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公開番号2025088718
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2024172511
出願日2024-10-01
発明の名称スプレー缶
出願人アトミクス株式会社,アトムサポート株式会社
代理人個人,個人
主分類B05B 1/04 20060101AFI20250604BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】1本で、太さが異なるライン状に液体を吹き付け可能なスプレー缶を提供する。
【解決手段】液状の内容物を収容する容器本体2と、容器本体2の上部に突出して取り付けられ、下方に移動させると前記内容物が先端から吐出するパイプ状のバルブと、該バルブに取り付けられたノズル4と、を備え、ノズル4が、ノズル中央部41と、ノズル中央部41の外周に接続し上下方向とは垂直の方向に延在する板状部42と、を有し、かつ、前記バルブとともに回転可能であり、ノズル中央部41には、前記内容物を上方に向けて噴射するスリット状の噴射口44と、前記バルブの先端が嵌入する穴部と、噴射口44と前記穴部の底とを連通する連通孔と、が形成され、板状部42には、噴射口44の長手方向の延長となる位置、及び/または、噴射口44の長手方向とは垂直方向で、噴射口44の中心を通る線上となる位置を中心に目印45N,45Wが付されたスプレー缶1。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも、液状の内容物を収容する容器本体と、該容器本体の上部に突出して取り付けられ、下方に移動させると前記内容物が先端から吐出するパイプ状のバルブと、該バルブに取り付けられたノズルと、を備えるスプレー缶であって、
前記ノズルが、前記バルブへの取り付け部を含むノズル中央部と、該ノズル中央部の外周に接続し上下方向とは垂直の方向に延在する板状部と、を有し、かつ、前記バルブとともに回転可能であり、
前記ノズル中央部には、前記バルブの先端から吐出された前記内容物を上方に向けて噴射するスリット状の噴射口と、前記バルブの先端が嵌入する穴部と、前記噴射口と前記穴部の底とを連通する連通孔と、が形成されており、
前記板状部には、前記噴射口の長手方向の延長となる第1の位置、及び/または、前記噴射口の長手方向とは垂直方向で、前記噴射口の中心を通る線上となる第2の位置を中心に、前記噴射口から噴射される前記内容物の噴射幅に関する目印が付されている、スプレー缶。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記板状部が円盤状である、請求項1に記載のスプレー缶。
【請求項3】
前記板状部が十字状に平板が組まれており、当該十字状の平板の少なくとも何れかに前記目印が付されている、請求項1に記載のスプレー缶。
【請求項4】
前記十字状の平板の自身の幅が前記目印である、請求項3に記載のスプレー缶。
【請求項5】
前記容器本体の上部には、前記バルブと同心円の円形の陥没部を有し、該陥没部の底の中心部から前記バルブが突出しており、
前記ノズルには、前記板状部の下方から前記バルブと同心円の円筒部が突出しており、
前記円筒部が前記陥没部に上下動可能に嵌合している、請求項1~4の何れかに記載のスプレー缶。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スプレー缶に関し、特に路面標示用塗料用途に適したスプレー缶に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、液体を噴射する手段として、スプレー缶が用いられている。スプレー缶は、噴射する液体と圧縮された不活性ガスを容器本体に充填した状態で販売され、使用者は入手後すぐに、ノズルを押し込むだけで対象物に向けて液体を噴射できる手軽さがあり、噴射手段の一つとして定着している。なかでも塗料を吹き付け可能な塗料用スプレー缶は、収容された塗料が外気に触れず、噴射するまで塗料が硬化しにくいことから多く市販されている。
【0003】
スプレー缶により液体を噴射すると、液体はおよそ円形状に広がりながら面で対象物に吹きかけられる。そのため、例えば細い線を描きたい場合に塗料用スプレー缶により塗料を噴射しようとした場合には、塗料が付着して欲しくない領域をマスキングしておく必要がある。特に、駐車場等の路面に簡便にラインを引きたい場合に、塗料用スプレー缶で簡便に塗料を吹き付けることができたら便利である。
【0004】
マスキング無しにラインを描くことを目的とした塗料用スプレー缶とするためには、噴射された塗料があまり広がらないようにしたノズルを用いればよい。しかし、ノズルの広がりの程度を固定してしまうと一定の太さのラインを描くことしかできず、使用者は所望とするラインの太さが描けるノズルを備えた塗料用スプレー缶を複数用意して、都度使い分けなければならない。
【0005】
ライン状に液体を噴射することが求められるスプレー缶の用途として、塗料用スプレー缶を例に挙げて以上説明したが、例えば、目地に沿って噴射することが求められるカビ除去剤や、虫の通り道に沿って噴射することが求められる虫忌避剤のように、ライン状に液体を噴射することは、塗料用スプレー缶以外の用途のスプレー缶においても求められ得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-59554号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、本発明は、1本で、太さが異なるライン状に内容物の液体を吹き付けることができるスプレー缶を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的は、以下の本発明[1]~[5]により達成される。
[1]
少なくとも、液状の内容物を収容する容器本体と、該容器本体の上部に突出して取り付けられ、下方に移動させると前記内容物が先端から吐出するパイプ状のバルブと、該バルブに取り付けられたノズルと、を備えるスプレー缶であって、
前記ノズルが、前記バルブへの取り付け部を含むノズル中央部と、該ノズル中央部の外周に接続し上下方向とは垂直の方向に延在する板状部と、を有し、かつ、前記バルブとともに回転可能であり、
前記ノズル中央部には、前記バルブの先端から吐出された前記内容物を上方に向けて噴射するスリット状の噴射口と、前記バルブの先端が嵌入する穴部と、前記噴射口と前記穴部の底とを連通する連通孔と、が形成されており、
前記板状部には、前記噴射口の長手方向の延長となる第1の位置、及び/または、前記噴射口の長手方向とは垂直方向で、前記噴射口の中心を通る線上となる第2の位置を中心に、前記噴射口から噴射される前記内容物の噴射幅に関する目印が付されている、スプレー缶。
[2]
前記板状部が円盤状である、[1]に記載のスプレー缶。
[3]
前記板状部が十字状に平板が組まれており、当該十字状の平板の少なくとも何れかに前記目印が付されている、[1]に記載のスプレー缶。
[4]
前記十字状の平板の自身の幅が前記目印である、[3]に記載のスプレー缶。
[5]
前記容器本体の上部には、前記バルブと同心円の円形の陥没部を有し、該陥没部の底の中心部から前記バルブが突出しており、
前記ノズルには、前記板状部の下方から前記バルブと同心円の円筒部が突出しており、
前記円筒部が前記陥没部に上下動可能に嵌合している、[1]~[4]の何れかに記載のスプレー缶。
【発明の効果】
【0009】
本発明のスプレー缶によれば1本で、太さが異なるライン状に内容物の液体を吹き付けることができるスプレー缶を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の例示的一態様である実施形態にかかるスプレー缶の斜視図である。
本発明の例示的一態様である実施形態にかかるスプレー缶の一部断面図である。
実施形態にかかるスプレー缶におけるノズルの平面図である。
実施形態にかかるスプレー缶におけるノズルの斜め上方からの斜視図である。
実施形態にかかるスプレー缶におけるノズルの断面図であり、図3におけるA-A断面に相当する。
スプレー缶の移動方向とノズルの向きとの関係を説明するための説明図であり、細いラインを描いている状態を示すものである。
スプレー缶の移動方向とノズルの向きとの関係を説明するための説明図であり、太いラインを描いている状態を示すものである。
板状部の形状が十字状となっているノズルの一例を示す平面図である。
板状部の形状が十字状となっているノズルの一例を示す、斜め上方からの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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