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公開番号2025130558
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027802
出願日2024-02-27
発明の名称クッション長可変装置及び車両用シート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/02 20060101AFI20250901BHJP(車両一般)
要約【課題】着座者の体格差や好みに対する適応性を向上させる。
【解決手段】クッション長可変装置30は、シートクッションのフレームに対してシート前後方向に沿ってスライドされるスライド部32と、スライド部32の前端部に対して回転可能に連結されたフラップ42と、前後方向中間部がスライド部32に対して回転可能に連結され、前端部がフラップ42に対して回転可能で且つスライド可能に連結され、後端部に連結ピン72が設けられた連結ブラケット60と、前後方向中間部で幅寸法が拡大した長孔70が形成され、スライド部32のスライドに伴って連結ピン72が長孔70の前後方向両端部間で移動するガイドブラケット66と、スライド部32のスライド時に連結ピン72が長孔70の上縁部70Aに接触する第1状態と下縁部70Bに接触する第2状態とに切り替え可能な切替部80と、を備えている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両用シートのシートクッションのフレームに対してシート前後方向に沿ってスライドされるスライド部と、
前記スライド部の前端部からシート下方側へ延出され、前記スライド部の前端部に対してシート幅方向に沿った軸線回りに回転可能に連結され、前記シートクッションのパッドの前端部に設けられたパッドフラップをシート後方側から支持するフラップと、
前後方向中間部が前記スライド部に対してシート幅方向に沿った軸線回りに回転可能に連結され、前端部が前記フラップに対してシート幅方向に沿った軸線回りに回転可能で且つ前記フラップの延出方向に沿ってスライド可能に連結され、後端部に連結ピンが設けられた連結部材と、
前記フレームに固定され、前後方向中間部において前後方向両端部よりもシート上下方向の幅寸法が拡大した長孔が形成され、前記連結ピンが前記長孔に挿入され、前記スライド部のスライドに伴って前記連結ピンが前記長孔の前後方向両端部間で移動するガイド部材と、
前記スライド部のスライド時に前記連結ピンが前記長孔の上縁部に接触する第1状態と前記スライド時に前記連結ピンが前記長孔の下縁部に接触する第2状態とに切り替え可能な切替部と、
を備えたクッション長可変装置。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記切替部は、
前記連結ピンが前記長孔の上縁部に接触するように前記連結部材を付勢する第1付勢部材と、
前記連結ピンが前記長孔の下縁部に接触するように前記連結部材を付勢する第2付勢部材と、
前記連結部材が前記第1付勢部材によって付勢される前記第1状態と前記連結部材が前記第2付勢部材によって付勢される前記第2状態とを切り替えるための操作部と、
を有する請求項1に記載のクッション長可変装置。
【請求項3】
前記第1付勢部材及び前記第2付勢部材は、前記連結部材の回転中心と同軸に配置された第1捩りコイルばね及び第2捩りコイルばねである請求項2に記載のクッション長可変装置
【請求項4】
着座者の臀部及び大腿部を支持するシートクッションと、
前記着座者の背部を支持するシートバックと、
前記スライド部が前記シートクッションのフレームの前部に取り付けられ、前記フラップが前記シートクッションのパッドの前部に設けられた前記パッドフラップをシート後方側から支持する請求項1又は請求項2に記載のクッション長可変装置と、
を備えた車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関し、特にシートクッションの長さを変化させるためのクッション長可変装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に開示されたシート構造は、シートクッションの前部に設けられ、シート前方側へ回動されることで着座者の脹脛部を支持可能にされたカフサポート(フラップ)と、シートクッションの前後方向長さ(以下、「クッション長ストローク」と称する)及びフラップの回転角度(以下、「フラップ角度」と称する)を変更可能とする変更手段とを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-172430号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の先行技術では、クッション長ストロークとフラップ角度との関係を着座者が変更することができないため、着座者の体格差や好みに対する適応性を向上させる観点で改善の余地がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、着座者の体格差や好みに対する適応性を向上させることができるクッション長可変装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様のクッション長可変装置は、車両用シートのシートクッションのフレームに対してシート前後方向に沿ってスライドされるスライド部と、前記スライド部の前端部からシート下方側へ延出され、前記スライド部の前端部に対してシート幅方向に沿った軸線回りに回転可能に連結され、前記シートクッションのパッドの前端部に設けられたパッドフラップをシート後方側から支持するフラップと、前後方向中間部が前記スライド部に対してシート幅方向に沿った軸線回りに回転可能に連結され、前端部が前記フラップに対してシート幅方向に沿った軸線回りに回転可能で且つ前記フラップの延出方向に沿ってスライド可能に連結され、後端部に連結ピンが設けられた連結部材と、前記フレームに固定され、前後方向中間部において前後方向両端部よりもシート上下方向の幅寸法が拡大した長孔が形成され、前記連結ピンが前記長孔に挿入され、前記スライド部のスライドに伴って前記連結ピンが前記長孔の前後方向両端部間で移動するガイド部材と、前記スライド部のスライド時に前記連結ピンが前記長孔の上縁部に接触する第1状態と前記スライド時に前記連結ピンが前記長孔の下縁部に接触する第2状態とに切り替え可能な切替部と、を備えている。
【0007】
第1の態様のクッション長可変装置では、スライド部は、車両用シートのシートクッションのフレームに対してシート前後方向に沿ってスライドされる。スライド部の前端部からは、フラップがシート下方側へ延出されている。フラップは、スライド部の前端部に対してシート幅方向に沿った軸線回りに回転可能に連結されている。このフラップは、シートクッションのパッドの前端部に設けられたパッドフラップをシート後方側から支持する。スライド部には、連結部材の前後方向中間部が前記スライド部に対してシート幅方向に沿った軸線回りに回転可能に連結されている。連結部材の前端部は、フラップに対してシート幅方向に沿った軸線回りに回転可能で且つフラップの延出方向に沿ってスライド可能に連結されている。連結部材の後端部には、連結ピンが設けられている。
【0008】
上記フレームには、ガイド部材が固定されている。ガイド部材には、前後方向中間部において前後方向両端部よりもシート上下方向の幅寸法が拡大した長孔が形成されている。この長孔には、上記の連結ピンが挿入されている。上記スライド部がシートクッションのフレームに対してシート前後方向に沿ってスライドすると、連結部材の連結ピンがガイド部材の長孔の前後方向両端部間で移動し、フラップがスライド部に対してシート幅方向に沿った軸線回りに回転する。これにより、クッション長ストローク及びフラップ角度(すなわちパッドフラップの角度)が変化する。
【0009】
このクッション長可変装置では、スライド部のスライド時に連結ピンが長孔の上縁部に接触する第1状態と、上記スライド時に連結ピンが長孔の下縁部に接触する第2状態とを切替部によって切り替えることができる。第1状態と第2状態とでは、クッション長ストロークとフラップ角度との関係が変化する。これにより、着座者の体格差や好みに対する適応性を向上させることができる。
【0010】
第2の態様のクッション長可変装置は、第1の態様において、前記切替部は、前記連結ピンが前記長孔の上縁部に接触するように前記連結部材を付勢する第1付勢部材と、前記連結ピンが前記長孔の下縁部に接触するように前記連結部材を付勢する第2付勢部材と、前記連結部材が前記第1付勢部材によって付勢される前記第1状態と前記連結部材が前記第2付勢部材によって付勢される前記第2状態とを切り替えるための操作部と、を有している。
(【0011】以降は省略されています)

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