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公開番号
2025096517
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2025065246,2022035532
出願日
2025-04-10,2022-03-08
発明の名称
シートヒータおよび移動体用シート
出願人
日本発條株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60N
2/56 20060101AFI20250619BHJP(車両一般)
要約
【課題】環境温度が比較的高い場合の温度制御にオーバシュートやハンチングが発生することを抑制する。
【解決手段】制御部は、シート本体に設けられたサーミスタによる検出温度Tが設定された制御切替温度CT1に達する迄は、シート本体に設けられたヒータの通電割合を所定値以上にするオンオフ制御を行い、検出温度Tが制御切替温度CT1に達した後は、検出温度Tが目標温度CT2に一致するようにヒータの通電を制御するPID制御を行う。算出部は、制御部がオンオフ制御を行っている期間における検出温度Tの変化の傾きaを算出し、設定部は、算出部によって算出された検出温度Tの変化の傾きaが閾値よりも大きい場合の制御切替温度CT1を、検出温度Tの変化の傾きaが前記閾値以下の場合の制御切替温度CT1よりも低く設定する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
シートに設けられた温度検出部による検出温度が設定された制御切替温度に達する迄は、前記シートに設けられたヒータの通電割合を所定値以上にする第1制御を行い、前記検出温度が前記制御切替温度に達した後は、前記検出温度が目標温度に一致するように前記ヒータの通電を制御する第2制御を行う制御部と、
前記制御部が前記第1制御を行っている期間における前記検出温度の変化の傾きaを算出する算出部と、
前記算出部によって算出された前記傾きaが閾値よりも大きい場合の前記制御切替温度を、前記傾きaが前記閾値以下の場合の前記制御切替温度よりも低く設定する設定部と、を含むシートヒータ。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記第2制御としてPID制御を行う請求項1記載のシートヒータ。
【請求項3】
前記算出部は、前記第1制御の開始から第1の所定時間t1が経過した時点での前記検出温度T1と、前記第1制御の開始から前記第1の所定時間t1よりも大きい第2の所定時間t2が経過した時点での前記検出温度T2と、に基づいて、前記傾きaを算出する請求項1または請求項2記載のシートヒータ。
【請求項4】
前記設定部は、前記制御切替温度を仮設定すると共に、前記傾きaが第1閾値A1よりも小さい場合には、前記制御切替温度を前記仮設定した値よりも高く設定し、前記傾きaが前記第1閾値A1よりも大きい第2閾値A2以上の場合には、前記制御切替温度を前記仮設定した値よりも低く設定する請求項1~請求項3の何れか1項記載のシートヒータ。
【請求項5】
前記設定部は、前記第1制御の開始から所定時間tが経過した時点での前記検出温度Tが所定の温度閾値以上か否かに応じて、前記傾きaに対する閾値を変化させる請求項1~請求項4の何れか1項記載のシートヒータ。
【請求項6】
請求項1~請求項5の何れか1項記載のシートヒータが設けられた移動体用シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示はシートヒータおよび移動体用シートに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のシートヒータは、シートクッション材とシート表皮との間に設けられ基材上に電熱線が敷設されたヒータと、基材の電熱線近傍に設けられる温度検出部と、温度検出部で検出された温度に応じてヒータの温度を目標温度に近づけるように制御する温度制御部と、を有している。温度制御部は、ヒータの加熱開始時点から所定時間後の期間に温度検出部で検出される温度上昇率に基づき推定環境温度を算出し、推定環境温度が低いほど目標温度が低くなるように補正している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
WO2019/065628
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般にシートヒータは、環境温度が氷点下などの比較的低温である場合に狙い通りの昇温性能を発揮するように構成されている。例えば、環境温度が-20℃の場合には、例として図13に示すように、オーバシュートやハンチングのない温度制御結果が得られる。これに対し、環境温度が比較的高い場合には、想定より速く昇温するため制御が追いつかないことで、温度制御にオーバシュートや、図14に示すようなハンチングが発生する、という課題があった。なお、図14は、一例として環境温度が15℃である場合の温度制御結果を示している。
【0005】
本開示は上記事実を考慮して成されたもので、環境温度が比較的高い場合の温度制御にオーバシュートやハンチングが発生することを抑制できるシートヒータおよび移動体用シートを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様に係るシートヒータは、シートに設けられた温度検出部による検出温度が設定された制御切替温度に達する迄は、前記シートに設けられたヒータの通電割合を所定値以上にする第1制御を行い、前記検出温度が前記制御切替温度に達した後は、前記検出温度が目標温度に一致するように前記ヒータの通電を制御する第2制御を行う制御部と、前記制御部が前記第1制御を行っている期間における前記検出温度の変化の傾きaを算出する算出部と、前記算出部によって算出された前記傾きaが閾値よりも大きい場合の前記制御切替温度を、前記傾きaが前記閾値以下の場合の前記制御切替温度よりも低く設定する設定部と、を含んでいる。
【0007】
第1の態様において、制御部が第1制御を行っている期間における検出温度の変化の傾きaは、環境温度に応じて変化し、環境温度が高くなると傾きaも大きくなる。第1の態様では、傾きaが閾値よりも大きい場合の制御切替温度を、傾きaが閾値以下の場合の制御切替温度よりも低く設定するので、第2制御が早期に開始されることで、環境温度が比較的高い場合の温度制御にオーバシュートやハンチングが発生することを抑制することができる。
【0008】
第2の態様は、第1の態様において、前記制御部は、前記第2制御としてPID制御を行う。
【0009】
第2の態様によれば、第2制御としてPI制御などの他の制御を行う場合と比較して、シートの温度制御にオーバシュートやハンチングが発生することをより効果的に抑制することができる。
【0010】
第3の態様は、第1の態様又は第2の態様において、前記算出部は、前記第1制御の開始から第1の所定時間t1が経過した時点での前記検出温度T1と、前記第1制御の開始から前記第1の所定時間t1よりも大きい第2の所定時間t2が経過した時点での前記検出温度T2と、に基づいて、前記傾きaを算出する。
(【0011】以降は省略されています)
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