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公開番号
2025079210
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-21
出願番号
2023191759
出願日
2023-11-09
発明の名称
車両用シート
出願人
日本発條株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60N
2/06 20060101AFI20250514BHJP(車両一般)
要約
【課題】シートバックの位置を保持した状態でシートクッションをシート前後方向に移動可能な車両用シートにおいて、シートクッションの後端側とシートバックの下端側との間を遮蔽シートで容易に繋ぐことができると共に遮蔽シートの取り付けに用いる面ファスナーを剥がれにくくすることが可能な車両用シートを得る。
【解決手段】シートバック14の背面14B側からシート下方側に延出された延出片18はシート前方側への移動が制限された状態で配置されている。シートクッション12のシート後方側には遮蔽シート20が配置され、遮蔽シート20の一端20A側はシートクッション12の後端部12Bに取り付けられ、遮蔽シート20の他端20B側には第一面ファスナー24が縫い付けられている。第一面ファスナー24と着脱可能な第二面ファスナー26はその上半分の範囲内の部分のみが延出片18の前面18A側に縫い付けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
シートバックの位置を保持した状態でシートクッションをシート前後方向に移動可能な車両用シートであって、
前記シートバックの背面側から前記シートバックのシート下方側に延出され、シート前方側への移動が制限された状態で配置された延出片と、
前記シートクッションの後端部に一端側が取り付けられ、前記シートクッションのシート後方側に配置される遮蔽シートと、
前記遮蔽シートの他端側に縫い付けられた第一面ファスナーと、
前記第一面ファスナーと着脱可能とされ、上半分の範囲内の部分のみが前記延出片の前面側に縫い付けられた第二面ファスナーと、
を有する車両用シート。
続きを表示(約 71 文字)
【請求項2】
前記第二面ファスナーは、その上端部のみが前記延出片の前面側に縫い付けられている、請求項1に記載の車両用シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、車両のシートにおけるシートバックとシートクッションとの夫々の位置を独立して変更可能なシート状態変更装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-42295号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、このようなシート状態変更装置を備えた車両用シートでは、例えば、大柄の人が着座する場合に、起立姿勢にあるシートバックの位置を保持した状態でシートクッションがシート前方側へ移動されることがある。そのような状態でシートクッションの後端とシートバックの下端との間に物が落ちると好ましくない場合があるため、シートクッションの後端側とシートバックの下端側との間に遮蔽シート(「垂れ」ともいう)が設けられることがある。この場合、例えば、遮蔽シートの一端側は、シートクッションの後端部に取り付けられ、遮蔽シートの他端側は、シートバックの背面側からシート下方側に延出された延出片に対して一対の面ファスナーを用いて取り付けられることがある。ここで、延出片側に配置される面ファスナーは、その上端部及び下端部が延出片に縫い付けられる。
【0005】
このような構成では、組み付け作業性は良いが、延出片がシート前方側への移動が制限された状態で配置されている場合にはシートクッションがシート前方側へ移動した場合に一対の面ファスナー同士が剥離し易い、という課題がある。
【0006】
本発明は、上記事実を考慮して、シートバックの位置を保持した状態でシートクッションをシート前後方向に移動可能な車両用シートにおいて、シートクッションの後端側とシートバックの下端側との間を遮蔽シートで容易に繋ぐことができると共に遮蔽シートの取り付けに用いる面ファスナーを剥がれにくくすることが可能な車両用シートを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様の車両用シートは、シートバックの位置を保持した状態でシートクッションをシート前後方向に移動可能な車両用シートであって、前記シートバックの背面側から前記シートバックのシート下方側に延出され、シート前方側への移動が制限された状態で配置された延出片と、前記シートクッションの後端部に一端側が取り付けられ、前記シートクッションのシート後方側に配置される遮蔽シートと、前記遮蔽シートの他端側に縫い付けられた第一面ファスナーと、前記第一面ファスナーと着脱可能とされ、上半分の範囲内の部分のみが前記延出片の前面側に縫い付けられた第二面ファスナーと、を有する。
【0008】
第1の態様の車両用シートでは、シートバックの位置を保持した状態でシートクッションをシート前後方向に移動可能になっている。シートバックの背面側からはシートバックのシート下方側に延出片が延出されており、この延出片は、シート前方側への移動が制限された状態で配置されている。また、シートクッションのシート後方側には遮蔽シートが配置され、遮蔽シートの一端側はシートクッションの後端部に取り付けられ、遮蔽シートの他端側には第一面ファスナーが縫い付けられている。さらに、第一面ファスナーと着脱可能な第二面ファスナーは延出片の前面側に縫い付けられている。このため、第一面ファスナー及び第二面ファスナーを用いてシートクッションの後端側とシートバックの下端側との間を遮蔽シートで容易に繋ぐことができる。
【0009】
ここで、第二面ファスナーは、その上半分の範囲内の部分のみが延出片の前面側に縫い付けられている。このため、例えばシートクッションの前進状態で遮蔽シートの変形によって第一面ファスナーに対してシート前方側へ変位させようとする力が作用する場合、第一面ファスナーに係合された第二面ファスナーの少なくとも下部は延出片から離れてシート前方側へ変位することができる。これにより、第一面ファスナーと第二面ファスナーとを剥離する方向の力を抑えることができるので、第一面ファスナーは第二面ファスナーから剥がれにくい。
【0010】
第2の態様の車両用シートは、第1の態様において、前記第二面ファスナーは、その上端部のみが前記延出片の前面側に縫い付けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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