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公開番号
2025077832
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023190318
出願日
2023-11-07
発明の名称
車両用シート
出願人
日本発條株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60N
2/16 20060101AFI20250512BHJP(車両一般)
要約
【課題】リンクの構造が複雑になることを抑制する。
【解決手段】車両用シートの一部を構成する前リンク26は、第1リンク部材30及び第2リンク部材32を備えている。第1リンク部材30は、シートクッションの骨格を構成するサイドフレームにシート幅方向を軸方向として回転可能に連結される。また、第2リンク部材32は、第1リンク部材30に対してシート幅方向にオフセットして配置されていると共に第1リンク部材30に対して相対的に変位不能とされ、車両のフロア側においてシート幅方向を軸方向として回動可能に支持される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
着座乗員の臀部をシート下方側から支持するシートクッションと、
シート幅方向に間隔をあけて配置され、前記シートクッションの骨格の一部を構成する左右一対のサイドフレームと、
前記サイドフレームにシート幅方向を軸方向として回転可能に連結されていると共に、車両のフロア側においてシート幅方向を軸方向として回動可能に支持された複数のリンクと、
複数の前記リンクのうちの少なくとも1つの前記リンクの一部を構成し、前記サイドフレームにシート幅方向を軸方向として回転可能に連結された第1リンク部材と、
複数の前記リンクのうちの少なくとも1つの前記リンクの一部を構成し、前記第1リンク部材に対してシート幅方向にオフセットして配置されていると共に前記第1リンク部材に対して相対的に変位不能とされ、車両のフロア側においてシート幅方向を軸方向として回動可能に支持された第2リンク部材と、
を備えた車両用シート。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記第1リンク部材と前記第2リンク部材とは、シート幅方向を軸方向とする筒状に形成された筒状部材を介して接続されている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
シート幅方向一方側に配置されかつ前記第1リンク部材及び前記第2リンク部材を含んで構成された前記リンクとシート幅方向他方側に配置されかつ前記第1リンク部材及び前記第2リンク部材を含んで構成された前記リンクとが、シート幅方向に延びる連結部材を介して結合されている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項4】
シート幅方向一方側に配置されかつ前記第1リンク部材及び前記第2リンク部材を含んで構成された前記リンクとシート幅方向他方側に配置されかつ前記第1リンク部材及び前記第2リンク部材を含んで構成された前記リンクとが、シート幅方向を軸方向とする筒状に形成された筒状部材を介して結合されている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項5】
シート幅方向一方側に配置された前記リンクを構成する前記第1リンク部材と前記第2リンク部材とが、シート幅方向を軸方向とする筒状に形成された筒状部材を介して接続されており、
シート幅方向他方側に配置された前記リンクを構成する前記第1リンク部材と前記第2リンク部材とが、シート幅方向を軸方向とする筒状に形成された筒状部材を介して接続されており、
シート幅方向一方側に配置された前記リンクとシート幅方向他方側に配置された前記リンクとが、シート幅方向に延びると共に左右一対の前記筒状部材に挿入された連結部材を介して結合されている請求項1に記載の車両用シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、シートクッション全体を傾斜させつつ高さを変更することが可能な乗物用シートが開示されている。この文献に記載された乗物用シートは、着座者の臀部を支持するシートクッションと、シートクッションを支持する前側リンクと、前側リンクより後方に配置されシートクッションを支持する後側リンクと、を備えている。前側リンク及び後側リンクのうち少なくとも一方は、シートクッションに接続される第1リンク部材と、一方側の端部が第1リンク部材に接続されかつ他方側の端部が乗り物のフロア側に接続された第2リンク部材と、を有している。