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公開番号
2025128777
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024025690
出願日
2024-02-22
発明の名称
電装部品の導線保護構造及び車両用シート
出願人
日本発條株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60N
2/90 20180101AFI20250827BHJP(車両一般)
要約
【課題】部品点数や作業工数を増加させずに導線部の断線防止が可能となる電装部品の導線保護構造を得る。
【解決手段】電装部品の導線保護構造は、クッションパッド22の一部からなる導線保護部46と、クッションパッド22に形成された切れ目部48とを備えている。導線保護部46は、クッションパッド22に形成された横引き溝26Fの底部の一部を構成しており、シートヒータ42の導線部42Hの下部とトリムカバー32の吊り込み部32Aとの間に介在する。切れ目部48は、導線部42Hの下部を横引き溝26F内からクッションパッド22の下面側へ挿通させて導線保護部46に巻き掛けるためにクッションパッド22に形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両用シートのクッション材を構成し、表面で開口した吊り込み溝を有し、当該吊り込み溝の底部近傍にインサートワイヤが埋設されたパッドと、
前記車両用シートの表皮を構成し、前記パッドに被せられ、前記吊り込み溝内に挿入された吊り込み部が前記インサートワイヤに係止されたトリムカバーと、
前記パッドと前記トリムカバーとの間に配設され、前記吊り込み溝内に挿入された導線部を有する電装部品と、
前記パッドの一部からなり、前記吊り込み溝の底部の一部を構成し、前記導線部の一部と前記吊り込み部との間に介在する導線保護部と、
前記導線部の一部を前記吊り込み溝内から前記パッドの裏面側へ挿通させて前記導線保護部に巻き掛けるために前記パッドに形成された切れ目部と、
を備えた電装部品の導線保護構造。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記パッドの裏面側には、前記吊り込み溝側へ向けて凹み、前記切れ目部を介して前記吊り込み溝に連通した凹部が形成されており、
前記導線部の一部は、前記凹部内に配置されている請求項1に記載の電装部品の導線保護構造。
【請求項3】
乗員が着座するシートクッションと、
前記乗員の背部を支持するシートバックと、
前記シートクッション及び前記シートバックの少なくとも一方に設けられた請求項1又は請求項2に記載の電装部品の導線保護構造と、
を備えた車両用シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関し、特に車両用シートに設けられる電装部品の導線保護構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に開示された乗物用シートでは、クッションパッドと、表皮と、表皮とクッションパッドとの間に配置された加熱ヒータと、加熱ヒータの利用時に通電状態となる導線と、を有している。表皮は、互いに縫合された第一表皮片及び第二表皮片と、第一表皮片及び前記第二表皮片を縫合することで形成された縫合ラインと、を備えている。導線は、第一表皮片に取り付けられたヒータ線と、第二表皮片に取り付けられたヒータ線と、を有している。ヒータ線同士は、縫合ラインを挟んで互いに反対側に位置する接続部において、電線を介して電気的に接続されている。クッションパッドの厚み方向において電線と表皮との間には、クッションパッドの一部が配置されている。これにより、乗物の乗員がシートに着座した際の着座荷重が上記の接続部に掛かるのを抑制するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-144515号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の先行技術では、乗員の着座荷重が上記の接続部に掛かるのを抑制することができるので、導線の耐久性が向上し、導線の断線防止が可能となる。しかしながら、上記の接続部においてヒータ線同士を接続する電線が必要であるため、部品点数や接続作業の作業工数が増加する。
【0005】
本発明は、部品点数や作業工数を増加させずに導線部の断線防止が可能となる電装部品の導線保護構造及び車両用シートを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様の電装部品の導線保護構造は、車両用シートのクッション材を構成し、表面で開口した吊り込み溝を有し、当該吊り込み溝の底部近傍にインサートワイヤが埋設されたパッドと、前記車両用シートの表皮を構成し、前記パッドに被せられ、前記吊り込み溝内に挿入された吊り込み部が前記インサートワイヤに係止されたトリムカバーと、前記パッドと前記トリムカバーとの間に配設され、前記吊り込み溝内に挿入された導線部を有する電装部品と、前記パッドの一部からなり、前記吊り込み溝の底部の一部を構成し、前記導線部の一部と前記吊り込み部との間に介在する導線保護部と、前記導線部の一部を前記吊り込み溝内から前記パッドの裏面側へ挿通させて前記導線保護部に巻き掛けるために前記パッドに形成された切れ目部と、を備えている。
【0007】
第1の態様の電装部品の導線保護構造では、車両用シートのクッション材を構成するパッドは、表面で開口した吊り込み溝を有しており、当該吊り込み溝の底部近傍にインサートワイヤが埋設されている。このパッドには、車両用シートの表皮を構成するトリムカバーが被せられている。トリムカバーは、吊り込み溝内に挿入された吊り込み部がインサートワイヤに係止されている。パッドとトリムカバーとの間に配設された電装部品は、吊り込み溝内に挿入された導線部を有している。吊り込み溝の底部の一部は、パッドの一部からなる導線保護部によって構成されている。
【0008】
この導線保護部は、導線部の一部とトリムカバーの吊り込み部との間に介在している。これにより、吊り込み部が直接導線部に干渉しないようにすることができるので、乗員の車両乗降時の入力によって導線部の耐久性が低下しないようにすることができ、導線部の断線防止が可能となる。しかも、パッドには、導線部の一部を吊り込み溝内からパッドの裏面側へ挿通させて導線保護部に巻き掛けるための切れ目部が形成されている。このため、吊り込み溝内に導線部を挿入する際に、上記切れ目部に導線部の一部を挿入することで、導線部の一部を導線保護部に巻き掛けることができる。よって、部品点数や作業工数が増加しないようにすることができる。
【0009】
第2の態様の電装部品の導線保護構造は、第1の態様において、前記パッドの裏面側には、前記吊り込み溝側へ向けて凹み、前記切れ目部を介して前記吊り込み溝に連通した凹部が形成されており、前記導線部の一部は、前記凹部内に配置されている。
【0010】
第2の態様の電装部品の導線保護構造では、パッドの裏面側に吊り込み溝側へ向けて凹み、吊り込み溝に連通した凹部が形成されており、当該凹部内に電装部品の導線部の一部が配置されている。このため、例えばパッドの裏面側に配置される車両用シートの構成部品(例えば、ばね)が導線部の一部に干渉しないようにすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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