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公開番号2025063871
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2024175195
出願日2024-10-04
発明の名称ばね構造体
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F16F 3/02 20060101AFI20250409BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】熱膨張や熱収縮によって被押圧体間の間隙の変化した場合であっても、適切な押圧力で被押圧体を押圧することができるばね構造体を提供すること。
【解決手段】本発明に係るばね構造体は、一部が弧状に湾曲してなり、対向する二つの被押圧体を互いが離間する方向に押圧可能なばね部材と、ばね部材の一端部が接触する接触位置の少なくとも一部において、ばね部材の延伸方向に向かって徐々に凹むように傾斜する斜面を含む支点設置面と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一部が弧状に湾曲してなり、対向する二つの被押圧体を互いが離間する方向に押圧可能なばね部材と、
前記ばね部材の一端部が接触する接触位置の少なくとも一部において、前記ばね部材の延伸方向の外側に向かって徐々に凹むように傾斜する斜面を含む支点設置面と、
を備えることを特徴とするばね構造体。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記ばね部材は、対向する前記二つの被押圧体の間に配置され、
前記支点設置面は、一方の被押圧体に一体的に形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のばね構造体。
【請求項3】
前記ばね部材および前記支点設置面は、対向する前記二つの被押圧体の間に配置され、
前記支点設置面は、一方の被押圧体とは別体に構成され、該一方の被押圧体に支持される、
ことを特徴とする請求項1に記載のばね構造体。
【請求項4】
前記斜面は、傾斜面である、
ことを特徴とする請求項1に記載のばね構造体。
【請求項5】
前記斜面は、曲面である、
ことを特徴とする請求項1に記載のばね構造体。
【請求項6】
前記ばね部材は、帯状の部材の長手方向を弧状に湾曲させた板ばねであり、
前記ばね部材の一端部は、前記板ばねの両端部であり、
前記支点設置面は、前記板ばねの両端部がそれぞれ接触する2つの斜面を含む
ことを特徴とする請求項1に記載のばね構造体。
【請求項7】
前記板ばねは、
前記支点設置面に向かい合う側が凹をなす主ばね部と、
前記主ばね部の一端から延び、前記主ばね部の湾曲態様とは逆の湾曲態様で湾曲する第1端部と、
前記主ばね部の他端から延び、前記主ばね部の湾曲態様とは逆の湾曲態様で湾曲する第2端部と、
を有することを特徴とする請求項6に記載のばね構造体。
【請求項8】
前記板ばねは、
前記支点設置面に対して凹をなす主ばね部と、
前記主ばね部の一端から延び、前記主ばね部の湾曲態様とは逆の湾曲態様で湾曲する第1湾曲部、および、前記第1湾曲部の前記主ばね部側とは反対側の端部から延び、前記第1湾曲部とは逆の態様で湾曲してなる第2湾曲部を有する第1端部と、
前記主ばね部の他端から延び、前記主ばね部の湾曲態様とは逆の湾曲態様で湾曲する第3湾曲部、および、前記第3湾曲部の前記主ばね部側とは反対側の端部から延び、前記第3湾曲部とは逆の態様で湾曲してなる第4湾曲部を有する第2端部と、
を有し、
支点設置面は、
底部と、
前記底部から前記板ばね側に延出し、延出端が傾斜してなる第1傾斜面と、
前記底部において前記第1傾斜面とは異なる位置から前記板ばね側に延出し、延出端が傾斜してなる第2傾斜面と、
前記第1傾斜面に対して前記第2傾斜面とは反対側において前記底部から延出し、延出端が傾斜してなる第3傾斜面と、
前記第2傾斜面に対して前記第1傾斜面とは反対側において前記底部から延出し、延出端が傾斜してなる第4傾斜面と、
を有することを特徴とする請求項6に記載のばね構造体。
【請求項9】
複数の前記ばね部材と、
枠体と、
前記ばね部材および前記枠体を接続する接続部と、
を有し、
各ばね部材にそれぞれ接触する複数の前記支点設置面を有する支点ユニット、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のばね構造体。
【請求項10】
前記ばね部材は、
前記支点設置面に向かい合う側が凹をなす主ばね部と、
前記主ばね部の一端から延び、前記主ばね部の湾曲態様とは逆の湾曲態様で湾曲する第1端部と、
前記主ばね部の他端から延び、前記主ばね部の湾曲態様とは逆の湾曲態様で湾曲する第2端部と、
を有し、
前記主ばね部が前記接続部に接続され、
前記ばね部材の一端部は、前記第1端部と前記第2端部であり、
各支点設置面は、各ばね部材の前記第1端部および前記第2端部がそれぞれ接触する各接触位置の少なくとも一部において、2つの斜面を含む、
ことを特徴とする請求項9に記載のばね構造体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、対向する二つの被押圧体を互いが離間する方向に押圧可能なばね部材を含むばね構造体に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
第1の被押圧体と第2の被押圧体との間に設置され、その一方もしくは双方を加圧するばね構造体が知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載のばね構造体は、リブ付きの当接プレートと、板ばねとを重ね合わせてなり、板ばねが一方の被押圧体に圧接して荷重を加える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-11936号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ばね構造体は、熱膨張や熱収縮による被押圧体間の間隙の変化によって板ばねがストロークし、荷重が変化することで押圧力が変化して、押圧過大または押圧不足が発生し、被押圧体を適切な押圧力で押圧できなかったり、押圧が不安定となったりする。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、熱膨張や熱収縮によって被押圧体間の間隙の変化した場合であっても、適切な押圧力で被押圧体を押圧することができるばね構造体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるばね構造体は、一部が弧状に湾曲してなり、対向する二つの被押圧体を互いが離間する方向に押圧可能なばね部材と、前記ばね部材の一端部が接触する接触位置の少なくとも一部において、前記ばね部材の延伸方向に向かって徐々に凹むように傾斜する斜面を含む支点設置面と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係るばね構造体は、上記発明において、前記ばね部材は、対向する前記二つの被押圧体の間に配置され、前記支点設置面は、一方の被押圧体に一体的に形成されている、ことを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係るばね構造体は、上記発明において、前記ばね部材および前記支点設置面は、対向する前記二つの被押圧体の間に配置され、前記支点設置面は、一方の被押圧体とは別体に構成され、該一方の被押圧体に支持される、ことを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係るばね構造体は、上記発明において、前記斜面は、傾斜面である、ことを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係るばね構造体は、上記発明において、前記斜面は、曲面である、ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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