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公開番号
2025100913
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2025072682,2021188838
出願日
2025-04-24,2021-11-19
発明の名称
パワーシート制御装置及びパワーシート
出願人
日本発條株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60N
2/22 20060101AFI20250626BHJP(車両一般)
要約
【課題】運転用シートポジションへの復帰の際に、シートクッションのスライド速度を低下させることなく、運転者が受けるショック感を和らげる。
【解決手段】パワーシート制御装置30は、車体床部Fに対してシートクッション12を前後にスライドさせるスライド機構16と、シートクッション12に対してシートバック14を前後に回動させるリクライニング機構18とを有し、シートポジションを変更可能なパワーシート10を制御する。このパワーシート制御装置30は、予め登録された運転用シートポジションにパワーシート10を自動で復帰させるメモリ機能を備えており、シートクッション12のスライド及びシートバック14の回動を伴ってパワーシート10を運転用シートポジションに復帰させる際には、シートクッション12のスライドを停止させる直前に、シートクッション12のスライド方向とは反対側へシートバック14を回動させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
車体床部に対してシートクッションを前後にスライドさせるスライド機構と、前記シートクッションに対してシートバックを前後に回動させるリクライニング機構とを有し、シートポジションを変更可能なパワーシートを制御するパワーシート制御装置であって、
予め登録された運転用シートポジションに前記パワーシートを自動で復帰させるメモリ機能を備え、
前記シートクッションのスライド及び前記シートバックの回動を伴って前記パワーシートを前記運転用シートポジションに復帰させる際には、前記シートクッションのスライドを停止させる直前に、前記シートクッションのスライド方向とは反対側へ前記シートバックを回動させるパワーシート制御装置。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記パワーシートを前記運転用シートポジションに復帰させる際に、前記シートクッション及び前記シートバックが前記運転用シートポジションよりも後側に位置している場合、前記シートクッションを前方へスライドさせつつ前記シートバックを前記運転用シートポジションよりも前側へ一旦回動させる請求項1に記載のパワーシート制御装置。
【請求項3】
車体床部に対してシートクッションを前後にスライドさせるスライド機構と、
前記シートクッションに対してシートバックを前後に回動させるリクライニング機構と、
請求項1又は請求項2に記載のパワーシート制御装置と、
を有するパワーシート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パワーシート及びその制御装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載された車両の乗員姿勢制御装置では、制御部は、制御信号を出力してRY軸方向アクチュエータを駆動することにより、車両用シートの角度を調整する。制御部は、平常時は車両の前後方向の加速度により乗員が受ける力を打ち消す方向に力が働くように車両用シートを回転させる。また、制御部は、車速センサ、X軸加速度センサから入力される信号に基づき、車両に揺り戻しが発生することを予知する。制御部は、揺り戻しを予知した場合、車両用シートを、基準角度に戻す方向に回転させる前に反対側に素早く回転させる。その後、制御部は、ゆっくりと車両用シートを基準角度に戻す方向に回転させる。これにより、車両の揺り戻しがある場合に乗員の姿勢調整を適切に行うようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-173232号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
自動運転が可能な車両では、運転者は、例えばパワーシートのシートクッションを後方に大きくスライドさせ且つシートバックを後方に大きくリクライニングさせることにより、脚を伸ばしてリラックスした姿勢をとることができる。しかしながら、例えばレベル3の自動運転では、自動運転システムからの手動運転への切り替え要求に対して運転者が適切に対応することが必要となる。その場合、パワーシートを上記のリラックス用のシートポジションから運転用のシートポジションに迅速に復帰させることが求められる。その際、シートクッションを高速でスライドさせると、当該スライドの停止時に運転者がショック感を受けることとなる。このショック感を和らげるために、例えばスライドの停止直前でスライド速度を低下させると、運転用シートポジションへの迅速な復帰が妨げられる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、運転用シートポジションへの復帰の際に、シートクッションのスライド速度を低下させることなく、運転者が受けるショック感を和らげることができるパワーシート操作装置及びパワーシートを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様のパワーシート制御装置は、車体床部に対してシートクッションを前後にスライドさせるスライド機構と、前記シートクッションに対してシートバックを前後に回動させるリクライニング機構とを有し、シートポジションを変更可能なパワーシートを制御するパワーシート制御装置であって、予め登録された運転用シートポジションに前記パワーシートを自動で復帰させるメモリ機能を備え、前記シートクッションのスライド及び前記シートバックの回動を伴って前記パワーシートを前記運転用シートポジションに復帰させる際には、前記シートクッションのスライドを停止させる直前に、前記シートクッションのスライド方向とは反対側へ前記シートバックを回動させる。
【0007】
第1の態様によれば、車体床部に対してシートクッションを前後にスライドさせるスライド機構と、シートクッションに対してシートバックを前後に回動させるリクライニング機構とを有し、シートポジションを変更可能なパワーシートがパワーシート制御装置によって制御される。このパワーシート制御装置は、予め登録された運転用シートポジションにパワーシートを自動で復帰させるメモリ機能を備えており、シートクッションのスライド及びシートバックの回動を伴ってパワーシートを運転用シートポジションに復帰させる際には、シートクッションのスライドを停止させる直前に、シートクッションのスライド方向とは反対側へシートバックを回動させる。これにより、シートクッションのスライド速度を低下させることなく、運転者の上半身が受けるショック感を和らげることができる。
【0008】
第2の態様のパワーシート制御装置は、第1の態様において、前記パワーシートを前記運転用シートポジションに復帰させる際に、前記シートクッション及び前記シートバックが前記運転用シートポジションよりも後側に位置している場合、前記シートクッションを前方へスライドさせつつ前記シートバックを前記運転用シートポジションよりも前側へ一旦回動させる。
【0009】
第2の態様によれば、パワーシート制御装置は、パワーシートを運転用シートポジションに復帰させる際に、シートクッション及びシートバックが運転用シートポジションよりも後側に位置している場合、シートクッションを前方へスライドさせつつシートバックを運転用シートポジションよりも前側へ一旦回動させる。そして、シートクッションのスライドを停止させる直前に、シートクッションのスライド方向とは反対側すなわち後側へシートバックを回動させる。これにより、シートクッションの前方へのスライドが停止する際に、運転者の上半身が受けるショック感を和らげることができる。
【0010】
第3の態様のパワーシートは、車体床部に対してシートクッションを前後にスライドさせるスライド機構と、前記シートクッションに対してシートバックを前後に回動させるリクライニング機構と、第1の態様又は第2の態様に記載のパワーシート制御装置と、を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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