TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025095248
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023211141
出願日
2023-12-14
発明の名称
塗布装置
出願人
東レエンジニアリング株式会社
代理人
弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類
B05C
5/00 20060101AFI20250619BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】ヘッドが有するポートにつながる配管における液の硬化を抑える。
【解決手段】塗布装置10は、液Lを溜める供給タンク11と、ワークWに対して液Lを吐出する吐出部21を有するヘッド12と、供給タンク11からヘッド12に液Lを供給するための配管を有する流路部13と、を有する。ヘッド12は、液Lを通過可能とする第一ポート31と、液Lを通過可能とする第二ポート32と、を有する。吐出部21から液Lを吐出してワークWに液Lを塗布する塗布動作のために、供給タンク11とヘッド12とが第一ポート31を通じてつながって液Lをヘッド12に供給する第一供給状態と、供給タンク11とヘッド12とが第二ポート32を通じてつながって液Lをヘッド12に供給する第二供給状態と、を択一的に切り替え可能である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液を溜める供給タンクと、
ワークに対して前記液を吐出する吐出部を有するヘッドと、
前記供給タンクから前記ヘッドに前記液を供給するための配管を有する流路部と、
を有し、
前記ヘッドは、
前記液を通過可能とする第一ポートと、
前記液を通過可能とする第二ポートと、
を有し、
前記吐出部から前記液を吐出して前記ワークに前記液を塗布する塗布動作のために、
前記供給タンクと前記ヘッドとが前記第一ポートを通じてつながって前記液を前記ヘッドに供給する第一供給状態と、
前記供給タンクと前記ヘッドとが前記第二ポートを通じてつながって前記液を前記ヘッドに供給する第二供給状態と、
を択一的に切り替え可能である、
塗布装置。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記ヘッドから前記第一ポート又は前記第二ポートを通じて排出される前記液を受ける廃液部を有する、請求項1に記載の塗布装置。
【請求項3】
前記流路部は、
前記第一ポートと前記供給タンクとをつなぐ第一配管と、
前記第二ポートとつながる第二配管と、
前記第一配管と前記第二配管とをつなぐバイパス配管と、
前記供給タンクの前記液を、前記第一ポート及び前記第二ポートのうちのいずれか一方を通じて前記ヘッドに流すために、開閉状態が切り替えられるバルブと、
を有する、
請求項1又は請求項2に記載の塗布装置。
【請求項4】
前記ヘッドから前記廃液部に前記液を流して、前記ヘッドの前記液に含まれるガスを排出する排出動作のために、
前記第一ポートと前記廃液部とが前記流路部の前記配管を通じてつながって前記ヘッドの前記液を前記廃液部に排出する第一排出状態と、
前記第二ポートと前記廃液部とが前記流路部の前記配管を通じてつながって前記ヘッドの前記液を前記廃液部に排出する第二排出状態と、
を択一的に切り替え可能である、
請求項2に記載の塗布装置。
【請求項5】
前記流路部は、
前記第一ポートと前記供給タンクとをつなぐ第一配管と、
前記第二ポートと前記廃液部とをつなぐ第二配管と、
前記第一配管と前記第二配管とをつなぐバイパス配管と、
前記ヘッドの前記液を、前記第一ポート及び前記第二ポートのうちのいずれか一方を通じて前記廃液部に流すために、開閉状態が切り替えられるバルブと、
を有する、
請求項4に記載の塗布装置。
【請求項6】
前記排出動作の途中で、前記第一排出状態と前記第二排出状態とのうちの一方から他方に切り替える、
請求項4又は請求項5に記載の塗布装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、塗布装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ガラス又はフィルム等のワークに液を吐出し、そのワーク上に様々な形状の膜(膜パターン)を形成するため、例えば特許文献1に開示の塗布装置が用いられる。塗布装置は、液を溜める供給タンクと、液を吐出するノズル(吐出部)を有するヘッドと、供給タンクからヘッドに液を供給するための配管を有する流路部とを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-30739号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記のような塗布装置において、例えばヘッド内の液にガス(エア)が混入する場合がある。ガスが液に多く含まれていると、ノズルから液を正しく吐出することができない場合がある。そこで、ワークに液を吐出する塗布動作の前に、ヘッド、及びそのヘッドにつながる配管に充填されている液を、廃液タンクに排出する排出動作が行われる。
