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公開番号2025093219
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208829
出願日2023-12-11
発明の名称スプレーガン及びシートパッドの製造方法
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B05B 7/02 20060101AFI20250616BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】シートパッドに形成された溝部内に塗料を塗布する作業を容易にする。
【解決手段】スプレーガン10は、ノズル18から塗料を噴射するガン本体12と、ガン本体12に設けられ、ノズル18よりも塗料の噴射方向SPに延出された溝挿入部24と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ノズルから塗料を噴射するガン本体と、
前記ガン本体に設けられ、前記ノズルよりも前記塗料の噴射方向に延出された溝挿入部と、
を備えたスプレーガン。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記溝挿入部は、
前記ガン本体から前記噴射方向に延出された第1延出部と、
前記第1延出部の先端部から前記噴射方向と交差する方向に延出され、前記ノズルに対して前記噴射方向に離間して配置された第2延出部と、
前記第2延出部の先端部から前記噴射方向と反対方向に延出された第3延出部と、
を有する請求項1に記載のスプレーガン。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のスプレーガンの前記溝挿入部を、シートパッドに形成された溝部内に挿入しながら、前記塗料である異音防止剤を前記溝部内に噴射し、前記異音防止剤が前記溝部内に塗布されたシートパッドを製造するシートパッドの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スプレーガン及びスプレーガンを用いたシートパッドの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に開示された車両用シートパッドでは、発泡体によって構成されたパッド本体の底面部に凹所が形成されている。凹所には、上記の発泡体とは硬度が異なる発泡体によって構成された挿填体が挿填されている。凹所の側面と挿填体の側面とには、低摩擦材料が塗布、スプレー等の手段で付着されている。これにより、擦れ音を防止するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-279995号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、硬度が異なる複数の発泡体が一体発泡成形された異硬度発泡のシートパッドを製造するための発泡成形型には、異なる種類の発泡体の原液同士が混ざり合うことを防止するための仕切板等が設けられる場合がある。そのような場合、成形されたシートパッドは、硬度が異なる2つの発泡体間の境界に溝部が形成された構成となる。そのようなシートパッドを備えた車両用シートでは、着座者からの入力等によって上記の溝部が潰れることにより、硬度が異なる発泡体同士が擦れ合う。その結果、スティックスリップ現象によって異音が発生する場合がある。この異音の発生を防止するための対策として、溝部に異音防止剤を塗布することが行われるが、溝部を広げながら塗布を行う必要があり、作業が煩雑になる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、シートパッドに形成された溝部内に塗料を塗布する作業が容易になるスプレーガン及びシートパッドの製造方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様のスプレーガンは、ノズルから塗料を噴射するガン本体と、前記ガン本体に設けられ、前記ノズルよりも前記塗料の噴射方向に延出された溝挿入部と、を備えている。
【0007】
第1の態様のスプレーガンによれば、ノズルから塗料を噴射するガン本体に溝挿入部が設けられている。この溝挿入部は、ノズルよりも塗料の噴射方向に延出されている。このため、シートパッドに形成された溝部内に塗料を塗布する際には、溝挿入部を溝部内に挿入して溝部を広げた状態で、ノズルから溝部内に塗料を噴射することができる。これにより、溝部内に塗料を塗布する作業が容易になる。
【0008】
第2の態様のスプレーガンは、第1の態様において、前記溝挿入部は、前記ガン本体から前記噴射方向に延出された第1延出部と、前記第1延出部の先端部から前記噴射方向と交差する方向に延出され、前記ノズルに対して前記噴射方向に離間して配置された第2延出部と、前記第2延出部の先端部から前記噴射方向と反対方向に延出された第3延出部と、を有している。
【0009】
第2の態様のスプレーガンでは、ガン本体に設けられ、ノズルよりも塗料の噴射方向に延出された延出部が、上記の第1延出部、第2延出部及び第3延出部を有している。これらの第1延出部、第2延出部及び第3延出部をシートパッドの溝部内に挿入することにより、ノズルに対する上記噴射方向において溝部を良好に広げることができる。その結果、溝部内に塗料を塗布する作業が一層容易になる。
【0010】
第3の態様のシートパッドの製造方法は、第1の態様又は第2の態様のスプレーガンの前記溝挿入部を、シートパッドに形成された溝部内に挿入しながら、前記塗料である異音防止剤を前記溝部内に噴射し、前記異音防止剤が前記溝部内に塗布されたシートパッドを製造する。
(【0011】以降は省略されています)

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