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公開番号2025085490
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023199402
出願日2023-11-24
発明の名称被膜付き金属部材の製造方法、及び被膜付き金属部材
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B05D 7/14 20060101AFI20250529BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】省スペースかつ低設備コストで、被膜付き金属部材が製造できる、被膜付き金属部材の製造方法を提供すること。
【解決手段】着磁可能な金属部材及び着磁可能な金属粉を含む塗料の少なくともいずれかを着磁する第1工程と、磁力により、前記金属部材の表面に前記金属粉を含む塗料を付着する第2工程と、前記金属部材の表面に付着した前記金属粉を含む塗料を硬化する第3工程と、を含む、被膜付き金属部材の製造方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
着磁可能な金属部材及び着磁可能な金属粉を含む塗料の少なくともいずれかを着磁する第1工程と、
磁力により、前記金属部材の表面に前記金属粉を含む塗料を付着する第2工程と、
前記金属部材の表面に付着した前記金属粉を含む塗料を硬化する第3工程と、
を含む、被膜付き金属部材の製造方法。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記第3工程後に、前記金属部材を脱磁する工程を更に含む、請求項1に記載の被膜付き金属部材の製造方法。
【請求項3】
前記第2工程は、前記金属部材を回転させる工程を更に含む、請求項1に記載の被膜付き金属部材の製造方法。
【請求項4】
前記金属粉は、四酸化三鉄粉である、請求項1に記載の被膜付き金属部材の製造方法。
【請求項5】
金属部材と、
前記金属部材の表面に設けられ、金属粉を5~30質量%を含む被膜と、
を有する被膜付き金属部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、被膜付き金属部材の製造方法、及び被膜付き金属部材に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、防錆目的又は意匠性の付与のための被膜付き金属部材の製造方法として、液体塗料を金属部材に噴霧するスプレー塗装、金属部材を液体塗料に浸漬するディップ塗装、並びに、粉体塗料の静電塗装及び流動浸漬法が採用されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、「被塗面を塗装する静電塗装方法であって、前記被塗面は、導電性を有する領域を含み、吐出元と前記被塗面との間での静電界の発生を抑制し且つフリーイオンの発生を抑制した状態で、帯電した塗料を前記塗料吐出元から吐出させて前記被塗面に塗布することを特徴とする静電塗装方法」が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-066817号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記従来の方法は、大型の噴霧装置又は浸漬槽等を必要とし、塗装のためのスペースの確保、及び設備コストの面で課題があった。
【0006】
そこで、本開示は、省スペースかつ低設備コストで、被膜付き金属部材が製造できる、被膜付き金属部材の製造方法を提供することを目的とする。
また、本開示は、金属粉を含み、垂れが抑制された被膜を有する被膜付き金属部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための手段には、以下の態様が含まれる。
<1>
着磁可能な金属部材及び着磁可能な金属粉を含む塗料の少なくともいずれかを着磁する第1工程と、
磁力により、前記金属部材の表面に前記金属粉を含む塗料を付着する第2工程と、
前記金属部材の表面に付着した前記金属粉を含む塗料を硬化する第3工程と、
を含む、被膜付き金属部材の製造方法。
<2>
前記第3工程後に、前記金属部材を脱磁する工程を更に含む、<1>に記載の被膜付き金属部材の製造方法。
<3>
前記第2工程は、前記金属部材を回転させる工程を更に含む、<1>に記載の被膜付き金属部材の製造方法。
<4>
前記金属粉は、四酸化三鉄粉である、<1>に記載の被膜付き金属部材の製造方法。
<5>
金属部材と、
前記金属部材の表面に設けられ、金属粉を5~30質量%を含む被膜と、
を有する被膜付き金属部材。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、省スペースかつ低設備コストで、被膜付き金属部材が製造できる、被膜付き金属部材の製造方法が提供される。
また、本開示よれば、金属粉を含み、垂れが抑制された被膜を有する被膜付き金属部材が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の被膜付き金属部材の製造方法の一例を示す概略工程図である。図1(a)は、本開示の被膜付き金属部材の製造方法の第1工程の一例を示す概略図である。図1(b)は、本開示の被膜付き金属部材の製造方法の第2工程の一例を示す概略図である。図1(c)は、本開示の被膜付き金属部材の製造方法の第3工程の一例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以降、本開示の一例ついて説明する。説明は本開示の実施形態を例示するものであり、本開示の範囲を制限するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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