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公開番号2025068532
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-28
出願番号2023178503
出願日2023-10-16
発明の名称シートスライド構造及び車両用シート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/12 20060101AFI20250421BHJP(車両一般)
要約【課題】簡単な構成で強度を維持した状態で高さ方向においてコンパクトに形成することが可能なシートスライド構造及び車両用シートを得る。
【解決手段】ロアレール20に沿って車両前後方向にスライドさせるアッパレール22をロアレール20に対して外側から覆うようにしている。そして、当該アッパレール22に対してリフターリンク18が直接取り付けられる。これにより、アッパレール22に対してリフターリンク18を取り付けるためのライザーは不要となり、その分、車両用シート16の薄型化が可能となる。また、アッパレール22に対してリフターリンク18が直接取り付けられることによって、アッパレール22に対して、溶接、切り起こし等の加工を施した場合と比較して、簡単な構成で強度面が維持される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両の床部に対して車両前後方向に沿って固定される左右一対のロアレールと、
前記左右一対のロアレールに対してそれぞれ外側から覆い、かつ当該左右一対のロアレールに沿って車両前後方向にスライド可能とされ、乗員が着座可能なシートクッションを昇降可能にするリフターリンクが側部に対してそれぞれ取り付けられた左右一対のアッパレールと、
を備えているシートスライド構造。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記ロアレールは、
前記床部に固定され、シート前後方向に沿って延在された下壁部と、
前記下壁部のシート幅方向の両端からそれぞれ立設し対向して配置された一対の内壁部と、
を含んで構成されると共に、
前記アッパレールは、
前記下壁部と対向して配置され、シート前後方向に沿って延在された上壁部と、
前記上壁部のシート幅方向の両端からそれぞれ垂下され、前記一対の内壁部とそれぞれ対向して配置された一対の外壁部と、
を含んで構成され、
前記一対の外壁部のうち、シート幅方向の内側に配置された外壁部に前記リフターリンクが取り付けられている請求項1に記載のシートスライド構造。
【請求項3】
前記内壁部はシート側面視で前記外壁部によって覆われている請求項2に記載のシートスライド構造。
【請求項4】
前記アッパレールには、当該アッパレールの幅方向の外側に突出し前記リフターリンクが取り付けられる取付部が形成されている請求項1に記載のシートスライド構造。
【請求項5】
前記取付部には、ウェルドボルトが設けられている請求項4に記載のシートスライド構造。
【請求項6】
少なくとも前記アッパレールはプレス加工が可能な形状に形成されている請求項1に記載のシートスライド構造。
【請求項7】
前記アッパレールは、幅方向に沿って切断した断面形状が長手方向に沿って略一定となるように形成されている請求項1に記載のシートスライド構造。
【請求項8】
前記アッパレールは、長手方向の一部において幅方向に沿って突出して形成されている請求項4に記載のシートスライド構造。
【請求項9】
請求項1~請求項8の何れか1項に記載のシートスライド構造が適用され、前記リフターリンクを介して、シートクッションの骨格とされるシートクッションフレームが昇降可能とされている車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートスライド構造及び車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、乗物用シート(車両用シート)では、高さ方向にコンパクト化することが求められている。例えば、下記特許文献1では、乗物の床に固定され車両前後方向に沿って延在され幅方向の中央に溝部を有するロアレールと、溝部に係合しロアレールに対し車両前後方向にスライド移動可能なアッパレールと、を備え、アッパレールに対して、シートクッションの骨格を構成するクッションフレームの高さを調整するためのリンクが取り付けられるという技術が開示されている。
【0003】
この先行技術では、アッパレールに対して、リンクを取り付ける着座部フレームが溶接により固定される。また、これ以外にも、アッパレールの上壁を切り起こして取付部が形成され、この取付部に対してピンやボルト、溶接等により着座部フレームが固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5651188号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上のように、上記先行技術では、アッパレールに対して、溶接、切り起こし等の加工が別途必要となるため、加工工程が増加し、コストアップに繋がってしまう。また、リンクの取付部が溶接された部品又は切り起こしされた部位となるため、強度上の問題が懸念される。
【0006】
本発明は、上記事実を考慮して、簡単な構成で強度を維持した状態で高さ方向においてコンパクトに形成することが可能なシートスライド構造及び車両用シートを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様に係るシートスライド構造は、車両の床部に対して車両前後方向に沿って固定される左右一対のロアレールと、前記左右一対のロアレールに対してそれぞれ外側から覆い、かつ当該左右一対のロアレールに沿って車両前後方向にスライド可能とされ、乗員が着座可能なシートクッションを昇降可能にするリフターリンクが側部に対してそれぞれ取り付けられた左右一対のアッパレールと、を備えている。
【0008】
第1の態様に係るシートスライド構造では、左右一対のロアレール及び左右一対のアッパレールを備えている。左右一対のロアレールは、車両の床部に対して車両前後方向に沿って固定される。一方、左右一対のアッパレールは、左右一対のロアレールに対してそれぞれ外側から覆い、かつ当該左右一対のロアレールに沿って車両前後方向にスライド可能とされている。さらに、左右一対のアッパレールの側部には、乗員が着座可能なシートクッションを昇降可能にするリフターリンクがそれぞれ取り付けられている。
【0009】
比較例として、例えば、アッパレールの上壁部には、リフターリンクを取り付けるための取付部材(いわゆるライザー)が立設されている。つまり、リフターリンクはアッパレールの上方側に取り付けられている。
【0010】
ところで、近年の車両では、電気自動車化が進められており、車両の床部の下方側にバッテリが搭載される。これに伴って、車両の高さ方向における床部の位置が上がることになる。このため、車両用シートでは、薄型化(車両の高さ方向における高さが低い)が必要とされる。
(【0011】以降は省略されています)

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