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公開番号2025067695
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023177864
出願日2023-10-13
発明の名称車両用シート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/22 20060101AFI20250417BHJP(車両一般)
要約【課題】着座乗員側の部位を調整する。
【解決手段】車両用シート10は、着座乗員の臀部をシート下方側から支持するシートクッション12と、着座乗員の背部をシート後方側から支持するシートバック14と、シートバック14に設けられていると共に着座乗員と対向して配置される被調整部18と、スライド移動部74と、回転移動部76と、を備えている。スライド移動部74は、被調整部18に連結され、被調整部18を着座乗員側及び着座乗員とは反対側へスライドさせる。回転移動部76は、被調整部18に連結され、被調整部18をシート側面視で定められた軸まわりに回転させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
着座乗員の臀部をシート下方側から支持するシートクッションと、
着座乗員の背部をシート後方側から支持するシートバックと、
前記シートクッション及び前記シートバックの少なくとも一方に設けられ、着座乗員と対向して配置される被調整部と、
前記被調整部に連結され、前記被調整部を着座乗員側及び着座乗員とは反対側へスライドさせるスライド移動部と、
前記被調整部に連結され、前記被調整部をシート側面視で定められた軸まわりに回転させる回転移動部と、
を備えた車両用シート。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記スライド移動部は、
前記被調整部が設けられた前記シートクッション又は前記シートバック側に設けられ、長孔状に形成されたスライド孔を有するベース部材と、
前記被調整部側に設けられ、前記スライド孔に挿入される軸部と、
を含んで構成され、
前記軸部が前記スライド孔に沿って移動することで、前記被調整部が着座乗員側及び着座乗員とは反対側へスライドする請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記回転移動部は、前記被調整部が設けられた前記シートクッション又は前記シートバックと前記被調整部との間に設けられたリンクを含んで構成され、
前記リンクが変位することで、前記被調整部が前記軸部まわりに回転する請求項2に記載の車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、着座乗員の腰部を効果的に支持することを実現した乗物用シートが開示されている。この文献に記載された乗物用シートは、ランバーサポートプレートと、ランバーサポートプレートをシートバックフレームに連結する一対のリンクと、一対のリンクを駆動する駆動部とを備えている。一対のリンクは互いに交差して配置され且つ交差部分において回動可能に結合された第1ロッド及び第2ロッドをそれぞれ有している。第1ロッドの第1端部はブラケットに回転可能に固定され、第1ロッドの第2端部は移動可能にランバーサポートプレートと係合している。また、第2ロッドの第1端部はガイドスリットに沿って移動可能にブラケットと係合し、第2ロッドの第2端部はランバーサポートプレートに回転可能に固定されている。また、第2ロッドの第1端部をガイドするガイドスリットは直線部分と直線部分の端部から延びる曲線部分と、を有している。この構成では、ガイドスリットの全体が直線状に形成される場合に比べて、ランバーサポートプレートが着座乗員の腰部を押圧する力の変化が強調される。このように、下記特許文献1に記載された乗物用シートでは、当該乗物用シートにおいて着座乗員側の部位を調整することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-104716号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記事実を考慮し、着座乗員側の部位を調整することができる車両用シートを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様の車両用シートは、着座乗員の臀部をシート下方側から支持するシートクッションと、着座乗員の背部をシート後方側から支持するシートバックと、前記シートクッション及び前記シートバックの少なくとも一方に設けられ、着座乗員と対向して配置される被調整部と、前記被調整部に連結され、前記被調整部を着座乗員側及び着座乗員とは反対側へスライドさせるスライド移動部と、前記被調整部に連結され、前記被調整部をシート側面視で定められた軸まわりに回転させる回転移動部と、を備えている。
【0006】
第1の態様の車両用シートでは、シートクッション及びシートバックの少なくとも一方には、被調整部が設けられている。また、被調整部には、スライド移動部及び回転移動部が連結されている。そして、スライド移動部を有することにより、被調整部を着座乗員側及び着座乗員とは反対側へスライドさせることができる。また、回転移動部を有することにより、被調整部をシート側面視で定められた軸まわりに回転させることができる。このように、第1の態様の車両用シートでは、着座乗員側の部位である被調整部を調整することができる。
【0007】
第2の態様の車両用シートは、第1の態様の車両用シートにおいて、前記スライド移動部は、前記被調整部が設けられた前記シートクッション又は前記シートバック側に設けられ、長孔状に形成されたスライド孔を有するベース部材と、前記被調整部側に設けられ、前記スライド孔に挿入される軸部と、を含んで構成され、前記軸部が前記スライド孔に沿って移動することで、前記被調整部が着座乗員側及び着座乗員とは反対側へスライドする。
【0008】
第2の態様の車両用シートでは、被調整部側に設けられた軸部が、被調整部が設けられたシートクッション又はシートバック側に設けられたスライド孔に沿って移動する。これにより、被調整部を着座乗員側及び着座乗員とは反対側へスライドさせることができる。
【0009】
第3の態様の車両用シートは、第2の態様の車両用シートにおいて、前記回転移動部は、前記被調整部が設けられた前記シートクッション又は前記シートバックと前記被調整部との間に設けられたリンクを含んで構成され、前記リンクが変位することで、前記被調整部が前記軸部まわりに回転する。
【0010】
第3の態様の車両用シートでは、回転移動部のリンクが変位すると、被調整部が軸部まわりに回転する。このように、第3の態様の車両用シートでは、スライド移動部の一部を構成する軸部を回転移動部の作動に伴う回転軸として機能させることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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