そして、第1リンク部材と第2リンク部材とが互いの接続部を中心として相対的に回動可能となっていることにより、シートクッション全体を傾斜させつつ高さを変更することが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-75051号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、リンクにおいてシートクッション側に接続される部分とフロア側に接続される部分とのシート幅方向へのオフセット距離が大きくなると、リンクの構造が複雑になることが考えられるが、上記特許文献1に記載された構成はこの点を考慮していない。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、リンクの構造が複雑になることを抑制することができる車両用シートを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様の車両用シートは、着座乗員の臀部をシート下方側から支持するシートクッションと、シート幅方向に間隔をあけて配置され、前記シートクッションの骨格の一部を構成する左右一対のサイドフレームと、前記サイドフレームにシート幅方向を軸方向として回転可能に連結されていると共に、車両のフロア側においてシート幅方向を軸方向として回動可能に支持された複数のリンクと、複数の前記リンクのうちの少なくとも1つの前記リンクの一部を構成し、前記サイドフレームにシート幅方向を軸方向として回転可能に連結された第1リンク部材と、複数の前記リンクのうちの少なくとも1つの前記リンクの一部を構成し、前記第1リンク部材に対してシート幅方向にオフセットして配置されていると共に前記第1リンク部材に対して相対的に変位不能とされ、車両のフロア側においてシート幅方向を軸方向として回動可能に支持された第2リンク部材と、を備えている。
【0007】
第1の態様の車両用シートでは、複数のリンクが、サイドフレームにシート幅方向を軸方向として回転可能に連結されていると共に、車両のフロア側においてシート幅方向を軸方向として回動可能に支持されている。そのため、複数のリンクが変位すると、左右一対のサイドフレームが上下方向に変位する。これにより、シートクッションの上下方向への高さが調節される。ここで、複数のリンクのうちの少なくとも1つのリンクは、第1リンク部材及び第2リンク部材を含んで構成されている。第1リンク部材は、サイドフレームにシート幅方向を軸方向として回転可能に連結されている。また、第2リンク部材は、第1リンク部材に対してシート幅方向にオフセットして配置されていると共に第1リンク部材に対して相対的に変位不能とされている。また、第2リンク部材は、車両のフロア側においてシート幅方向を軸方向として回動可能に支持されている。このように、複数のリンクのうちの少なくとも1つのリンクを第1リンク部材及び第2リンク部材に分ける構造では、リンクにおいてサイドフレームに連結される部分とフロア側に支持される部分との間の部位をシート上下方向に対して傾斜させることを不要にすることができる。或いは、リンクにおいてサイドフレームに連結される部分とフロア側に支持される部分との間の部位のシート上下方向に対する傾斜を緩やかにすることができる。その結果、リンクにおいてサイドフレームに連結される部分とフロア側に支持される部分とのシート幅方向へのオフセット距離が大きくなったとしても、リンクの構造が複雑になることを抑制することができる。
【0008】
第2の態様の車両用シートは、第1の態様の車両用シートにおいて、前記第1リンク部材と前記第2リンク部材とは、シート幅方向を軸方向とする筒状に形成された筒状部材を介して接続されている。
【0009】
第2の態様の車両用シートでは、第1リンク部材と第2リンク部材とが、シート幅方向を軸方向とする筒状に形成された筒状部材を介して接続されている。この構成では、筒状部材のシート幅方向への寸法を調節することにより、リンクにおいてサイドフレームに連結される部分とフロア側に支持される部分とのシート幅方向へのオフセット距離を調節することができる。また、第1リンク部材と第2リンク部材とを接続する部材を筒状部材とすることで、リンクの重量の増加を抑制しつつ当該リンクの剛性を確保することができる。
【0010】
第3の態様の車両用シートは、第1の態様の車両用シートにおいて、シート幅方向一方側に配置されかつ前記第1リンク部材及び前記第2リンク部材を含んで構成された前記リンクとシート幅方向他方側に配置されかつ前記第1リンク部材及び前記第2リンク部材を含んで構成された前記リンクとが、シート幅方向に延びる連結部材を介して結合されている。
(【0011】以降は省略されています)
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