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公開番号2025098656
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214947
出願日2023-12-20
発明の名称香り生成装置及び香り生成装置の制御方法
出願人株式会社Design ZENBU
代理人個人
主分類B05B 7/26 20060101AFI20250625BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】装置構成を複雑化することなく所望の香りを応答性よく生成できる香り生成装置及び香り生成装置の制御方法を提供する。
【解決手段】香料射出装置1は、複数種類の香料がそれぞれ流通する複数の香料流路21~24と、複数の香料流路21~24のそれぞれに配置される複数の開閉弁としての電磁弁71~74と、複数の香料流路21~24を通じて供給される香料を圧縮流体によって生じる陰圧により外部に射出する射出部としての二流体ノズル60と、複数の電磁弁71~74のそれぞれを独立制御することにより、複数種類の香料をそれぞれに設定されたタイミングで二流体ノズル60から射出して空間に複数種類の香料を共存させる制御装置80と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数種類の香料がそれぞれ流通する複数の香料流路と、
複数の前記香料流路のそれぞれに配置される複数の開閉弁と、
複数の前記香料流路を通じて供給される前記香料を圧縮流体によって生じる陰圧により外部に射出する射出部と、
前記複数の開閉弁のそれぞれを独立制御することにより、複数種類の前記香料をそれぞれに設定されたタイミングで前記射出部から射出して空間に複数種類の前記香料を共存させる制御装置と、
を備える香り生成装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
複数の前記香料流路が接続されるとともに前記射出部が接続される流路集合部、
を更に備える、請求項1に記載の香り生成装置。
【請求項3】
前記流路集合部に接続され、洗浄液が流通する洗浄流路を更に備え、
洗浄時には、前記圧縮流体によって生じる陰圧により前記洗浄液が前記射出部に吸引されて射出される、
請求項2に記載の香り生成装置。
【請求項4】
前記制御装置は、
複数種類の前記香料のうち、第1香料に対応する前記開閉弁を開状態に制御して前記第1香料の外部への射出を設定時間継続し、
複数種類の前記香料のうち、前記第1香料に組み合わせる第2香料に対応する前記開閉弁を前記設定時間の中で開状態に制御する、
請求項1から3の何れかに記載の香り生成装置。
【請求項5】
前記制御装置は、
前記第1香料に組み合わせる第2香料に対応する前記開閉弁を閉状態から開状態に切り替えるタイミングが、前記第1香料に対応する前記開閉弁を閉状態から開状態に切り替えるタイミングよりも遅くなるように制御する、
請求項4に記載の香り生成装置。
【請求項6】
複数種類の香料がそれぞれ流通する複数の香料流路と、
複数の前記香料流路のそれぞれに配置される複数の開閉弁と、
複数の前記香料流路を通じて供給される前記香料を圧縮流体によって生じる陰圧により外部に射出する射出部と、
を備える香り生成装置の制御方法であって、
前記複数の開閉弁のそれぞれを独立制御することにより、複数種類の前記香料をそれぞれに設定されたタイミングで前記射出部から射出して空間に複数種類の前記香料を共存させる、
前記香り生成装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、香り生成装置及び香り生成装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、香料を空間に射出したり混合したりする技術が知られている。この種の香料の射出や混合に関する技術が記載されるものとして特許文献1~3がある。特許文献1は、コンプレッサからの圧縮空気ではなく窒素ガスにより香料を噴霧する香料射出装置に関するものである。特許文献2は、複数の要素臭瓶に格納された複数の香料に空気を吹き付け、複数の香料を揮発させて複数の匂いを発生させ、当該発生させた複数の匂いを特定の混合比で混合する調香方法に関するものである。特許文献3は、要素臭ガスを混合して匂いを調合する匂い調合装置に関するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第2919689号公報
特許第3714630号公報
特許第4452842号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術では、複数種類の香料を混合して所望の香りを生成する場合、ブレンダーや調合部等によって複数種類の香料を混合するステップを経た後、混合された香料を外部に射出している。そのため、装置構成において複数種類の香料を混合するためのスペースが必要となる。また、香料を混合するステップが必要となるため、所望の香りの生成速度の向上という点で改善の余地があった。例えば、動画等のコンテンツに応じて匂いを生成する必要がある場合は、コンテンツの経過時間に応じて異なる香りを随時生成していく必要があり、香りを生成する速度向上は解決が望まれる課題の1つである。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、装置構成を複雑化することなく所望の香りを生成できる香り生成装置及び香り生成装置の制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様は、複数種類の香料がそれぞれ流通する複数の香料流路と、複数の前記香料流路のそれぞれに配置される複数の開閉弁と、複数の前記香料流路を通じて供給される前記香料を圧縮流体によって生じる陰圧により外部に射出する射出部と、前記複数の開閉弁のそれぞれを独立制御することにより、複数種類の前記香料をそれぞれに設定されたタイミングで前記射出部から射出して空間に複数種類の前記香料を共存させる制御装置と、を備える香り生成装置である。
【0007】
また、本発明の一態様は、複数種類の香料がそれぞれ流通する複数の香料流路と、複数の前記香料流路のそれぞれに配置される複数の開閉弁と、複数の前記香料流路を通じて供給される前記香料を圧縮流体によって生じる陰圧により外部に射出する射出部と、を備える前記香り生成装置の制御方法であって、前記複数の開閉弁のそれぞれを独立制御することにより、複数種類の前記香料をそれぞれに設定されたタイミングで前記射出部から射出して空間に複数種類の前記香料を共存させる、香り生成装置の制御方法である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、装置構成を複雑化することなく所望の香りを応答性よく生成できる香り生成装置及び香り生成装置の制御方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態の香料射出装置の構成を示す模式図である。
図1に示す香料射出装置が備える制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
電磁弁の開閉タイミングの一例を示すタイミングチャートである。
第2実施形態の香料射出装置の構成を示す模式図である。
第3実施形態の香料射出装置の構成を示す模式図である。
電磁弁の開閉タイミングの一例を示すタイミングチャートであって図3とは異なる例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して詳しく説明する。なお、第2実施形態以降の説明において、第1実施形態と共通する構成については同一符号を付し、その説明を適宜省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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