気的に接続された受信機に電気的に接続された受信側バッテリの要求電力量及び各送信機と受信機との距離に関する距離情報を含む決定用情報に基づいて、バッテリの電力を受信機へ無線送信する送信機である選択送信機が決定される。そのため選択送信機は、バッテリの電力を各受信機へ確実に供給できる。そのため、バッテリの電力が各電気機器に確実に供給される。
【0009】
さらに、送信機から受信機への電力供給が無線を介して行われ且つバッテリと各送信機バッテリとが電気ケーブルを介して接続される。そのため、例えば送信機が車両の天井部に設けられている場合、又は、送信機と受信機が電気ケーブルで接続されている場合と比べて、車両における電気ケーブルの総延長距離を小さくできる。従って、請求項1に記載の車両内電力無線送信システムは、車室内に様々な電気機器が設けられる場合においても電気ケーブルの総延長距離を小さくできる。
【0010】
請求項2に記載の発明に係る車両内電力無線送信システムは、請求項1に記載の車両内電力無線送信システムにおいて、前記受信機が、10kHz~300GHzの周波数帯の電磁波である特定電磁波を送信可能であり、前記選択送信機は、前記受信機から前記特定電磁波を受信可能であり、且つ、前記特定電磁波を受信したときに前記バッテリの電力を前記受信機へ無線送信する。
(【0011】以降は省略されています)

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