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公開番号2025089106
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2023204104
出願日2023-12-01
発明の名称車両用シートのアームレスト構造
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類A47C 7/54 20060101AFI20250605BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】極めて簡易な構成でアームレストをシートバックと共に起立させた姿勢に回動させられる車両用シートのアームレスト構造を得る。
【解決手段】シートバック16に設けられたガイド部20とアームレスト28に設けられた係合部30とを備えたアームレスト構造10であって、ガイド部20は、略楕円形状に形成された支持孔部22と、支持孔部22を略中心とした円弧状に形成されたガイド孔部24と、を有し、係合部30は、支持孔部22に挿入されて回動可能に支持される円柱状の支軸32と、ガイド孔部24に挿入されてガイド孔部24に沿って移動可能に形成されたピン34と、を有し、ガイド孔部24の端部24Aにガイド孔部24と連続した切欠部26を形成し、ピン34に切欠部26に係止可能に構成された突起部36を形成し、倒された状態のシートバック16を起立させた状態に回動させるときに、突起部36が切欠部26に係止されるように構成する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両用シートのシートバックに設けられたガイド部と、
アームレストに設けられ、前記ガイド部に係合する係合部と、
を備え、
前記ガイド部は、
略楕円形状に形成された支持孔部と、
前記支持孔部を略中心とした円弧状に形成されたガイド孔部と、
を有し、
前記係合部は、
前記支持孔部に挿入されて回動可能に支持される円柱状の支軸と、
前記ガイド孔部に挿入され、該ガイド孔部に沿って移動可能に形成されたピンと、
を有し、
前記ガイド孔部の一方側の端部に、該ガイド孔部と連続した切欠部が形成されるとともに、前記ピンに前記切欠部に係止可能に構成された突起部が形成され、
倒された状態の前記シートバックを起立させた状態に回動させるときに、前記突起部が前記切欠部に係止される構成とされている車両用シートのアームレスト構造。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記切欠部の延在方向は、前記支持孔部の長手方向に沿った方向とされている請求項1に記載の車両用シートのアームレスト構造。
【請求項3】
前記突起部は、前記ピンの軸方向から見て、略矩形状に形成されている請求項1又は請求項2に記載の車両用シートのアームレスト構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートのアームレスト構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
後席等の車両用シートのシートバックに格納可能に設けられたアームレストにおいて、前側へ倒された状態のシートバックを後側へ向かって起立させた状態に回動させるときに、そのアームレストをシートバックと共に起立させた姿勢に回動させることができるようにしたものは、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-035938号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載されているものでは、アームレストをシートバックと共に起立させた姿勢に回動させるための機構が複雑で部品点数も多く、製造コストも増加してしまう。
【0005】
そこで、本発明は、極めて簡易な構成でアームレストをシートバックと共に起立させた姿勢に回動させられる車両用シートのアームレスト構造を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明に係る第1の態様の車両用シートのアームレスト構造は、車両用シートのシートバックに設けられたガイド部と、アームレストに設けられ、前記ガイド部に係合する係合部と、を備え、前記ガイド部は、略楕円形状に形成された支持孔部と、前記支持孔部を略中心とした円弧状に形成されたガイド孔部と、を有し、前記係合部は、前記支持孔部に挿入されて回動可能に支持される円柱状の支軸と、前記ガイド孔部に挿入され、該ガイド孔部に沿って移動可能に形成されたピンと、を有し、前記ガイド孔部の一方側の端部に、該ガイド孔部と連続した切欠部が形成されるとともに、前記ピンに前記切欠部に係止可能に構成された突起部が形成され、倒された状態の前記シートバックを起立させた状態に回動させるときに、前記突起部が前記切欠部に係止される構成とされている。
【0007】
第1の態様の発明によれば、車両用シートのシートバックにガイド部が設けられ、アームレストに、そのガイド部に係合する係合部が設けられている。そして、ガイド部は、略楕円形状に形成された支持孔部と、支持孔部を略中心とした円弧状に形成されたガイド孔部と、を有しており、係合部は、支持孔部に挿入されて回動可能に支持される円柱状の支軸と、ガイド孔部に挿入されてガイド孔部に沿って移動可能に形成されたピンと、を有している。
【0008】
ここで、ガイド孔部の一方側の端部には、ガイド孔部と連続した切欠部が形成され、ピンには、その切欠部に係止可能に構成された突起部が形成されている。そして、倒された状態のシートバックを起立させた状態に回動させるときに、突起部が切欠部に係止される構成になっている。つまり、倒された状態のシートバックを起立させた状態に回動させるときに、アームレストの回動が阻止される構成になっている。このように、本発明によれば、極めて簡易な構成でありながら、アームレストをシートバックと共に起立させた姿勢に回動させることが可能となる。
【0009】
また、本発明に係る第2の態様の車両用シートのアームレスト構造は、第1の態様の車両用シートのアームレスト構造であって、前記切欠部の延在方向は、前記支持孔部の長手方向に沿った方向とされている。
【0010】
第2の態様の発明によれば、切欠部の延在方向が支持孔部の長手方向に沿った方向とされている。したがって、切欠部の延在方向が支持孔部の長手方向に沿った方向とされていない場合に比べて、重力の作用によって突起部が切欠部に係止され易い。
(【0011】以降は省略されています)

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