【0005】
つまり、液中に存在するガスを、その液と共にヘッドから強制的に排出させ、その液を最終的に廃液タンクに送る。これにより、ヘッド、及びそのヘッドにつながる配管の液に混入するガスが除去される。
図6は、従来の塗布装置による排出動作の説明図である。ヘッド90は、ワークWに対する液の吐出を行うノズル95の他に、供給ポート91と、排出ポート99とを有する。
【0006】
塗布動作の前に、立ち上げ準備が行われる。立ち上げ準備では、供給ポート91に接続される供給配管92の第一バルブ93、及び、排出ポート99に接続される排出配管98の第二バルブ97を、共に開状態とする。図外の供給タンクから液が、供給ポート91を通じてヘッド90に供給され、ヘッド90を通過した液が、排出ポート99を通じて、図外の廃液タンクに排出される。これにより、ヘッド90内等の液のガスが排出される。
【0007】
その後、図7に示すように、第二バルブ97が閉状態とされ、塗布動作が開始される。図7は、従来の塗布装置による塗布動作の説明図である。塗布動作の間、排出ポート99から第二バルブ97までの流路(排出配管98の一部)に存在する液は、滞留した状態となる。液は、滞留した状態が長期継続すると劣化し硬化する。すると、次に排出動作を行う際、ヘッド90から排出ポート99を通じて、液が排出されなくなる可能性がある。特に液が、UVインクのように硬化しやすい特性を有する場合、前記のような不具合は発生しやすい。
【0008】
そこで、本開示は、ヘッドが有するポートにつながる配管における液の硬化を抑えることが可能となる塗布装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の塗布装置は、液を溜める供給タンクと、ワークに対して前記液を吐出する吐出部を有するヘッドと、前記供給タンクから前記ヘッドに前記液を供給するための配管を有する流路部と、を有し、前記ヘッドは、前記液を通過可能とする第一ポートと、前記液を通過可能とする第二ポートと、を有し、前記吐出部から前記液を吐出して前記ワークに前記液を塗布する塗布動作のために、前記供給タンクと前記ヘッドとが前記第一ポートを通じてつながって前記液を前記ヘッドに供給する第一供給状態と、前記供給タンクと前記ヘッドとが前記第二ポートを通じてつながって前記液を前記ヘッドに供給する第二供給状態と、を択一的に切り替え可能である。
【発明の効果】
【0010】
本発明の塗布装置によれば、ヘッドが有するポートにつながる配管における液の硬化を抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ベック株式会社
被膜形成方法
2か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
22日前
ベック株式会社
被膜形成方法
22日前
ベック株式会社
装飾被膜の形成方法
3か月前
中外炉工業株式会社
塗布装置
3か月前
プルガティオ株式会社
噴霧装置
6日前
プルガティオ株式会社
噴霧装置
6日前
プルガティオ株式会社
噴霧装置
6日前
東レエンジニアリング株式会社
塗布装置
2か月前
株式会社吉野工業所
ポンプ式吐出器
1日前
株式会社マキタ
グリース吐出装置
2か月前
株式会社吉野工業所
吐出器
5日前
株式会社大関
塗装用ローラとその製造方法
19日前
トヨタ自動車東日本株式会社
塗料調色方法
3か月前
個人
ホースやノズルの長尺部の挟持具
2か月前
ヤマホ工業株式会社
液体散布杆
1か月前
リンテック株式会社
機能性層の製造方法
1か月前
ライオン株式会社
吐出用器具
21日前
菊水化学工業株式会社
塗装方法
2か月前
ライオン株式会社
吐出用器具
21日前
日産自動車株式会社
インクジェットヘッド
今日
株式会社JVCケンウッド
噴霧装置、及び噴霧方法
2か月前
株式会社カーメイト
超音波型ミスト発生装置
1か月前
株式会社リコー
液体塗布装置及びキャッピング方法
3か月前
株式会社カネカ
積層体の製造方法、及び成形体の製造方法
2か月前
株式会社IEC
補助装置
1か月前
日産自動車株式会社
液滴吐出装置
1日前
株式会社ディスコ
被覆装置
2か月前
トヨタ自動車株式会社
集電箔の製造方法
2か月前
トヨタ自動車株式会社
集電箔の製造方法
2か月前
個人
噴射ノズル
1か月前
株式会社IEC
塗料供給装置
1か月前
株式会社リコー
液体吐出ヘッド及び液体を吐出する装置
1か月前
株式会社リコー
液体吐出部、印刷装置、印刷方法
27日前
ナブテスコ株式会社
塗布装置及び塗布方法
20日前
株式会社スリーボンド
掻き取り装置
12日前
続きを見る
他の特許を見る